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「現在に至る」の正しい使い方とは?|職務経歴書での記載方法と注意点を解説

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「現在に至る」は職務経歴書で使ってもいいの?

職務経歴書を作成していると、「現在も在籍中の会社」をどのように書けばよいか悩む方は多いのではないでしょうか。特に、

「在職中だけど、いつまでって書けばいい?」
「“現在に至る”って書いて問題ないの?」
「職歴が複雑で“現在に至る”を使うタイミングがわからない…」

といった疑問を持つ方にとって、「現在に至る」という表現は、便利でよく使われる一方、正しく使わないと誤解を与えることもあります。

この記事では、職務経歴書における「現在に至る」の正しい使い方と、具体的な記載例、使用上の注意点、読み手に伝わりやすい工夫を紹介します。


「現在に至る」とはどういう意味?

「現在に至る」とは、「今もその状態が続いている」という意味の日本語です。

職務経歴書においては、現在もその職場に在籍していることを示す表現として使います。

たとえば:

  • 「2020年4月 ~ 現在に至る」
  • 「2018年10月入社、現在に至る」

このように記載することで、「この職歴は現在も継続している」と採用担当者に伝えることができます。


職務経歴書における「現在に至る」の使い方と書き方

職務経歴書では、時系列に沿って職歴を記載していきます。その中で、現職については「現在に至る」もしくは「在籍中」などを使って明確に区別することが大切です。

基本的な記載フォーマット

■ 株式会社〇〇(2020年4月 ~ 現在に至る)
【雇用形態】正社員
【職種】営業職
【業務内容】
・法人顧客への新規提案営業
・月平均10社を担当し、年間契約額2,000万円を達成

または:

■ 株式会社〇〇(2020年4月入社/現在に至る)

どちらの表記でも問題ありませんが、他の職歴との統一感を持たせることが大切です。


「現在に至る」を使う際の注意点

✅ 日付の表記とフォーマットを統一する

職務経歴書では、すべての職歴において日付の記載形式を統一しましょう。

たとえば、「2020年4月 ~ 2023年3月」と書いている場合、現職は「2023年4月 ~ 現在に至る」または「2023年4月 ~ 現在」とするのが望ましいです。


✅ 「現在に至る」は“職務内容の継続”を意味する

「現在に至る」と書いたからには、その職務が現在も継続していることが前提です。退職予定がある場合や、内定を得て退職日が確定している場合は、「〇〇年〇月 退職予定」などと記載する方が正確です。


✅ 在職中であることは、冒頭にも記載しておくと親切

職務要約や履歴書の備考欄に「現在、株式会社〇〇に在職中」と明記しておくと、書類全体の流れがよりスムーズになります。


例文|「現在に至る」を使った職務経歴書の記載例


■ 株式会社ライフメディア(2020年10月 ~ 現在に至る)
【職種】Webマーケター
【雇用形態】正社員
【業務内容】
・自社メディアのSEO対策、コンテンツ企画
・Google Analyticsを用いたアクセス解析と改善提案
・メルマガ配信、SNS運用などのクロスメディア施策を展開
【実績】
・オウンドメディア月間PVを2年で15万→40万に成長
・SEO改善施策により、検索上位10位以内のキーワード数が2.5倍に増加


■ 株式会社イーシステム(2018年4月入社/現在に至る)
【職種】社内SE
・社内ITインフラの整備・運用(PCキッティング、NW管理)
・業務システムの導入およびベンダー調整
・ヘルプデスク業務(社員数:150名規模)


「現在に至る」の代わりに使える表現は?

「現在に至る」の他にも、次のような表現が同じ意味で使えます。

  • 「~ 現在」
  • 「~ 在職中」
  • 「~ 現在も在籍」
  • 「~ 現職」

例:

■ 株式会社○○(2019年4月 ~ 現在)  

どれを使っても問題ありませんが、「現在に至る」はやや丁寧でフォーマルな印象を与えるため、職務経歴書には適した表現といえます。


まとめ|「現在に至る」を使って、在職中であることを明確に伝えよう

✅ 「現在に至る」は、現職の在籍を伝える際の丁寧な表現として職務経歴書でよく使われる
✅ 日付の表記やフォーマットは全体で統一することが重要
✅ 「現在に至る」と書く際は、業務内容・成果もきちんと補足してアピール
✅ 退職予定がある場合は、明確に「退職予定」と記載し、誤解を防ぐ

職務経歴書は、読み手に「今のあなたの立ち位置」を正しく伝えるための大切な書類です。「現在に至る」という表現を上手に使って、一貫性と信頼感のある職歴を整理しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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