お役立ち情報

デザイナー職の職務経歴書の書き方とは?|アピール力が高まる構成・具体例・ポートフォリオとの連携術

keireki0530

デザイナーの転職において、職務経歴書は「作品以上の強み」を伝えるツール

グラフィックデザイナー、UI/UXデザイナー、Webデザイナーなど、クリエイティブ職種における転職活動では、「ポートフォリオ」が重視される傾向にあります。

しかし実は、職務経歴書の内容次第で書類選考の通過率や、面接時の印象が大きく変わるというのも事実です。

✅ 実績はポートフォリオに載せているから職務経歴書は手抜きでもいい?
✅ デザイナーの職務経歴書って何を書けば評価されるの?
✅ スキルやツールの使い方の伝え方がわからない…

こうした疑問を持つ方に向けて、この記事ではデザイナー職向けの職務経歴書の書き方や構成、具体的な記載例、ポートフォリオとの連携方法まで、実務に直結した形で詳しく解説していきます。


デザイナーの職務経歴書で重視される3つのポイント

✅ 1. デザインの成果や目的を「言語化」できるか

ポートフォリオが「見せる資料」であるのに対し、**職務経歴書は“説明する資料”**です。「誰に」「どんな目的で」「どんな成果を出したか」を明確に言語化できると評価されます。


✅ 2. 使用ツール・スキルのレベル感を具体的に示す

IllustratorやPhotoshop、Figma、XDなど、ツールの名前だけではなく、どのような場面で活用しているか、実務経験年数やレベルなども記載しましょう。


✅ 3. チームでの役割・制作フローの中での位置づけ

1人で完結する仕事なのか、ディレクターやエンジニアと連携していたのかなど、プロジェクトにおける立ち位置を示すことで再現性が伝わります。


デザイナー向け|職務経歴書の構成

以下の構成が一般的です:

  1. 職務要約(3〜5行)
  2. 職務経歴(プロジェクト単位で記述してもOK)
  3. 使用ツール・スキル
  4. 自己PR(+ポートフォリオの補足説明)

記載例:Webデザイナーの職務経歴書


■ 職務要約
Web制作会社にてWebデザイナーとして5年勤務。コーポレートサイトやECサイトなど約60件のデザイン制作を担当。FigmaとXDを用いたUI設計、HTML/CSSの簡易コーディングも対応。企画段階から参画し、ユーザー体験とビジネス成果を両立させる提案を得意とする。


■ 職務経歴

株式会社クリエイティブリンク(2018年4月〜現在)
【職種】Webデザイナー
【業務内容】

  • クライアントの要件ヒアリング、サイト構成の企画・提案
  • Photoshop / Figma / XDを用いたデザイン制作
  • WordPress導入サイトの簡易テーマ編集
  • 外注ディレクション・進行管理・品質チェック

【主な制作実績】

  • 大手教育系企業のコーポレートサイトリニューアル(UI設計~納品)
  • ECサイトLPデザイン:CV率15%→22%に改善
  • 自治体向けイベントページ:公開後1か月でアクセス3倍に

■ 使用ツール・スキル

カテゴリ使用ツール・スキル
デザインPhotoshop / Illustrator / Figma / Adobe XD
コーディングHTML / CSS / WordPress(簡易修正レベル)
その他GitHub(チーム共有)、Slack、Trello、Google Analytics(簡易分析)

■ 自己PR

ユーザー目線のデザイン提案を重視し、見た目だけでなく「成果につながるデザイン」を追求しています。分析結果をもとにA/Bテストを実施し、LPの改善施策にも取り組みました。また、プロジェクトリーダーとして進行管理やメンバー育成にも携わり、チーム全体の生産性向上に貢献しました。

※ポートフォリオは以下URLにてご確認いただけます:
https://portfolio.example.com(パスワードあり)


デザイナー職で職務経歴書に書くべき“プラスα”の情報

項目内容例
ポートフォリオURLオンラインポートフォリオやGitHubリンクを記載
担当工程ヒアリング、UI設計、ワイヤーフレーム、グラフィック制作、納品まで明示
チーム構成「デザイナー2名・ディレクター1名・エンジニア2名」など具体的に
案件ジャンルEC、医療、教育、行政、BtoBなど、幅広さや専門性をアピール

ポートフォリオとの連携も職務経歴書で伝える

  • ポートフォリオの「どの作品でどの役割を担ったか」まで職務経歴書で説明
  • ファイル名・リンクURLは、職務経歴書と揃えることで採用担当者に親切
  • 見た目の印象を強調 → 職務経歴書では「成果と背景」を補う

デザイナー職の職務経歴書でよくあるNG例

NGポイント理由
実績が「作品だけ」に偏っている経営課題やユーザー課題の理解力も評価対象だから
使用ツールの羅列だけ実務レベルがわからないため、活用場面を説明すべき
自己PRが「デザインが好き」だけで終わる好きな気持ちより、ビジネス貢献や工夫を語る方が効果的

まとめ|デザイナーの職務経歴書は「成果+思考」を伝える資料

✅ デザイナーの職務経歴書は、ポートフォリオと補完し合う情報設計が鍵
✅ 「誰のために・何の目的で・どう工夫したか」を具体的に記載しよう
✅ 使用ツールだけでなく「どう使って成果につなげたか」が重要
✅ 職務経歴書とポートフォリオの連携で、面接官に“納得”と“印象”を残す

ビジュアルで魅せるだけでなく、言葉で説明できるデザイナーは、信頼される存在です。
しっかりとした職務経歴書を通じて、「見る人の心を動かすデザイナー」であることを証明しましょう。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました