【要注意】職務経歴書が「4ページ」になったときの正しい判断と印象アップの書き方ガイド
「職務経歴書を書いていたら4ページになってしまった…これって多すぎる?」「削るべき?それとも内容を保ったままでOK?」
職務経歴書の推奨ページ数は一般的に**「1~2ページ、多くても3ページまで」**と言われています。
しかし、キャリアが長く、職歴が複数社にまたがる場合や、専門的な職種(エンジニア・研究職・マネージャーなど)では、情報量が多くなり4ページに達してしまうこともあります。
結論から言えば、職務経歴書が4ページでも「内容が整理され、読みやすければ」問題ありません。
ただし、冗長になっていたり、読む側の負担になる構成になっている場合は、見直し・調整が必要です。
この記事では、「職務経歴書が4ページになった場合の評価」「減らすべきかの判断基準」「読みやすくするコツ」「採用担当者に好印象を与えるポイント」などを詳しく解説します。
✅ 職務経歴書が4ページになるのはどんなとき?
以下のようなケースでは、4ページに及ぶことも自然です。
4ページになりやすい理由 | 備考 |
---|---|
転職歴が多い(4社以上) | 各社の経験を丁寧に記載するとページ数が増える |
業務内容が多岐にわたる/プロジェクトが複雑 | IT・建設・企画などでプロジェクト単位での記述が必要 |
管理職経験・マネジメント経験が豊富 | 人材育成、予算管理、戦略設計なども盛り込む必要がある |
スキルや資格、保有技術の量が多い | 特に技術職・研究職で技術詳細を求められる場合 |
📝 採用担当者は「ページ数」よりも「読みやすさ」と「必要性」を見ている
✔ 良い印象を与える4ページの職務経歴書の条件:
- 見出しや区切りがあり、視認性が高い
- 各ページに**ページ番号(例:1/4, 2/4)**がある
- 内容に重複がない
- 応募職種に関連する経験を中心に構成されている
- 情報が簡潔にまとまっている
ページ数が多くても、これらの条件を満たしていれば、「経験が豊富」「論理的」「整理されている」とポジティブに受け取られることが多いです。
✂️ 4ページから減らしたい場合の整理術
「長くなりすぎたかも」と感じたら、次の方法で内容をスリム化できます。
① 応募職種に関係の薄い職歴・業務は要約
例:
×「2012年〜2015年 ○○業界でのルーチン業務を詳細に記述」
○「○○業界にて基礎的な顧客対応や在庫管理を経験。業務改善に一部関与。」
② 同じような表現や実績は集約する
似たような成果・スキルは1つのエピソードにまとめることで、行数を節約できます。
③ 数字や成果を先に示して簡潔に
実績は「要点→数字→背景」の順でまとめると短くなり、印象も良くなります。
例:
「前年比120%の売上達成(2023年度)。施策としては顧客ごとの提案内容をカスタマイズし…」
④ 表現を簡素化・冗長な言い回しを見直す
「~において活躍し、高い成果を上げることに成功しました」
→「~で成果を上げました」に短縮可
📄 4ページ構成にする場合の工夫(構成例)
ページ | 内容 |
---|---|
1ページ目 | 職務要約+1社目の職務経歴(詳細) |
2ページ目 | 2社目・3社目の職務経歴+成果 |
3ページ目 | 4社目・5社目(要約可)+使用スキル・ツール |
4ページ目 | 資格、自己PR、志望動機、補足情報 |
🧷 提出時の注意点(マナー)
- A4サイズ・片面印刷
- 左上をクリップで留める(ホチキスNG)
- PDF化する場合は1つのファイルにまとめる(「職務経歴書_氏名.pdf」)
- 各ページにページ番号を記載する(例:Page 1 of 4)
✅ まとめ|職務経歴書が4ページでも大丈夫!ただし「見やすさ」と「構成力」がカギ
- 職務経歴書は原則2〜3ページが目安。4ページになる場合は構成の工夫が必要
- 「経験が豊富であること」を活かしつつ、冗長にならないよう要点を整理して簡潔に
- ページ数よりも、内容の質・見やすさ・論理性が評価される
- 不安な場合は第三者(転職エージェント・キャリアアドバイザーなど)に見てもらうのも有効
あなたのキャリアの厚みを正しく伝えるために、4ページを“読みやすい4ページ”に整えることが転職成功の第一歩です。自信を持って、必要な情報をしっかり伝えていきましょう。