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防火管理者の履歴書への正しい書き方と転職で有利になるアピール術

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店舗運営や施設管理、総務職などの転職において、「防火管理者」の資格は実務能力を証明する有効なアピール材料となります。しかし、いざ履歴書の資格欄に記入しようとすると、「甲種や乙種はどう書き分けるのか」「合格と書くのか修了と書くのか」など、細かいルールに迷うことは少なくありません。

防火管理者は国家資格に準ずる重要な資格ですが、講習を受講して取得する性質上、書き方には特有のマナーがあります。ここでは、防火管理者の履歴書への正しい書き方(正式名称)や、甲種・乙種の違い、そして書類選考で評価されるためのポイントについて詳しく解説します。

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防火管理者は「講習修了」と記載するのが正しいマナー

履歴書の免許・資格欄に記入する際、最も注意すべき点は「資格の名称」と「語尾」です。単に「防火管理者 取得」と書くのは、間違いではありませんが正確性に欠けます。

防火管理者の資格は、日本防火・防災協会などが実施する講習を受講し、効果測定(修了試験)を経て取得するものです。そのため、履歴書には**「講習の名称」を正式に記載し、語尾は「修了」**とするのが最も適切で丁寧な書き方です。

甲種と乙種で異なる正式名称の書き方

取得した講習の種類(甲種か乙種か)を確認し、以下のように記載してください。

  • 甲種を取得した場合令和〇年〇月 甲種防火管理新規講習 修了
  • 乙種を取得した場合令和〇年〇月 乙種防火管理講習 修了

もし、甲種と乙種の両方を兼ねた講習を受けた場合や、どちらか忘れてしまった場合は、手元の「修了証」を確認してください。多くの現場で求められるのは、延べ面積や収容人数に関わらず対応できる「甲種」ですので、甲種をお持ちの場合は必ず「甲種」と明記することが重要です。

防災管理者との併記について

防火管理者とセットで取得することが多い「防災管理者」の資格も持っている場合は、併記することでアピール力が高まります。

令和〇年〇月 甲種防火管理新規講習および防災管理新規講習 修了

取得年月日は修了証の「修了日」を確認する

資格欄に記載する日付は、講習を受けた日(修了証に記載されている交付日・修了日)を記入します。

記憶だけで書いてしまうと、履歴書全体の年号と整合性が取れなくなるリスクがあります。必ず修了証を確認し、西暦か和暦(令和など)かを履歴書の他の項目と統一して記載してください。

もし修了証を紛失してしまった場合は、講習を実施した機関(日本防火・防災協会や各消防本部など)に問い合わせて再交付の手続きを行う必要があります。日付が不明確なまま記載するのは避けましょう。

管理職や店長候補としてのアピールにつながる理由

防火管理者の資格は、特定の職種において「即戦力」や「責任感」の証明となります。

  • 飲食・小売・サービス業の店長候補一定規模以上の店舗では防火管理者の選任が義務付けられているため、資格を持っているだけで「店長としての要件を満たしている」と判断され、採用コスト(講習を受けさせる手間と費用)の削減につながるため歓迎されます。
  • 総務・施設管理・ビルメンテナンスオフィスの安全管理や防災計画の作成は総務の重要な業務です。この資格を持っていることは、コンプライアンス意識の高さやバックオフィス業務への適性を示す材料になります。
  • 介護・福祉施設入居者様の安全を守る立場として、防火管理者の有資格者は重宝されます。

「選任されていた経験」は職務経歴書で強調する

資格を持っているだけでなく、実際に職場で「防火管理者として選任され、消防計画の作成や避難訓練の実施を行っていた」という経験がある場合は、それを職務経歴書で強くアピールすべきです。

単なる資格保持者と、実務経験者では評価が大きく異なります。

「防火管理者として選任され、年2回の消防訓練を主導し、消防署との折衝も担当しました」といった具体的なエピソードを自己PR欄などに記載することで、リーダーシップや事務処理能力、責任感の高さを証明できます。

再講習の受講状況についても確認しておく

甲種防火管理者の資格を持ち、特定の用途(収容人員300人以上の特定防火対象物など)で防火管理者として選任されている場合、5年ごとの「再講習」が義務付けられています。

もし直近で再講習を受けている場合は、履歴書にその旨を記載しても良いでしょう。

記載例:

令和〇年〇月 甲種防火管理再講習 修了

現在選任されておらず、再講習の期限が過ぎている場合でも、資格自体が失効するわけではありません(新たな現場で選任された際に、速やかに再講習を受ければ問題ありません)。そのため、履歴書には最初の「新規講習 修了」の事実を堂々と記載して問題ありません。

防火管理者は、組織の安全を守る重要な役割を担う資格です。正確な名称で記載し、その資格を活かしてどのように組織に貢献できるかを伝えることで、書類選考の通過率を高めてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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