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職務経歴書における「在籍期間」の正しい書き方|表記ルールと評価される記載のコツ

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「在籍期間」は職務経歴書でなぜ重要?

職務経歴書において、勤務していた企業名や仕事内容だけでなく、いつからいつまでその会社に在籍していたのかを明確に記載することは非常に重要です。

採用担当者は、「どのくらいその仕事を続けていたか」「どのタイミングで転職したか」などを通じて、経験の深さやキャリアの安定性、転職理由の妥当性を判断しています。

そのため、「在籍期間」は単なる日付の記載ではなく、あなたのキャリアの信頼性を示す指標として機能しているのです。


職務経歴書での在籍期間の基本的な書き方

在籍期間は、以下のような形式で記載するのが一般的です。

✅ 表記形式

【西暦+年月】で記載し、「〇〇年〇月〜〇〇年〇月」または「〜現在に至る」

例:

  • 2020年4月 ~ 2023年3月
  • 2018年10月 ~ 現在に至る

西暦と和暦が混在していると見づらくなるため、職務経歴書全体で統一しましょう。特に「在籍期間」は年月単位でOKであり、日付(○月○日)までは通常不要です。


「現在も在籍中」の場合の書き方

まだ退職していない企業に勤務中の場合は、以下のように記載します。

✅ 正しい記載例

  • 2021年6月 ~ 現在に至る
  • 2022年3月 ~ 在職中

「現在に至る」や「在職中」といった表現を入れることで、まだ働いていることが明確になります。


複数社の経験がある場合の在籍期間の見せ方

複数の会社で働いた経験がある場合は、それぞれの企業ごとに在籍期間を明記しましょう。

✅ 記載例

■ 株式会社A(2016年4月 ~ 2019年6月)
【職種】法人営業
【業務内容】…

■ 株式会社B(2019年7月 ~ 現在に至る)
【職種】営業マネージャー
【業務内容】…

企業間の空白期間がある場合も、嘘はつかず正確に書くことが信頼につながります。空白がある理由は、職務経歴書ではなく面接などで補足すればOKです。


「在籍期間の短さ」が気になるときの対処法

短期離職や短い在籍期間(1年未満など)がある場合も、隠さず正確に記載することが基本です。ただし、面接で質問される可能性があるため、以下のように準備しておくと良いでしょう。

▶ 表現の工夫例:

  • 「2023年4月 ~ 2023年10月(業務委託契約・短期プロジェクト)」
  • 「家庭の事情により短期での退職となりましたが、業務には全力で取り組みました」

アピールにつながる在籍期間の活用方法

単に「どれくらい勤めたか」を書くだけでなく、在籍期間中にどんな成果を上げたか、どのようなスキルを身につけたかを併記することで、職務経歴書に説得力が生まれます。

✅ アピールの例:

  • 2020年4月 ~ 2023年3月
     → 在籍中に2度の社内表彰を受賞。チームリーダーとして新人育成にも従事。
  • 2018年7月 ~ 2021年12月
     → 毎年売上目標を120%以上達成。3年間で累計5億円以上の売上を担当。

よくあるミスと注意点

よくあるミス修正ポイント
和暦と西暦が混在しているすべて「西暦」に統一するのが無難
在籍期間が曖昧(「○年前後」など)正確な年月を記載する
日付まで記載してしまう月までで十分(例:2022年8月)
現職なのに終了年月が書かれている「現在に至る」「在職中」と記載する

まとめ|在籍期間は「正確・統一・わかりやすく」が評価のカギ

✅ 在籍期間は職務経歴書の信頼性を高める重要な情報
✅ 「西暦+年月」で統一し、現在勤務中なら「現在に至る」と記載
✅ 短期の職歴も正直に書くことが原則(言い換えや補足で印象を調整)
✅ 在籍期間中に得た成果やスキルを一緒に記載してアピール力をアップ

職務経歴書は、あなたのキャリアを客観的に伝えるビジネス文書です。「在籍期間」の記載ひとつにも丁寧さと正確さを意識して、読み手に安心感と誠実さを伝えましょう。細部まで整った職務経歴書は、採用担当者の信頼を得る第一歩になります。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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