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【放射線技師向け】職務経歴書の書き方ガイド|現場経験・使用機器・専門スキルを正確に伝えるポイントとは?

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放射線技師としての転職活動では、「職務経歴書」があなたの専門性や実績を伝える重要な資料となります。履歴書だけでは伝わらない、検査業務の詳細・担当機器・症例数・チーム内での役割などを、職務経歴書で的確に表現することが求められます。

職務経歴書 放射線技師」というキーワードが示すように、医療従事者としての実績だけでなく、チーム医療の一員としての意識や対応力も評価ポイントとなります。

本記事では、放射線技師の職務経歴書に書くべき内容や構成、書き方のコツ、記載例まで詳しく解説します。


1. 放射線技師の職務経歴書に必要な項目とは?

放射線技師は、業務の専門性が高いため、具体的な検査内容や取り扱い機器の種類、検査件数、患者対応スキルなどを明確に記載することが大切です。

✅ 主な記載項目

項目内容例
勤務先の概要病院の規模、診療科、検査体制(24時間対応など)
担当業務一般撮影、CT、MRI、マンモグラフィ、骨密度、X線TV、ポータブル撮影など
使用機器製造メーカー名や型番、台数(例:Siemens社製CT 64列など)
実績・件数1日/月あたりの検査件数、緊急対応、被ばく管理の実績
チーム対応医師・看護師との連携、後輩指導、委員会活動など
資格放射線技師免許、X線CT認定技師、検診マンモグラフィ認定など

2. 放射線技師向け|職務経歴書の構成

職務経歴書は、以下のような構成でまとめると読みやすく、印象に残りやすくなります。

📄 基本構成

  1. 職務要約(全体の経歴・得意分野を簡潔にまとめる)
  2. 職務経歴(勤務先ごとに時系列で記載)
  3. 保有資格・使用機器一覧
  4. 自己PR(強みや業務に対する姿勢)

3. 【記載例】放射線技師の職務経歴書(総合病院勤務)

職務経歴書  
作成日:2024年3月28日  
氏名:山口 健太

【職務要約】  
診療放射線技師として約7年間、総合病院にて画像診断業務に従事。一般撮影・CT・MRI・X線TV・骨密度・マンモグラフィまで幅広い検査に対応。急性期患者や救急撮影の経験も豊富で、年間4,000件以上の検査を担当。チーム医療の一員として多職種との連携を大切にし、後輩技師の育成にも携わる。

【職務経歴】

■医療法人社団 健和会 総合健和病院(2017年4月~現在)  
雇用形態:正社員  
病床数:300床/診療科目:内科・整形外科・外科・脳神経外科 他

<担当業務>  
・一般撮影(胸部、整形、腹部 等)  
・CT撮影(造影対応含む、月500件)  
・MRI(脳・整形領域、月200件)  
・X線TV(消化管造影、整復確認 等)  
・骨密度測定(DEXA法)  
・ポータブル撮影(救急・病棟)  
・被ばく線量管理、定期点検、患者説明・誘導

<使用機器>  
・一般撮影:Canon DRシステム  
・CT:Siemens SOMATOM Definition AS(64列)  
・MRI:Philips Ingenia 1.5T  
・X線TV:Shimadzu FLEXAVISION  
・骨密度:Hologic Discovery  
・PACS:富士フィルム SYNAPSE

<実績・取り組み>  
・撮影件数年間約4,200件、緊急CTにも常時対応  
・院内の被ばく管理委員会に所属し、線量低減策を提案・実施  
・新人研修の企画・指導を担当(年間4名指導)

【保有資格・スキル】  
・診療放射線技師国家資格(2017年取得)  
・検診マンモグラフィ撮影認定技師(AS認定)  
・X線CT認定技師(2022年取得)  
・BLSプロバイダーコース修了  
・PCスキル:Excel、PowerPoint、電子カルテ操作(HOPE)

【自己PR】  
安全かつ正確な画像診断を提供するために、日々の技術研鑽とチームとの連携を大切にしてきました。急性期での対応経験が豊富で、スピードと丁寧さを両立した対応に自信があります。また、後輩指導やマニュアル作成などにも積極的に関わり、チーム全体のスキル向上に貢献しています。今後は専門資格をさらに取得し、より高度な診療支援ができる技師を目指します。

4. 書き方のポイントと注意点

✅ 明確な数字で実績を示す

例:「月〇件対応」「〇名指導」「〇年間対応経験あり」など。数字で裏付けることで説得力が増します。

✅ 使用機器はメーカー・型番まで記載

転職先の導入機器とのマッチング判断材料になるため、できるだけ具体的に記載しましょう。

✅ 被ばく管理や安全対策への取り組みも評価される

現場での安全管理意識は、病院側にとって重要な判断材料です。

✅ 自己PRでは“専門性”と“チームワーク力”の両立を強調

放射線技師は医師や看護師と連携して動くポジション。協調性や指導力も強みとして伝えましょう。


5. よくある質問(Q&A)

Q. 検診センターやクリニック勤務でも職務経歴書は必要?

▶ はい、必要です。勤務先の規模に関わらず、どのような業務をどの程度担当していたかを伝えることが重要です。検診業務中心の場合は、流れ作業での正確性や受診者対応の丁寧さをアピールできます。


Q. 新卒や経験が浅い場合、どう書けばいい?

▶ 担当した検査内容を具体的に記載しつつ、**「どのように学び、何に意識を向けていたか」**を自己PRに盛り込むと効果的です。現場での基本をしっかり身につけようと努力してきた姿勢が伝われば問題ありません。


まとめ|放射線技師の職務経歴書は“正確さ・専門性・人間力”を伝える書類

職務経歴書 放射線技師」というキーワードが示す通り、専門職である放射線技師の経験は、採用に直結する大きな判断材料です。

✅ 担当検査・使用機器を詳細に明記する
✅ 数字で実績を示し、即戦力としての信頼を高める
✅ チーム連携・安全管理・後輩指導も評価対象
✅ 自己PRには“技術力”と“協調性”の両面を

丁寧に整理された職務経歴書は、あなたの専門性と責任感をしっかり伝えてくれます。採用担当者の目に留まる1枚を目指して、しっかりと準備しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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