「職務経歴書に人数は書くべき?」|担当人数・管理人数の正しい書き方と評価されるポイントを徹底解説
職務経歴書を作成する際、「何人のチームを担当していたか」「お客様の対応人数」「部下のマネジメント人数」など、“人数”をどこまで具体的に書くべきかで悩んだ経験はありませんか?
実はこの「人数」の情報は、あなたの仕事のスケール感や役割の大きさを読み手に伝える非常に重要な要素です。適切に記載することで、業務の影響力や組織内での立ち位置を明確に伝えることができ、採用担当者に強く印象づけることができます。
この記事では、「職務経歴書 人数」というテーマに沿って、職務経歴書で人数を記載する場面や書き方、業種別の具体例、記載時の注意点まで、分かりやすく丁寧に解説します。
なぜ職務経歴書に「人数」を書くと評価が上がるのか?
職務経歴書で人数を記載する目的は、あなたの関わってきた業務の規模や責任の範囲を具体的にイメージさせるためです。
たとえば…
- 「売上管理を担当」よりも →「10名の営業チームの売上管理を担当」
- 「店舗運営に携わった」よりも →「スタッフ15名の店舗の副店長として運営管理」
このように書くだけで、どれほどの影響力を持っていたのか、どの程度の業務量をこなしていたのかが明確になります。
職務経歴書における「人数」の記載が有効なケース
✅ チームマネジメントをしていた場合(部下の人数)
例:
- 5名のメンバーをまとめ、プロジェクトの進行管理を担当
- 店舗スタッフ20名のシフト管理・教育を実施
→ 管理能力・リーダーシップの証明につながります。
✅ 顧客対応の規模を示す場合(対応件数・顧客数)
例:
- 1日平均30件の問い合わせに対応
- 年間約300社の法人顧客を担当
→ 実務量の多さ、マルチタスク対応力を示せます。
✅ プロジェクトの規模を表す場合(関係者数)
例:
- 20名規模のシステム開発プロジェクトにSEとして参画
- 50店舗に導入する新POSレジの展開チームに所属
→ プロジェクトの重要度や業務の複雑さが伝わります。
✅ 指導・教育経験を伝える場合(研修対象者数)
例:
- 新入社員10名へのOJTを担当
- 月に2回、全社50名対象の研修講師を担当
→ 教育スキルや社内貢献度をアピールできます。
「人数」の書き方のポイント
1. 数字はできるだけ具体的に書く(約○名でもOK)
正確な人数が分からない場合は、「約」「およそ」などを付けて問題ありません。
例:「約15名のスタッフ管理」「1日あたりおよそ40件の顧客対応」
2. 人数だけでなく“役割”も明記する
「人数」だけではスケール感は伝わっても、あなた自身のポジションが不明瞭になってしまいます。
NG例:「20名のチーム」
OK例:「20名のチームを統括するリーダーとして全体進捗を管理」
3. 応募先の職種に関連する内容に絞って書く
採用側が知りたいのは、その人数管理・対応経験が応募職種でどう活かせるのかという視点です。
たとえば事務職に応募する場合、「チーム管理」よりも「顧客対応件数」や「業務処理量」の方が評価されやすいこともあります。
業種・職種別|「人数」を書くと効果的な場面
職種 | 人数の使い方の例 |
---|---|
営業職 | 担当顧客数、対応件数、チーム構成人数 |
接客・販売職 | 来店客数、スタッフ人数、店舗規模 |
事務職 | 同時対応案件数、サポートした部署人数 |
IT・技術職 | プロジェクトメンバー数、開発チーム人数 |
介護・看護職 | 利用者人数、シフトを組んだスタッフ人数 |
教育職 | 担当生徒数、研修対象者数、クラス規模 |
よくある質問(Q&A)
Q. 人数を正確に覚えていないのですが、書かない方がいいですか?
→ だいたいの人数でも問題ありません。「約」「およそ」「最大で」などの表現で補えばOKです。
Q. 数字が小さいと印象が悪くなりますか?
→ 小規模な業務でも、密度や成果、工夫した点をしっかり伝えれば好印象になります。数字の大きさではなく“中身”が大切です。
Q. アルバイト経験にも人数を書いていい?
→ もちろんOKです。シフトの管理人数や日々の来店数など、スケール感を示すことで説得力が増します。
まとめ|職務経歴書では「人数」を活かしてスケール感と実績を明確に
「職務経歴書 人数」という視点で職務内容を見直してみると、自分の仕事の広さ・深さが数字で“見える化”できることに気づくはずです。
✅ 人数を書くことで、担当業務の規模や責任範囲を伝えられる
✅ 数字は「具体的に+役割とセット」で記載するのがベスト
✅ 応募職種に合わせて、適切な人数情報を選んでアピール
職務経歴書に“人数”を効果的に取り入れることで、あなたのキャリアがより具体的に、そして説得力をもって採用担当者に届くようになります。
数字が語る「あなたの実力」、しっかり伝えていきましょう。