職務経歴書は、これまでの経験やスキル、実績を採用担当者に伝える非常に重要な書類です。その中で見落としがちなのが「用紙サイズ」の選択。
「どのサイズが適切なの?」「履歴書と合わせた方がいい?」「コンビニで印刷するときは?」と疑問を持つ方も少なくありません。
この記事では、「職務経歴書 用紙サイズ」というキーワードをもとに、ビジネスマナーとして適切なサイズの選び方、注意点、履歴書とのバランスまで詳しく解説します。
1. 職務経歴書の基本用紙サイズは「A4」
✅ 用紙サイズ:A4(210mm × 297mm)
職務経歴書で使用すべき用紙サイズは、原則として「A4サイズ」です。これはビジネス文書として最も一般的なサイズであり、読みやすく保管・コピーもしやすいため、採用担当者にとっても扱いやすいフォーマットです。
2. なぜA4サイズが推奨されるのか?その理由とは
📌 採用側の利便性
- 書類をスキャン・コピーする際に標準サイズとして対応しやすい
- 書類保管時に履歴書や添え状と一緒にファイリングしやすい
- 他の応募者の書類と整合性がとれるため、管理しやすい
📌 応募者側のメリット
- 内容を1~2ページでまとめやすい
- 無理な詰め込みや余白不足を避け、読みやすい文書が作れる
- 多くの無料テンプレートがA4仕様のため、利用しやすい
3. 他のサイズを使ってもいいの?
❌ B5やA5サイズは避けるべき
- 情報量が減る
- 採用担当者の閲覧環境に合わず、読みづらくなるリスクが高い
- ビジネスマナー上、不適切と判断されることも
✅ 履歴書がA3(二つ折り)でも職務経歴書はA4でOK
履歴書の一般的なサイズはA3二つ折り(実質A4)で、職務経歴書と揃えて提出するのが基本です。
すべての書類をA4で統一することが、丁寧でわかりやすい印象を与えるコツです。
4. 職務経歴書を印刷する際の注意点
✅ プリンターの設定を「A4」に固定
- コンビニやオフィスのプリンターでも「A4指定」で印刷
- 縮小/拡大設定がかかっていないかチェック(文字が潰れたり、余白が不自然になることを防ぐ)
✅ 片面印刷が基本
- 両面印刷は読みづらく、コピー・スキャン時に支障が出るため避けるのがベター
5. 職務経歴書の分量とページ数の目安
✅ A4で何ページが理想?
- 1ページ:職歴が少ない/職種が1つに絞られている場合
- 2ページ:複数社・複数職種を経験している場合でも、最大で2ページまでに収めるのが好印象
📌 3ページ以上になる場合は、「情報が整理されていない」という印象を与える可能性があります。
6. よくある質問(Q&A)
Q. 職務経歴書をPDFで送る場合でもA4サイズにすべき?
▶ はい。デジタル提出でも、レイアウトや見やすさを保つためにA4サイズで作成しましょう。 企業が印刷することもあるため、A4設定は必須です。
Q. 職務経歴書を手書きで作成する場合の用紙サイズは?
▶ 手書きでもA4の白い無地用紙を使用しましょう。市販の履歴書に付属している職務経歴書用紙(B5など)は避け、パソコン作成と同じくA4で統一するのが無難です。
7. 実務ポイント:コンビニ印刷やスマホ対応もA4基準
- スマホからPDFを出力する際も「A4サイズ」で保存・出力
- セブンイレブンやファミマのマルチコピー機でも「A4・片面」設定で印刷可能
- Word/Googleドキュメントなどでも最初にA4サイズを指定してレイアウトを作成することが大切
まとめ|「職務経歴書 用紙サイズ」はA4が基本。見やすく、丁寧な印象を作る第一歩に
「職務経歴書 用紙サイズ」というキーワードが注目されるのは、採用担当者への配慮や書類の見やすさが、選考通過率に大きく関わるからです。
✅ 最後のチェックリスト
- 職務経歴書はA4サイズで統一しているか?
- 履歴書や送付状もA4に合わせて、全体を整えているか?
- 両面印刷や特殊サイズになっていないか?
- スマホやプリンターで印刷する際にレイアウトが崩れていないか?
適切な「用紙サイズの選択」は、書類作成の基本でありながら、応募者の誠意や丁寧さが最も表れやすい部分でもあります。ぜひA4サイズを基準に、見た目にも内容にも自信を持てる職務経歴書を完成させましょう!
ABOUT ME
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。