お役立ち情報

【薬剤師の職務経歴書の書き方】採用担当に伝わる構成・例文・アピールポイントを解説!

keireki0530

薬剤師として転職活動を進めるうえで、「職務経歴書」は自分の実務経験やスキル、専門性を採用担当に伝える重要な書類です。
しかし、「薬剤師としての職務経歴ってどう書けばいいの?」「どこまで詳しく書くべき?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「職務経歴書 薬剤師」というキーワードをもとに、薬剤師としての経験を効果的にアピールするための構成、書き方のコツ、例文付きの具体的なポイントを詳しく解説します。


1. 薬剤師の職務経歴書が重要な理由

調剤薬局、病院、ドラッグストア、製薬企業など、薬剤師の活躍の場は多岐にわたります。
その中で採用担当者は、応募者がどのような職場で、どのような業務をどれだけ経験してきたかを知りたいと考えています。

職務経歴書は、以下のような情報を整理して伝えるツールです:

  • 調剤や服薬指導の経験(取り扱った処方箋の内容、1日の処方枚数など)
  • 勤務施設の規模(病床数、門前薬局の科目数 など)
  • チーム内での役割(教育係、在庫管理、管理薬剤師など)
  • 接遇や対人スキル(患者対応やクレーム処理経験)
  • 所有資格や研修歴(認定薬剤師、実務実習指導薬剤師など)

2. 基本構成と書き方のポイント

✅ 基本構成(A4・1〜2枚に収める)

  1. 職務要約(150〜250文字程度)
  2. 職務経歴(時系列に職場ごとに記述)
  3. 業務内容の詳細(処方箋内容・人数・役割)
  4. 保有資格・スキル
  5. 自己PR・今後の目標

✅ 書き方のポイント

  • 具体性と数字を意識:「1日〇〇枚処方」「週に〇〇名の患者対応」など
  • 実績・成果・役割を明確に:「在庫管理を担当し廃棄率を〇%削減」など
  • 対人スキルの裏付けを入れる:「高齢者対応に注力し、服薬コンプライアンス向上に寄与」

3. 職務経歴書の記載例(薬剤師)

■ 職務要約

調剤薬局にて5年間勤務。内科・整形外科・皮膚科など複数診療科の門前薬局で、1日平均80枚の処方箋を対応。調剤、監査、服薬指導、在庫管理、後発医薬品の提案などを幅広く担当。患者様に寄り添った対応を心がけ、地域密着型の薬局運営に貢献してきた。

■ 職務経歴

◎○○薬局(株式会社●●)  
勤務期間:2018年4月~2023年3月(正社員)  
店舗規模:薬剤師3名、事務2名体制  
主な診療科:内科、整形外科、皮膚科

<業務内容>  
・調剤業務(処方箋枚数:1日平均80枚)  
・服薬指導(高齢者対応が中心)  
・疑義照会対応(週平均3件)  
・在庫・発注管理(後発品導入率90%)  
・新人薬剤師の指導・OJT担当(2名)  
・電子薬歴管理システム(レセプトコンピュータ:Pharnes)操作

■ 保有資格・スキル

・薬剤師免許(2018年取得)  
・研修認定薬剤師(JPALS)  
・実務実習指導薬剤師(2021年登録)  
・無菌調剤研修修了  
・Microsoft Office(Excel・Word・PowerPoint)基礎操作

■ 自己PR

患者様一人ひとりの不安や疑問に真摯に向き合い、「また相談したい」と思っていただける関係づくりを大切にしてきました。特に高齢者の服薬指導では、言葉の選び方や生活状況の把握に配慮し、継続服薬のサポートに注力しました。今後は在宅訪問薬剤管理にも携わり、より地域医療に貢献できる薬剤師を目指します。

4. 応募先別アピールのポイント

✅ 調剤薬局

  • 処方箋枚数、対応科目、1日の業務フロー
  • 地域患者への対応力、後発品提案の実績
  • 管理薬剤師や教育担当の経験

✅ 病院薬剤部

  • 病棟業務(持参薬確認、回診同行)の有無
  • DI業務、チーム医療での関わり
  • 無菌調剤、抗がん剤混注の経験

✅ ドラッグストア(OTC中心)

  • 接客スキル、売上貢献、カウンセリング件数
  • 健康食品や化粧品の知識も加味すると高評価

5. よくある質問(Q&A)

Q. 薬剤師で役職がない場合、どう書けばいい?

▶ 役職がなくても問題ありません。「担当業務+自主的に取り組んだこと」をしっかり記載することが大切です。


Q. 新卒やブランクありでも職務経歴書は必要?

▶ 転職であれば必須です。ブランクがある場合でも、その期間に行った自己研鑽(eラーニング、勉強会参加など)を記載するのが効果的です。


Q. 薬剤師でも自己PRは必要?

▶ はい。**専門性だけでなく、人柄や仕事への姿勢を伝える場として自己PRは重要です。**面接での会話のきっかけにもなります。


まとめ|薬剤師の職務経歴書は「経験+人柄+将来像」で差がつく!

職務経歴書 薬剤師」というキーワードが示す通り、薬剤師の転職では、専門的な実務経験をどのように伝えるかが重要なポイントです。


✅ 本記事のまとめ

  • 職務経歴書では調剤経験・診療科・処方箋枚数などを具体的に記載
  • 実績は数字とセットでアピール(例:在庫削減率・対応件数)
  • 役職がなくても“役割”を明記すれば十分な強みになる
  • 自己PRでは「対人スキル」「地域貢献意識」「将来の目標」も表現する

薬剤師としての誇りと経験を、わかりやすく丁寧に伝える職務経歴書を整えることで、次のキャリアへの一歩をしっかり踏み出せるはずです。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました