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職務経歴書を作るときに知っておきたい基本と実践テクニック|初めてでも失敗しない書き方を徹底解説

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転職活動を始めるにあたり、避けて通れないのが「職務経歴書を作る」というプロセスです。履歴書は簡単に書けたけれど、職務経歴書となると「どう書いていいかわからない」「自分の経歴をどう表現すればいいの?」と戸惑う人も多いのではないでしょうか。

職務経歴書は、あなたがこれまでどんな仕事をしてきたかどんなスキルがあるかを採用担当者に伝えるための重要な書類です。だからこそ、単に職歴を並べるだけではなく、「この人と一緒に働いてみたい」と思ってもらえるように“魅せる”工夫が必要です。

この記事では、「職務経歴書 作る」というキーワードを軸に、基本構成から書き方、見せ方のポイント、さらにはツールを使った効率的な作成方法まで詳しく解説します。


そもそも職務経歴書って何?なぜ必要?

職務経歴書とは、自分が過去に経験してきた仕事・スキル・実績などを時系列または業務別に整理し、応募先企業に提出する書類です。特に中途採用では、書類選考時点での評価基準となるため、内容の良し悪しが選考通過率を大きく左右します。

企業側はこの書類を通じて、以下のような点を見ています:

  • 即戦力として活躍できるか
  • 応募職種とのスキルマッチ度
  • 成果や貢献度
  • 人柄やコミュニケーション能力の片鱗

職務経歴書を作る際の基本構成

以下の構成で作成するのが一般的です(A4サイズ1~2枚):

1. 職務要約

3~5行でこれまでのキャリアを簡潔にまとめます。応募先企業が最初に目を通す部分なので、特に“伝わりやすさ”が重要です。

2. 職務経歴

企業ごとに「会社名」「在籍期間」「職種」「業務内容」「実績」を記載します。時系列(古い順)か逆時系列(直近から)でまとめましょう。

3. スキル・資格

業務で使用してきたツール、言語、保有資格などを箇条書きで明記。

4. 自己PR

強みや仕事への姿勢、応募先でどう活かせるかを簡潔に伝えましょう。


職務経歴書を作るときのポイント

✅ ポイント①:数字や事実で説得力を出す

「がんばりました」では伝わりません。「売上前年比120%アップ」「クレーム件数50%削減」など、数値で成果を伝えると信頼感が増します。

✅ ポイント②:応募企業に合わせて内容を調整

業種や職種によってアピールすべき経験やスキルは異なります。同じ職務経歴でも、応募先にあわせて見せ方を変えるのが効果的です。

✅ ポイント③:自分の役割と工夫を明確にする

チームでの成果であっても、自分が何を担当し、どんな工夫をしたのかを具体的に書くと印象に残りやすくなります。


職務経歴書の記載例

【職務要約】

営業職として6年間勤務し、法人顧客向けの提案営業を担当。課題解決型のアプローチにより、新規契約・アップセルの両面で成果を上げてきました。年間売上目標を継続して達成し、リーダーとして部下2名の育成も経験しています。


【職務経歴】

■ 株式会社○○(2018年4月~2024年3月)
職種:法人営業(正社員)

【業務内容】

  • ITソリューションの提案営業
  • 見積書作成、契約業務、導入後フォローまで一貫対応
  • 営業戦略会議への参加、改善提案の実施

【実績】

  • 2022年度:年間売上6,500万円(前年比115%)
  • 新規契約月平均5件獲得、継続率92%を維持

【スキル・資格】

  • Microsoft Office(Excel、Word、PowerPoint)
  • Salesforce(CRM運用)
  • 普通自動車免許(2017年取得)

【自己PR】

私の強みは、顧客の潜在的な課題を引き出し、解決につなげる提案力です。営業活動では“売る”ことよりも“信頼を築く”ことを大切にし、長期的な取引関係を多数構築してきました。今後はこの経験を活かし、より専門性の高い提案営業に挑戦したいと考えています。


職務経歴書を作るのに便利なツール・テンプレート

「ゼロから作るのが不安…」という方は、以下のツールを活用することで効率的に仕上げられます。

● Microsoft Word(テンプレート機能あり)

「ファイル」→「新規作成」→「職務経歴書」で検索するとすぐに使えるテンプレートが表示されます。

● Googleドキュメント

無料で使えるクラウド型エディタ。Wordファイルとして保存・送信も可能。

● 転職サイトのレジュメ作成ツール

  • リクナビNEXT レジュメ作成ツール
  • doda レジュメビルダー
  • マイナビ転職 職務経歴書メーカー

それぞれ質問形式で入力するだけで、職種別の職務経歴書を自動生成できます。


よくある失敗例と対策

よくあるミス対策ポイント
曖昧な表現ばかりで印象に残らない数字や具体的な行動・工夫を入れる
長すぎて読みづらいA4で1〜2枚に収め、箇条書きで要点を整理
書類全体が単調で堅苦しい適度な改行や見出し、強調(太字)を活用する
企業名や期間に誤りがある提出前に必ず見直しをすること!

まとめ|職務経歴書を作ることは、あなたの価値を“言語化”すること

職務経歴書は、ただの書類ではありません。それは、あなたがこれまで積み上げてきた仕事の経験を、「言葉」という形で相手に伝えるための自己プレゼンテーションツールです。

  • ✅ 経験と実績を“見える化”する
  • ✅ 応募企業に合った強みをアピールする
  • ✅ 丁寧に仕上げることで、誠実さや本気度も伝わる

最初は難しく感じるかもしれませんが、一度しっかり作っておけば、他の企業への応募時にも活用できます。ぜひこの記事を参考に、あなた自身を最大限にアピールできる職務経歴書を作ってみてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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