履歴書と職務経歴書の違い(difference)とは?|目的・内容・書き方をわかりやすく解説
「履歴書」と「職務経歴書」、何が違うの?
転職や就職活動の際、多くの企業に提出が求められる「履歴書」と「職務経歴書」。両方を書くことが当たり前になっていますが、
✅ それぞれの役割や違い(difference)をよく理解していない
✅ 同じような内容を2回書いてしまっている
✅ どちらに何を書けばいいのか迷ってしまう
という方も少なくありません。
この記事では、履歴書と職務経歴書の違い(difference)を明確に整理し、それぞれの役割・書く内容・企業側の見方などを具体的に解説します。
そもそも「履歴書」と「職務経歴書」の違い(difference)とは?
比較項目 | 履歴書(Resume) | 職務経歴書(CV/Work History) |
---|---|---|
目的 | 基本情報の提出 | 詳細な職務経験の説明 |
内容の中心 | 氏名・住所・学歴・職歴・資格など | 業務内容・成果・スキル・実績など |
形式 | フォーマットが決まっている(定型) | 自由形式で書ける(自由記述が多い) |
分量 | A4 1枚程度 | A4 1~2枚が目安 |
重視される点 | 経歴の概要・応募者の属性 | 能力・経験の深さと再現性 |
つまり、履歴書は「誰が応募しているか」、職務経歴書は「どんな力を持った人なのか」を伝えるための書類なのです。
【履歴書】の特徴と書くべき内容
履歴書(Resume)は、応募者の基本情報や学歴・職歴・資格など、“履歴の概要”を整理した公的な書類です。企業側がまず最初に確認し、応募者の属性(年齢、住所、学歴など)を把握するために使われます。
▶ 履歴書に記載する主な内容
- 氏名・連絡先(住所・電話・メール)
- 生年月日
- 学歴・職歴(簡潔に)
- 資格・免許
- 志望動機
- 本人希望欄(勤務時間、転勤の可否など)
▶ 履歴書の役割とは?
- フォーマルなプロフィール紹介
- 書類選考時のスクリーニング(年齢や資格の確認)
- 社内での人事データとしても利用される
【職務経歴書】の特徴と書くべき内容
職務経歴書(CV=Curriculum Vitae)は、あなたがこれまでに経験してきた仕事の内容・成果・スキルを企業に伝えるための書類です。
履歴書が“表面的なプロフィール”だとすると、**職務経歴書は“仕事力を証明するドキュメント”**と言えます。
▶ 職務経歴書に記載する主な内容
- 職務要約(キャリアの全体像)
- 職歴詳細(会社名・期間・業務内容・実績)
- 使用スキル・資格
- 自己PR(強み、志向、将来の目標)
▶ 職務経歴書の役割とは?
- 応募ポジションに対する「適性」や「再現性」を示す
- 実務経験の深さ・応用力・成果が伝えられる
- 志望動機とキャリアの整合性を補完する
履歴書と職務経歴書の使い分け方
シーン | 書類の役割 |
---|---|
書類選考初期 | 履歴書で「人物像」と「応募資格」を確認 |
実務経験の評価 | 職務経歴書で「具体的スキル」と「実績」を確認 |
面接前 | 両方を読み込み、質問ポイントを準備される |
つまり、履歴書で“誰か”を知り、職務経歴書で“何ができる人か”を判断するのが企業側のプロセスです。
履歴書と職務経歴書の一体型はあり?
最近では、履歴書と職務経歴書を1つのファイル(PDF)にまとめて提出する形式も一般的です。
その場合は、
- 表紙または1ページ目に履歴書
- 2ページ目以降に職務経歴書
という順番が望ましく、一貫したフォーマット・フォント・デザインに整えることがポイントです。
英語で説明するならどう表現する?
国際的な場面や英語面接で「履歴書と職務経歴書の違い」を説明する場合:
Resume (Rirekisho): A standardized form containing personal and academic information, used in Japan to summarize one’s background.
CV (Shokumu Keirekisho): A detailed document outlining your work experience, responsibilities, achievements, and skills, used to demonstrate professional capability.
まとめ|履歴書と職務経歴書の違い(difference)を理解して、使い分けよう
✅ 履歴書は「個人情報と履歴の要約」――形式的・簡潔な書類
✅ 職務経歴書は「仕事の実績とスキルの証明」――自由記述でアピール力が問われる
✅ 両方を使い分けることで、あなたの人物像と能力がより明確に企業に伝わる
✅ 応募職種に応じて、職務経歴書の内容や見せ方を工夫しよう
正しく知って、正しく伝える。
履歴書と職務経歴書の“difference”を理解すれば、あなたの書類は格段に魅力的になるはずです。