【職務経歴書における「メンバー数」の書き方】チーム規模を伝えて実力を正しくアピールしよう
転職活動で提出する職務経歴書では、「どのような業務を担当していたか」だけでなく、「どのくらいの規模のチーム・プロジェクトに関わっていたか」という情報も、採用担当者にとって非常に重要です。中でも、「メンバー数」はその一つの指標となります。
この記事では、「職務経歴書 メンバー数」というキーワードをもとに、メンバー数の記載がなぜ重要なのか、どのように書けば評価につながるのか、職種ごとの記載例を交えて詳しく解説します。
1. なぜ職務経歴書に「メンバー数」を書くべきなのか?
✅ チーム規模=あなたの役割・影響範囲を示すヒント
職務経歴書で「業務内容」だけを列挙しても、それがどれくらいの責任や影響を持っていた仕事かは伝わりにくいものです。そこで「プロジェクトやチームのメンバー数」を併記することで、自分の立場や業務の重みを客観的に伝えることができるのです。
【例:同じ仕事内容でも印象が変わる】
- 「システム導入プロジェクトに参画」
→ 規模不明で印象が弱い - 「10名規模のシステム導入プロジェクトにてサブリーダーを担当」
→ チームの規模や自分のポジションが明確で、説得力がアップ
2. 「メンバー数」の記載ポイント3つ
✅ ① チームの総人数だけでなく、自分の役割も添える
単に「5名チーム」だけでなく、「自分が何をしていたか」「どの立場だったか」をセットで書くと効果的です。
✅ ② 小規模チームでも丁寧に書けば高評価に
人数が少ないとアピールにならないと考える人もいますが、少数精鋭の現場でマルチタスクをこなしていた経験は、むしろ高く評価されることも。
✅ ③ 大規模プロジェクトでは「担当範囲」も明記
100人規模のプロジェクトでも、自分が担っていた役割が全体の一部なのか、リーダー層だったのかを明確にすると、読み手に伝わりやすくなります。
3. 【記載例】メンバー数を活かした職務経歴書の文例
▶ エンジニア(開発系)の場合
・20名規模の社内基幹システム刷新プロジェクトに参画。開発チーム(6名)のリーダーとして要件定義〜単体テストまでを担当。
▶ 営業職の場合
・営業部10名の中堅として、月間売上2,000万円を安定的に達成。部内でトップ3の成績を維持。
▶ 事務職・サポート職の場合
・管理部門3名体制の中で、主に請求処理と来客対応を担当。バックオフィス業務全般を幅広くカバー。
▶ 飲食・サービス業の場合
・店舗スタッフ15名のうち、シフトリーダーとして5名程度のチームマネジメントを担当。新人教育にも携わる。
4. 「メンバー数」を書くときの注意点
注意点 | 内容 |
---|---|
曖昧な表現は避ける | 「少人数」「多人数」ではなく、具体的な数字を書く(例:5名、約10名など) |
嘘はNG | 実際より多く見せようとしても、面接で突っ込まれるリスクがある |
リーダー経験がある場合は明確に | メンバーの中での立ち位置(リーダー、サブ、担当など)を書くことで印象UP |
5. よくある質問(Q&A)
Q. 派遣やアルバイトでもメンバー数は書いていい?
▶ はい、問題ありません。規模や担当範囲が分かることで、職務経験のリアリティが増します。
Q. メンバー数が不明な場合はどうする?
▶ 「約」「およそ」などを使って記載しましょう。例:「約15名のプロジェクトチームに所属」。
Q. 自分ひとりで担当していた場合は?
▶ その事実も強みになります。「1人で業務全体を担当」と書くことで、自己完結型のスキルや責任感をアピールできます。
まとめ|メンバー数は「業務の重み」を伝える武器になる
「職務経歴書 メンバー数」というキーワードが表すように、チームやプロジェクトの規模を数字で示すことは、応募者の役割や実績を客観的に伝えるうえで非常に効果的です。
✅ 最後におさらいポイント
- メンバー数は「自分のポジション」を伝える手がかりになる
- 数字+役割で、読み手にわかりやすく構成
- 少人数でも責任の重さや対応範囲で十分にアピール可能
- 面接で深掘りされても答えられるよう、実態に基づいた記載を
職務経歴書に数字を加えるだけで、あなたの実力や仕事のスケールがより明確に伝わります。「メンバー数」という要素を活用して、より魅力的な職務経歴書を目指しましょう!