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【医療事務向け】職務経歴書の書き方とポイント|具体例付きで解説

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1. はじめに

医療事務の仕事は、病院やクリニックの運営を支える重要な役割を担っています。転職や就職活動においては、職務経歴書を通じて自身のスキルや経験を適切にアピールすることが求められます。

医療事務の職務経歴書には何を書けばいいの?
レセプト業務や受付業務の経験はどのように記載すればいいの?

このような疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、医療事務向けの職務経歴書の書き方、記載すべきポイント、具体的な例文を紹介します。


2. 医療事務の職務経歴書に記載すべきポイント

① 医療機関の種類と業務内容を明確に記載する

医療事務と一口に言っても、病院・クリニック・調剤薬局など、勤務先によって業務内容が異なります。

勤務先の種類(例:総合病院、クリニック、歯科医院、調剤薬局 など)
診療科目(内科・小児科・整形外科・皮膚科など)
担当した業務の種類(受付業務、会計業務、レセプト業務、クラーク業務 など)

📌 記載例
「内科・小児科クリニックにて受付、会計、レセプト請求業務を担当し、月間500件以上の診療報酬請求を処理しました。」


② レセプト業務の経験を強調する

医療事務の中でも、レセプト業務の経験は特に評価されるポイントです。

どのくらいの件数を処理していたか(例:月間○○件)
レセプト業務の担当範囲(入力・チェック・返戻対応 など)
電子カルテ・レセプトコンピュータの使用経験

📌 記載例
「レセプト業務では、月間800件以上の診療報酬請求を担当し、レセプトコンピュータ(ORCA)を使用して入力・チェック・返戻対応を行いました。」


③ 受付・会計業務での対応力をアピールする

医療事務は患者さんと接する機会が多いため、接客対応力やコミュニケーションスキルも重要なポイントです。

1日何名の患者対応を行ったか
クレーム対応や多忙時の対応スキル
患者さんへの適切な説明や案内の経験

📌 記載例
「1日平均50名以上の患者対応を行い、受付・会計業務をスムーズに進めることで待ち時間短縮に貢献しました。」


④ 使用したシステムや資格を記載する

医療機関では、電子カルテやレセプトコンピュータを使用することが一般的です。具体的にどのシステムを使用した経験があるのかを記載すると、即戦力としてのアピールにつながります。

使用経験のある電子カルテ・レセプトコンピュータの名称(例:ORCA、富士通HOPE、日医標準レセプトソフト など)
取得済みの資格(例:医療事務管理士、診療報酬請求事務能力認定試験 など)

📌 記載例
「レセプトコンピュータ(ORCA)と電子カルテ(Medicom)を使用し、診療報酬請求業務を担当しました。医療事務管理士(医科)資格を取得し、医療保険制度の知識を活かした正確な請求処理が可能です。」


3. 医療事務向け職務経歴書の具体的な例文


職務経歴書(医療事務用・A4 2枚構成の例)

📌 1枚目(職歴概要・主要な経験)

職務経歴書

1. 職務概要(Summary)

「医療事務として5年間の経験があり、クリニックおよび総合病院での受付・会計・レセプト業務を担当しました。特に、診療報酬請求業務においては、レセプトコンピュータを使用した正確な入力と返戻対応に強みがあります。」

2. 職務経歴(Employment History)

【〇〇クリニック(内科・小児科)】(20XX年X月 ~ 現在)

雇用形態:正社員(医療事務)

  • 受付・会計業務(1日平均50名の患者対応)
  • レセプト業務(電子カルテ・レセプトコンピュータ ORCAを使用)
  • 月間800件以上の診療報酬請求を担当し、返戻率5%以下を維持
【△△総合病院(整形外科・リハビリテーション科)】(20XX年X月 ~ 20XX年X月)

雇用形態:契約社員(医療事務)

  • 外来受付業務(1日80名以上の患者対応)
  • 入院費の計算・請求処理を担当
  • 保険証確認・自費診療の精算業務

📌 2枚目(スキル・資格・自己PR)

3. スキル・資格(Skills & Certifications)

  • レセプト業務(入力・チェック・返戻対応)
  • 使用システム:電子カルテ(Medicom)、レセプトコンピュータ(ORCA)
  • 保険請求の知識(医療保険制度・診療報酬請求)
  • 取得資格:診療報酬請求事務能力認定試験(医科)

4. 自己PR(Personal Statement)

「患者様対応やレセプト業務を通じて、迅速かつ正確な事務処理能力を培ってきました。特に、診療報酬請求業務においては、返戻率の低減を意識した正確な入力を行うことを心掛けています。今後も、医療機関の円滑な運営を支える医療事務として貢献していきたいと考えております。」


4. まとめ|医療事務の職務経歴書を作成するポイント

勤務先(病院・クリニック・診療科目)を明記する
レセプト業務の経験を強調し、具体的な件数を記載する
受付・会計業務での対応力をアピールする
使用した電子カルテ・レセプトコンピュータを明記する
資格を記載し、専門知識を証明する

医療事務は、正確な事務処理能力と患者対応力の両方が求められる職種です。職務経歴書を通じて、これらのスキルをしっかりとアピールし、転職・就職活動を成功させましょう!

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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