職務経歴書における「日付 現在」の正しい書き方とは?|記載位置・在職中の表記・提出日の扱いを徹底解説
職務経歴書を作成する際に多くの人が迷うのが、「日付をどう書けばいいか?」という点です。特に「現在も在職中の場合、退職日をどう書けばいい?」「書類の提出日は“現在”ってどう書けば正しいの?」など、“現在”という言葉の使い方に悩むケースは非常に多くあります。
この記事では、「職務経歴書 日付 現在」というキーワードをもとに、在職中の期間の表記や作成日の書き方、採用担当者にとって見やすく信頼される記載方法を具体的に解説します。
1. 職務経歴書に記載する「日付」は2種類ある
職務経歴書には、次の2種類の「日付」が登場します。それぞれの目的と使い方を理解しておきましょう。
種類 | 説明 | 現在の書き方 |
---|---|---|
① 作成日(提出日) | 書類を作成・提出した日付。右上や末尾に記載 | 「2024年3月28日」などの具体的な日付 |
② 職歴期間 | 勤務先ごとの在籍期間 | 「2020年4月~現在」と表記するのが一般的 |
2. 「現在在職中」の書き方|職歴欄での表記方法
今も勤務中の会社については、「退職日が未定」であるため、職務経歴書では退職年月の代わりに「現在」という表現を使います。
✅ 表記例(職歴欄)
【勤務先】株式会社〇〇〇〇
【在籍期間】2020年4月 ~ 現在(在職中)
【雇用形態】正社員
【業務内容】…
このように、「現在」または「在職中」と記載することで、現時点でも勤務していることが明確に伝わります。
3. 作成日(書類の日付)の書き方と「現在」との関係
✅ 職務経歴書右上や末尾に書く「日付」=提出日・作成日
これは履歴書と同様、「いつこの書類を作成したか」を明示する日付であり、「現在」の代わりに記載するものではありません。
📌 書き方例(右上)
職務経歴書
2024年3月28日
氏名:山田 太郎
📝 ワンポイントアドバイス:
- 日付は応募企業ごとに毎回更新しましょう
- 「現在」のかわりに「記入日」などのあいまいな表現は避け、具体的な年月日で記載するのがベストです
4. 「現在」が含まれる記載例(実践パターン)
▶ 在職中の職歴がある場合の記載例:
【勤務先】株式会社アシストテック
【在籍期間】2021年6月 ~ 現在(在職中)
【職種】総務・人事アシスタント
■業務内容
・勤怠管理、入退社手続き、健康診断手配などの労務対応
・採用補助(求人票作成・応募者対応・面接調整)
・社内文書作成、備品発注・管理、社内イベント運営補助
■実績・工夫
・Excelを活用した勤怠集計フォーマットの改善で集計時間を月3時間短縮
・採用スケジュールの自動化で面接調整時間を大幅削減
5. よくある間違いと注意点
よくある記載 | 問題点 | 修正例 |
---|---|---|
「~現在年」や「~現在月」 | あいまいな表現で伝わりにくい | 「~現在(在職中)」が明確 |
「2020年4月~」だけで止まっている | 情報不足で現在か退職済みかがわからない | 「2020年4月~現在」と明示 |
「日付なし」で提出 | 作成時期が不明確になり印象が悪くなる | 右上に「作成日」を記載する |
6. Q&A|「現在」に関するよくある質問
Q. 「現在(在職中)」の代わりに「present」と書いてもよい?
▶ ビジネス文書としては「日本語で“現在”と明記」するのが一般的です。
ただし、英文職務経歴書(レジュメ)では「2020年4月 – Present」と書いて問題ありません。
Q. 在職中だけど、転職活動していることを会社に知られたくない…
▶ 職務経歴書には会社に通知がいくことはありませんが、応募先企業には「在職中」であることを正確に伝え、退職予定や希望入社日も面接時に調整しましょう。
まとめ|「現在」の正しい書き方で信頼感ある職務経歴書を
「職務経歴書 日付 現在」というテーマは、在職中の人が最もよく直面する疑問のひとつです。
日付を正しく・丁寧に記載することで、採用担当者にも誠実な印象を与えることができます。
✅ 「在職中」の職歴には「~現在(在職中)」と明記する
✅ 職務経歴書の作成日(右上または末尾)には、具体的な日付を書く
✅ 書類提出ごとに日付は更新し、最新の情報を反映させる
✅ あいまいな表現は避け、書類全体の整合性を意識する
細かいところですが、丁寧に仕上げることで、あなたの信頼性と誠意がしっかりと伝わる職務経歴書になります。