お役立ち情報

【職務経歴書の編年体とは?】特徴・メリット・書き方・記載例を徹底解説!

keireki0530

職務経歴書を作成する際、どの形式でまとめればよいか迷う人も多いのではないでしょうか。中でも最もスタンダードで、多くの企業で読みやすいとされているのが「編年体(へんねんたい)」です。

この記事では、「職務経歴書 編年体」というキーワードをもとに、編年体の意味、どんな人に向いているのか、具体的な書き方や構成、企業に評価されやすい記載例までを詳しく解説します。これから転職活動を始める方や職務経歴書をブラッシュアップしたい方は、ぜひ参考にしてください。


1. 編年体とは?職務経歴書における基本の形式

**編年体(へんねんたい)とは、職務経歴を時系列順(古い順または新しい順)**に並べて記載する形式のことです。
「どの会社で、いつ、どんな仕事をしてきたか」が順を追ってわかるため、キャリアの流れや成長過程を明確に伝えることができます。

✅ 編年体の特徴

  • 転職回数が少ない人に適している
  • 業種や職種に一貫性がある場合に効果的
  • 初めて職務経歴書を作る人でも書きやすい
  • 採用担当者がキャリアの変遷を把握しやすい

2. 編年体が向いているのはどんな人?

以下のようなケースでは、編年体での記載が特におすすめです。

向いているタイプ理由
転職回数が1〜3回程度経歴を整理しやすく、読みやすい
職歴に一貫性がある業務内容の変化・成長が伝わりやすい
同業種でスキルアップしてきたステップアップが時系列で伝わる
正社員経験が長めにある信頼性・安定性を表現しやすい

一方で、プロジェクト単位の業務が中心だったり、職歴にバラつきがある場合は「キャリア形式」が向いていることもあります。


3. 編年体の構成と書き方

職務経歴書を編年体で構成する場合、以下のような項目順が基本になります。

✏️ 基本構成

  1. 職務要約(全体のキャリアの概要を3〜5行でまとめる)
  2. 職務経歴(会社ごとに在籍期間・業務内容・実績を記載)
  3. 資格・スキル(業務に関連する知識や取得資格)
  4. 自己PR(これまでの経験をどう活かすか)

✍ 書き方のポイント

  • 各社の勤務期間、業務内容、成果を明確に区切る
  • 業務内容は箇条書きにすると読みやすい
  • 実績はできるだけ数字や事例を使って具体的に
  • 転職理由や退職理由は基本的に記載不要(面接で対応)

4. 【記載例】職務経歴書(編年体)

職務経歴書  
作成日:2024年3月28日  
氏名:山本 美咲

【職務要約】  
営業職として約7年の経験があり、法人向けソリューション営業を中心に担当。中堅企業を中心に、業務改善提案から導入支援まで一貫して対応。社内では新人教育やチームマネジメントにも従事し、組織の成果向上に貢献してきました。

【職務経歴】

■株式会社テックソリューションズ(2020年4月~現在)  
職種:法人営業(正社員)

<業務内容>  
・中小企業向けの業務システム提案  
・課題ヒアリング、提案書作成、受注後の導入支援  
・営業資料の作成、展示会でのプレゼン対応  
・チームメンバー(3名)の育成と進捗管理

<実績>  
・2022年度 売上前年比135%を達成  
・新規開拓10社/年、継続契約率92%

■株式会社トラストリンク(2016年4月~2020年3月)  
職種:営業アシスタント → 法人営業

<業務内容>  
・営業サポート(見積作成、日程調整、顧客対応)  
・入社2年目から個人営業を担当、IT機器の販売促進  
・既存顧客フォロー、アップセル提案、契約更新対応

<実績>  
・2019年度 個人売上3,500万円を達成(前年比120%)

【保有資格・スキル】  
・日商簿記2級、MOS Excel Expert  
・Salesforce/Word/PowerPoint 実務経験あり  
・TOEIC 730点

【自己PR】  
顧客との信頼関係構築を大切にし、課題に寄り添った提案を心がけてきました。業務効率化や組織内の連携を意識した提案力・調整力を評価され、社内表彰を2度受賞。今後はより戦略的な営業活動やマーケティング分野にも挑戦したいと考えています。

5. 編年体で書く際の注意点

注意点解説
情報が長くなりすぎないように1社ごとの説明はA4で1〜2ページ以内に収める
転職が多い人は要約に工夫を共通点やスキルの軸を「職務要約」で整理
会社名は省略しない正式な法人名・雇用形態は必ず記載する
過去の業務内容を美化しすぎない事実を簡潔に、成果を中心に記載する

6. よくある質問(Q&A)

Q. 古い職歴から書く?それとも直近から?

▶ 通常の編年体では古い順から記載しますが、
応募先で直近の経験を重視したい場合は**逆編年体(新しい順)**にするのもOKです。


Q. パートや契約社員の職歴も書いてよい?

▶ はい、雇用形態に関係なく業務経験があれば記載OKです。
ただし、応募職種と関連がない場合は簡潔にまとめましょう。


まとめ|職務経歴書の基本は「編年体」で伝える

職務経歴書 編年体」というキーワードが示すように、編年体は転職活動における基本の書き方であり、採用担当者にも読みやすく好印象を与える形式です。

✅ キャリアの流れ・成長が時系列で明確に伝わる
✅ 一貫性や経験の積み重ねをアピールしやすい
✅ 職歴が整理されており、内容の信頼性が高まる
✅ フォーマットに沿って構成すれば、初心者でも書きやすい

まずは編年体で職務経歴書を作成し、自分の経験を丁寧に整理してみましょう。それが、あなたの強みを最大限に伝える第一歩になります。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました