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【保育士の職務経歴書の書き方ガイド】現場経験・スキル・保育観をしっかり伝えるポイントと記載例

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保育士としての転職を考える際、応募書類の中でも特に重要なのが「職務経歴書」です。
履歴書だけでは伝えきれない現場での経験やスキル、保育観などを、職務経歴書でしっかりと表現することで、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせることができます。

職務経歴書 保育士」というキーワードからも分かるように、保育士ならではの視点・業務内容・実績をどう整理し、どのように伝えるかが非常に重要です。

本記事では、保育士向けの職務経歴書の書き方、具体的に書くべき内容、注意点、実際の記載例まで詳しく解説します。


1. 保育士の職務経歴書に書くべき主な内容

保育士の職務経歴書には、単に「〇年勤務していた」だけでなく、どのような保育環境で、どのような役割・実績があったのかを具体的に記載することが大切です。

✅ 書くべき項目一覧

項目内容
勤務先の概要保育園の種類(私立、公立、認可・無認可 など)、定員数、対象年齢、保育方針
担当クラス年齢(0~5歳)、担当人数、担任or副担任などの立場
業務内容日常の保育業務(食事・排泄・着替えなど)、行事運営、保護者対応、記録業務など
実績・工夫保育における取り組み、改善した点、チームでの役割、評価された内容など
スキル・資格保育士資格のほか、幼稚園教諭、子育て支援員、特別支援など

2. 保育士の職務経歴書|構成と書き方のポイント

✏️ 構成例

  1. 職務要約
  2. 職務経歴(時系列で記載)
  3. 保有資格・スキル
  4. 自己PR(保育観、仕事への姿勢)

🖊 書き方のポイント

  • 「何歳児を何名担当したか」を具体的に書く
  • 保護者との連携、同僚とのチームワークなどもアピール要素に
  • 行事や制作、特別活動などに携わった経験があれば記載
  • 園ごとの方針に対してどう貢献したかを言葉で示すと◎

3. 【記載例】保育士の職務経歴書サンプル

職務経歴書  
作成日:2024年3月28日  
氏名:高橋 未来

【職務要約】  
保育士として6年間、認可保育園にて0歳児から5歳児まで幅広い年齢の担任を経験。特に2~3歳児の年齢特性に合わせた関わり方や、保護者支援に力を入れてきました。行事の運営や保育環境の改善提案にも積極的に取り組み、子どもたちの安心と成長を支える保育を実践してきました。

【職務経歴】

■社会福祉法人 あおぞら保育園(2018年4月〜2024年3月)  
雇用形態:正社員  
定員:90名(0〜5歳児)/認可保育園

<担当>  
・0歳児(1年)/複数担任制:6名担当  
・2歳児(2年)/担任:15名担当  
・5歳児(2年)/副担任

<業務内容>  
・食事・排泄・着脱・午睡等の日常的な保育業務  
・個別対応が必要な園児への支援計画作成  
・年間行事(運動会・発表会・保護者懇談会など)の企画・運営  
・保護者との連絡帳や面談を通じた情報共有と信頼関係の構築  
・職員間の情報共有・連携のための記録・会議対応  
・実習生・新卒職員の指導

<取り組み・実績>  
・3歳児クラスの午睡トラブル減少を目的に、リラックス音楽の導入や環境整備を提案・実施  
・保護者との信頼関係を重視し、年度末アンケートで担当クラスの満足度95%を達成  
・運動会では主導的に進行・演出を担当し、園長より表彰を受ける

【保有資格・スキル】  
・保育士資格(2018年取得)  
・幼稚園教諭二種免許状  
・子育て支援員研修 修了  
・ピアノ・手遊び・製作活動に強みあり  
・Word・Excelによる日誌作成、記録業務に対応可

【自己PR】  
子ども一人ひとりの個性を尊重し、安心できる関係づくりを大切にしています。日々の関わりの中で「楽しい」「できた」を積み重ねられるよう、言葉かけや環境づくりを工夫してきました。保護者や同僚との連携を通じて、よりよい保育を目指す姿勢を今後も大切にしながら、園全体に貢献できる保育士を目指します。

4. よくある質問(Q&A)

Q. パートや派遣でも職務経歴書に書いていい?

はい、もちろんOKです。
勤務形態に関係なく、どのような園でどのような役割を担っていたかを記載しましょう。雇用形態も明記しておくと誠実な印象になります。


Q. 書類に保育観は書くべき?

自己PRや職務要約の中で簡潔に伝えると好印象です。
具体的なエピソードや取り組みを通じて、あなたの保育観を自然に伝えられると◎。


Q. 行事の運営や製作なども書いていい?

もちろんです。
特にリーダー的な立場で関わったものや、自分から提案・改善した事例がある場合は、しっかりアピールしましょう。


まとめ|保育士の職務経歴書は「具体性と保育観」がカギ

職務経歴書 保育士」というキーワードが示すとおり、保育士の職務経歴書では、ただ経験年数を書くのではなく、どんな園で、どんな保育をして、どんな思いをもって取り組んできたかを具体的に伝えることが重要です。

✅ 年齢別の担当、日常業務の詳細、行事参加などをしっかり記載
✅ 保護者対応やチーム連携、実習生指導なども評価ポイント
✅ 保育観や仕事への姿勢を自己PRで言語化する
✅ 数字やエピソードで成果や工夫をアピールすると印象アップ

あなたのこれまでの経験は、必ず新しい園でも活かされます。丁寧に書かれた職務経歴書で、あなたの保育に対する想いと実力を伝えましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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