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現場監督の職務経歴書の書き方|経験・スキル・資格を活かす具体的な記載方法とアピールポイント

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現場監督の経験を職務経歴書でどう伝えるか?

建設・土木・電気・設備などの工事現場で、現場全体を取りまとめる「現場監督(現場代理人・施工管理)」の仕事は、まさに“現場の司令塔”とも言える重要な役割です。

しかし転職活動の際に、

「自分は職人ではないけど、管理業務をどう表現すればいい?」
「現場監督って成果が見えづらく、数字でのアピールが難しい」
「職務経歴書ではどこまで細かく書くべき?」

と悩む方も少なくありません。

結論から言えば、現場監督の職務経歴書では、「どんな現場で、どんな立場で、どんな管理を行ってきたか」を具体的に書くことが最も重要です。

この記事では、「現場監督」の職務経歴書で押さえるべき構成・ポイント・記載例・アピール方法まで、わかりやすく解説します。


現場監督の職務経歴書で評価されるポイント

✅ 現場の規模・種別・件数

施工した建物やインフラの種類(例:住宅、マンション、橋梁、公共施設など)と、その規模・工期・担当件数などを記載すると説得力が増します。

✅ 担当業務の範囲

  • 工程管理
  • 安全管理
  • 品質管理
  • 原価管理
  • 協力業者との折衝
    など、施工管理技士としての“5大管理”の経験を具体的に書きましょう。

✅ 資格と技術力

1級・2級施工管理技士や建築士など、現場監督として必須または評価される資格はしっかり記載。


現場監督の職務経歴書|基本構成と書き方

【1】職務要約(3~5行)

建築施工管理として約10年の実務経験を有し、主にRC造マンションや商業施設の新築・改修工事に携わってきました。工程・安全・品質・原価管理を一貫して担当し、協力会社や施主との折衝も行ってきました。1級施工管理技士(建築)資格を保有しています。


【2】職務経歴(具体例)

■ 株式会社都市建設(2014年4月 ~ 2024年3月)
【職種】建築施工管理技術者(現場監督)/正社員
【担当現場】

  • RC造マンション(地上10階・30戸):新築工事/約14ヶ月
  • 木造戸建て住宅:分譲エリア内で年間12棟施工
  • 商業施設の耐震補強・リニューアル工事(S造)

【業務内容】

  • 現場の施工計画の立案、協力業者との打ち合わせ、施工図作成
  • 工程表の作成と進行管理
  • 労災リスク防止の安全管理(週次KY活動・パトロール)
  • 原価管理、資材発注、施主との定例会議出席
  • 若手職人・新人スタッフの育成指導

【実績・成果】

  • 担当現場のすべてを納期内・無災害で完了
  • 工期短縮と予算管理の工夫により、コスト5%削減に成功
  • 地方自治体からの工事表彰を2度受賞(2020年、2022年)

【3】保有資格・スキル

  • 一級建築施工管理技士(2021年取得)
  • 二級建築士(2019年取得)
  • 職長・安全衛生責任者教育 修了
  • 普通自動車運転免許
  • AutoCAD、Jw_cad(基本操作)
  • Microsoft Excel(工程表、原価管理表作成)

【4】自己PR(現場監督ならではの強みを表現)

常に“安全・品質・納期”を守ることを第一に、現場の声に耳を傾ける管理を心がけてきました。職人や協力業者の方々と信頼関係を築きながら、トラブルの未然防止・工程の最適化に努め、無事故・予算内完工を継続してきました。今後はさらに若手育成や大型案件の管理など、幅広い分野で貢献していきたいと考えています。


現場監督の職務経歴書におけるアピールポイント

アピール要素内容の例
現場の規模・種別「RC造10階建て」「施工面積3,000㎡」「地元公共施設」など具体的に
工事期間・件数「年間12棟施工」「12ヶ月で完工」「累計20件担当」など実績重視
チームマネジメント「協力会社10社と連携」「作業員30名の管理」など人数で表現
安全・品質管理「無事故記録継続中」「是正指摘ゼロ」など実績を明記
改善提案・表彰歴「作業効率20%改善」「自治体からの工事表彰」などプラス材料に

NGになりがちな表現と改善案

NGな記載改善案
「現場監督として現場を見ていました」→ 「工程・安全・品質・原価の4管理を一貫して実施」
「いろいろな現場を担当」→ 「RC造、S造、木造など構造別に具体的に記載」
「協力会社とのやりとり」→ 「月2回の定例会議を通じて作業調整・トラブル対応」

まとめ|現場監督の職務経歴書は“現場力”を見える化することが鍵

✅ 現場監督の職務経歴書は、「どのような現場を、どのように管理していたか」を具体的に伝えることが重要
✅ 工事規模・担当業務・安全管理・予算管理などの経験を整理して記載
✅ 資格や表彰歴、協力業者との連携、改善提案なども強いアピールポイントに
✅ 技術だけでなく、“現場の調整力・信頼関係づくり”も自己PRでしっかり伝える

現場監督は、現場を支える要のポジション。職務経歴書ではその経験と信頼性を「見える化」することで、次の職場でも活躍できる人物像を印象づけることができます。
ぜひ、あなたの現場経験を誇りを持って書き出してみてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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