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履歴書の「特記事項」欄。何を書く?書かない?正しい使い方

keireki0530
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履歴書の「特記事項」欄とは?

履歴書を作成する際、「特記事項」という欄が設けられているフォーマット(様式)があります。全ての履歴書に存在するわけではありませんが、もしこの欄があった場合、何を書けばよいか迷う方は少なくありません。

「特記事項」とは、その名の通り「特別に記すべき(伝えておくべき)事項」を記載するための欄です。

職歴、学歴、資格といった他の項目だけでは伝えきれない、ご自身の状況に関する「補足情報」や、採用担当者に「あらかじめ知っておいてもらう必要がある事実」を伝えるために使います。

「本人希望欄」との違い

「特記事項」と似た欄に「本人希望欄」があります。この二つは、使い分けを意識することが大切です。

  • 本人希望欄主に、勤務地、職種、勤務時間、給与といった「希望する労働条件」を記載する場所です。
  • 特記事項欄主に、ご自身の健康状態や、働く上での制約、あるいは空白期間の補足など、「希望」というよりも「伝えておくべき事実・情報」を記載する場所です。

「特記事項」に記載すべき内容(例文)

「特記事項」は、無理に埋める必要はありません。しかし、以下のような情報を伝えておく方が、選考や入社後のミスマッチを防ぐために有効な場合があります。

1. 健康状態に関する補足

業務遂行に支障がないことを前提とした上で、伝えておくべき健康状態がある場合に記載します。

(例文)

  • 業務遂行に支障はありませんが、持病(〇〇)の経過観察のため、月1回の通院が必要です。
  • 既往歴(〇〇)がありますが、現在は完治しており、業務上の支障はありません。

2. 勤務条件に関する補足(事実として)

「希望」ではなく、家庭の事情などで「事実」として制約がある場合に記載します。

(例文)

  • 家族の介護の都合により、〇〇(地域)以外への転勤は困難です。
  • 現在在職中のため、ご連絡は平日18時以降、またはメールにていただけますと幸いです。(※本人希望欄に書く場合もあります)

3. 空白期間(ブランク)の理由補足

職歴欄だけでは伝わらない、空白期間(ブランク)の理由を簡潔に補足する場合にも使えます。

(例文)

  • 2023年〇月〜2024年〇月まで、〇〇(資格名)の資格取得のため、専門スクールに通学していました。
  • 2022年〇月より1年間、家族の介護に専念していました。現在は(状況が改善し)、業務に支障はありません。

4. スキルや資格の補足

資格欄には書ききれない、現在学習中の内容や、応募職種に活かせる補足情報を記載します。

(例文)

  • 現在、〇〇(資格名)の取得に向け勉強中です。(〇月受験予定)
  • 〇〇(PCソフトなど)の実務経験は〇年あります。

「特記事項」に書くべきではないこと

一方で、以下のような内容を記載するのは避けた方が賢明です。

  • 給与や待遇の詳細な希望→ これは「本人希望欄」に記載するか、面接の場で交渉すべき内容です。「特記事項」で一方的に主張すると、印象が良くない場合があります。
  • ネガティブな退職理由→ 前職への不満などをここに書く必要は一切ありません。
  • アピールにならない趣味や個人的な情報→ 業務と全く関係のない情報は不要です。

書くことが「ない」場合。「特になし」でも良いか

これが最も多いケースかもしれません。

もし、上記のような補足すべき特別な事情が何もなければ、**「特になし」**と記載するのが、最も一般的で、全く問題ありません。

あるいは、欄を**「空欄」**のままにしておいても、それ自体がマイナス評価になることはありません。無理に何かをひねり出して埋めようとする必要はないのです。

結論。「特記事項」は、必要な場合の補足説明の場

履歴書の「特記事項」欄は、必ず書かなければならない場所ではありません。むしろ、書くことがないのが一般的です。

しかし、もしご自身の状況(健康、勤務条件、ブランクなど)を伝える上で、採用担当者に「事前に伝えておくべき情報」や「知っておいてもらうとプラスになる補足情報」がある場合には、この欄を戦略的に活用しましょう。

空欄や「特になし」を恐れず、伝えるべきことがある人だけが活用する「補足欄」として理解しておけば問題ありません。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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