お役立ち情報

履歴書の「入職」の正しい書き方とは?業界別のルールや記入例を詳しく解説!

keireki0530

履歴書の職歴欄を記入する際、「入社」と「入職」のどちらを使うべきか迷ったことはありませんか?
特に、医療・福祉・公務員などの職種では、「入社」ではなく「入職」という言葉を使うケースがあります。

本記事では、履歴書における「入職」の正しい書き方や、業界別の使い分け、特殊なケースの記入例、誤りを防ぐポイントについて詳しく解説します。


「入職」と「入社」の違いとは?

1. 「入職」が使われるケース

「入職」は、企業ではなく、医療・福祉・公務員・教育関連の組織に就職する場合に使われる表現です。

医療・福祉業界(病院・介護施設・保育園など)
公務員(官公庁・自治体・警察・消防など)
教育機関(学校・専門学校・大学など)
NPO法人・非営利団体(社会福祉協議会など)

例えば、病院の看護師、介護士、公務員、教職員などは「入社」ではなく「入職」を使用するのが一般的です。

✅ 記入例(医療・福祉業界の場合)

2019年4月 〇〇病院 入職
      看護師として病棟勤務を担当

✅ 記入例(公務員の場合)

2020年4月 〇〇市役所 入職
      福祉課にて生活支援業務を担当

2. 「入社」が使われるケース

一方、「入社」は、一般企業(株式会社・有限会社など)に勤務する場合に使います。
営業職、事務職、エンジニア、販売職など、企業に所属する仕事の場合

✅ 記入例(一般企業の場合)

2018年4月 △△株式会社 入社
      営業部にて法人営業を担当

ポイント ✔️ 「入社」と「入職」は、業界によって適切に使い分ける
✔️ 企業に就職する場合は「入社」、病院・福祉・公務員の場合は「入職」を使用する


履歴書の「入職」の基本的な書き方

履歴書の職歴欄には、入職年月日、勤務先の正式名称、職務内容、退職年月日を記載するのが基本です。

1. 正社員(常勤)の場合

入職年月日を記入
勤務先の正式名称を記載(「〇〇病院」「〇〇市役所」など)
担当業務を簡潔に記載

✅ 記入例

職歴
2018年4月 〇〇病院 入職
      外来診療の看護業務を担当
2023年3月 〇〇病院 退職(自己都合)

2. 非常勤・契約職員の場合

雇用形態が異なる場合は、入職時に明記する(「非常勤」「契約職員」など)
職務内容も簡潔に記載する

✅ 記入例(非常勤職員の場合)

2019年5月 △△介護施設(非常勤職員)入職
      利用者の介護支援業務を担当
2022年4月 契約満了により退職

3. 派遣職員・嘱託職員の場合

派遣職員の場合は、派遣元の団体名を記載する
嘱託職員の場合は、その旨を明記する

✅ 記入例(派遣職員の場合)

2020年6月 〇〇福祉法人(派遣職員)入職
      生活支援員として障害者施設で勤務
2023年5月 契約満了のため退職

✅ 記入例(嘱託職員の場合)

2021年4月 〇〇市役所(嘱託職員)入職
      地域福祉事業の企画運営を担当

4. 入職予定の場合

すでに内定を得ており、入職が決定している場合は「入職予定」と記載

✅ 記入例(入職予定の場合)

2024年4月 □□福祉施設 入職予定

ポイント ✔️ 入職予定と記載するのは、正式に採用が決まっている場合のみ
✔️ まだ応募中・選考中の場合は記載しない方が良い


履歴書の「入職」で避けるべきNG表記

1. 施設・団体名を省略する

履歴書は正式な書類のため、病院名・施設名・官公庁名などは略さず、正式名称で記載することが重要です。

❌ NG例

2020年4月 △△病院(福祉法人△△)入職

✅ OK例

2020年4月 社会福祉法人△△ △△病院 入職

2. 西暦と和暦が混在している

西暦・和暦のどちらかに統一するのがマナー

❌ NG例(混在)

2020年4月 〇〇病院 入職  
令和5年3月 〇〇病院 退職

✅ OK例(西暦で統一)

2020年4月 〇〇病院 入職
2023年3月 〇〇病院 退職

✅ OK例(和暦で統一)

令和2年4月 〇〇病院 入職
令和5年3月 〇〇病院 退職

3. 退職理由を詳細に書きすぎる

履歴書の退職理由は簡潔にし、詳細な事情は面接で説明するのが一般的です。

❌ NG例

2023年3月 〇〇病院 退職(職場の人間関係が悪く、ストレスで退職)

✅ OK例

2023年3月 〇〇病院 退職(自己都合)

まとめ

履歴書の職歴欄で「入職」を記載する際は、業界や職種に応じた適切な表現を使い、分かりやすく記載することが重要です。

病院・福祉・公務員・教育機関などでは「入職」を使用する
企業(株式会社・有限会社など)に就職する場合は「入社」を使用する
非常勤・派遣・契約職員の場合は、雇用形態を明記する
正式名称を使用し、西暦・和暦を統一する
退職理由は簡潔にし、詳細な事情は面接で説明する

正しく記入することで、採用担当者に好印象を与え、スムーズな選考につなげることができます。
適切な履歴書を作成し、自信を持って就職・転職活動を進めましょう!

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました