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履歴書の「検定」。資格との違いと正しい書き方

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履歴書に「検定」は書くべきか

転職活動において、履歴書の「免許・資格」欄を前に、いわゆる「検定」を記載すべきか悩まれる方がいらっしゃいます。「これは国家資格ではないから」と記載をためらうケースもあるようですが、それは誤解です。検定試験で得た合格証も、あなたのスキルや知識を客観的に証明する大切な材料です。特に、応募する職務内容と関連性が高い検定であれば、強力なアピールポイントとなります。自信を持って記載しましょう。

「資格」と「検定」の違いと記載欄

履歴書の上では、「資格」も「検定」も厳密に区別する必要はございません。どちらもご自身の能力を示すものとして、一般的に「免許・資格」欄にまとめて記載します。例えば、運転免許証(免許)と、実用英語技能検定(検定)、TOEIC(スコア)が同じ欄に並んでも問題はございません。採用担当者は、名称の違いよりも、その中身が自社の業務にどう活かせるかを見ています。

検定の正しい記載方法。「合格」か「取得」か

検定試験の場合、一般的には「〇〇検定〇級 合格」と記載します。一方、免許証など交付されるものや、特定の技能講習を修了した場合は「取得」や「修了」を用います。例えば、「実用英語技能検定 準1級 合格」や「日本漢字能力検定 2級 合格」といった形です。また、「TOEIC公開テスト 850点 取得」のようにスコアを記載する場合もあります。どちらを使うべきか迷った際は、お手持ちの合格証書などの表記に合わせるのが最も確実です。

必ず「正式名称」で記載する

履歴書は公的な応募書類ですので、略称の使用は避ける必要がございます。「英検」や「漢検」、「簿記」といった日常的な呼び名ではなく、必ず正式名称で記載してください。

  • 英検 → 実用英語技能検定
  • 漢検 → 日本漢字能力検定
  • 簿記 → 日本商工会議所簿記検定(日商簿記)、または全国商業高等学校協会簿記実務検定(全商簿記)など主催団体も明確に。
  • 秘書検 → 秘書技能検定

正式名称が不明な場合は、検定の主催団体のウェブサイトや合格証書で正確な名称を確認しましょう。

どのレベル(級)から記載すべきか

どのレベルの検定から記載すべきか、という点に明確なルールはございません。しかし、採用担当者に評価されやすい目安は存在します。一般的には、実務で活用できるレベルとして、例えば実用英語技能検定や日本漢字能力検定であれば2級以上が望ましいとされています。

ただし、これはあくまで一般的な目安です。例えば、応募先が海外との取引が一切ない国内向けの企業であれば、英語力の優先順位は低いかもしれません。逆に、応募職種と強い関連性があるならば、たとえ3級であっても、学習意欲の表れとして記載する価値は十分にございます。

応募職種との関連性が低い検定の扱い

ご自身が保有する検定が、応募する仕事内容と直接関係がない場合もあるかと存じます。その場合、記載するかどうかはケースバイケースです。例えば、「秘書技能検定」は、事務職以外でもビジネスマナーの基礎を学んだ証として評価されることがあります。また、「世界遺産検定」などは、直接業務に関わらずとも、知的好奇心や学習意欲の高さを示す材料となるかもしれません。ただし、「免許・資格」欄が多すぎると要点がぼやけてしまうため、優先順位をつけ、応募先に響きそうなものを取捨選択することも大切です。

勉強中の検定をアピールする方法

現在は合格していないものの、次のステップとして検定取得に向けて勉強中である場合、その意欲を伝えたいと考えるのは自然なことです。その場合、「免許・資格」欄ではなく、「本人希望欄」や「特記事項」欄を活用するのが適切です。「〇〇検定〇級 取得に向け勉強中」や「〇年〇月に〇〇検定を受験予定」といった形で記載することで、入社後の成長意欲をアピールすることができます。

正確な記載があなたの信頼性を高める

履歴書に記載する検定は、あなたの努力の証明です。正式名称を用い、「合格」や「取得」といった表記を正しく使い分けること。その丁寧な作業こそが、あなたの正確性や信頼性を採用担当者に伝える第一歩となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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