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履歴書の「最寄り駅」。採用担当者はどこを見る? 正しい書き方とマナー

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転職活動で履歴書を作成する際、「最寄り駅」という欄に何を書けばよいか、迷ったことはありませんか。「どの駅を書くのが正しいのか」「路線名も必要なのか」など、小さな項目ですが、採用担当者にとっては重要な情報源の一つです。

採用担当者は、この「最寄り駅」の情報から、応募者が「無理なく通勤できるか(就労の継続性)」や、「会社が負担する交通費(通勤手当)がどの程度か」を概算するために確認しています。

ここでは、履歴書の「最寄り駅」欄の正しい書き方と、その背景にあるビジネスマナーについて詳しく解説します。


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1. 履歴書に書く「最寄り駅」とは

まず、履歴書に記載する「最寄り駅」とは、**「応募先企業の最寄り駅」ではなく、「あなたのご自宅(現住所)の最寄り駅」**を指します。

採用担当者が知りたいのは、あなたの自宅から会社までの通勤ルートだからです。


2. 【最重要】「最寄り駅」の正しい書き方

「最寄り駅」欄を記載する際は、駅名だけでなく、利用する「路線名」も併記するのが、ビジネスマナーとしての「正解」です。

なぜなら、同じ「〇〇駅」という名前でも、JRの駅、私鉄の駅、地下鉄の駅など、複数の路線が乗り入れている場合があるからです。路線名も併記することで、採用担当者はあなたの通勤ルートをより正確に把握できます。

正しい記載例

  • (良い例): JR〇〇線 〇〇駅
  • (良い例): 東京メトロ〇〇線 〇〇駅
  • (NG例): 〇〇駅 (※路線名が抜けている)
  • (NG例): △△駅(〇〇線) (※書き方として、上記の方が一般的)

3. 「最寄り駅」が複数ある場合は?

ご自宅から同じくらいの距離に、複数の駅や路線が利用可能な場合もあるでしょう。

その場合は、応募先企業への通勤で「最も利用する(合理的である)」と考えられる路線と駅名を記載するのが基本です。

もし、どちらも同じくらい利用するのであれば、主要な駅(例:急行が停まる駅、本数が多い路線など)を一つ記載すれば問題ありません。


4. 駅まで「バス」を利用する場合の書き方

もし、ご自宅から最寄り駅まで「バス」を利用する必要がある場合は、その旨も補足しておくと、採用担当者にとって非常に親切です。

ただし、「最寄り駅」欄に「バスで〇分」などと書き込むと、欄が狭く読みにくくなる可能性があります。

この場合の補足情報は、履歴書下部の**「本人希望欄」「特記事項」**欄を活用するのがスマートです。

(本人希望欄での記載例)

  • 「最寄駅(JR〇〇線 〇〇駅)までは、バスを利用します。(所要時間 約〇分)」

駅が近くになく「バス停」が最寄りの場合

ご自宅の近くに駅がなく、通勤の主体が「バス」になる場合は、最寄り駅の代わりに「最寄りのバス停名」を記載します。

(記載例)

  • 〇〇バス 〇〇停留所

5. 「通勤時間」欄との「整合性」が重要

「最寄り駅」欄と密接に関連するのが、「通勤時間」欄です。

履歴書の「通勤時間」欄には、電車やバスの「乗車時間」だけではなく、ご自宅から最寄駅までの時間も含めた、「ドアツードア」での片道の総所要時間を記載するのが基本です。

採用担当者は、「最寄り駅」欄に書かれた駅(例:〇〇駅)から、自社オフィスまでの所要時間を調べ、あなたが「通勤時間」欄に書いた時間(例:約45分)と、大きなズレがないか(=現実的な数字か)を見ています。

この二つの情報に整合性(つじつま)が合っていることが重要です。


6. (補足)車通勤希望で「最寄り駅」を使わない場合

もし、応募先企業が「車通勤可」であり、ご自身も車通勤を希望していて、電車や駅を全く利用しない場合、「最寄り駅」欄の書き方に迷うかもしれません。

この場合、最寄り駅を無理に書く必要はなく、**「なし」と記載するか、「空欄」のままでも問題ありません。

その上で、必ず「本人希望欄」**に、以下のように記載します。

(本人希望欄での記載例)

  • 「マイカー(自家用車)通勤希望」

このように記載することで、採用担当者は「車通勤希望だから、最寄り駅の記載がないのだな」と正しく理解してくれます。


7. 結論。「最寄り駅」は、通勤の「起点」を示す重要情報

履歴書の「最寄り駅」欄は、小さな項目ですが、あなたの「通勤の現実性」や「交通費(コスト)」を採用担当者が把握するための、重要な「起点」情報です。

「路線名」も併記する、バス利用の場合は補足するなど、採用担当者という「読み手」の立場に立った、丁寧で正確な記載を心がけることが、あなたの信頼性を高めることに繋がります。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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