【50代男性向け】職務経歴書の書き方完全ガイド｜経験を武器に「選ばれる人材」になるための構成と実例

「50代で転職を考えているけれど、職務経歴書に何をどう書けばいい？」「経験が多すぎてまとまらない…」と感じていませんか？

50代男性の転職では、企業からの期待値が高まる一方で、応募者側には「年齢がネックになるのでは」「転職回数が多いのが不利ではないか」という不安も少なくありません。

ですが実際には、経験・実績・マネジメント力・専門知識・業界理解など、50代の男性が持つ“実行力と信頼感”は、多くの企業で高く評価される要素です。

ポイントは、「経験の量」ではなく「企業にどう貢献できるか」まで職務経歴書でしっかり伝えること。

この記事では、50代男性が職務経歴書で信頼と実力をアピールするための構成方法・記載内容・実践的な例文・ページ数の目安・書き方の注意点まで、詳しく解説します。

✅ 50代男性の職務経歴書で評価される5つの要素

📄 職務経歴書の構成（50代男性向け）

1. 職務要約（キャリア全体の強みと実績を200〜300字で簡潔に）
2. 職務経歴（会社名・期間・業務内容・役職・成果を時系列または逆時系列で）
3. スキル・資格（業務に活かせる実務スキル・IT・資格・語学など）
4. 自己PR・志望動機（自分の強みをどう貢献できるかにつなげる）

✴ ページ数の目安：A4で2〜3ページ（4枚以上は要注意）

✍️ 記載例：50代男性・営業部長職の場合

【職務要約】

法人営業職として25年以上の経験を持ち、IT・製造・物流業界など幅広い分野で提案型営業を担当。直近10年間は部長職として、営業戦略立案からチームマネジメント、KPI設計、部下育成まで包括的に担当。新規開拓・既存深耕ともに成果を上げ、売上前年比120％達成を継続。現場と経営層をつなぐ調整力と、実行力を兼ね備えた営業リーダーです。

【職務経歴】

株式会社〇〇テック（2015年4月～現在）

営業部 部長（部下15名）｜業種：ITソリューション事業

• 法人向け業務管理システムの提案営業
• 営業戦略・月次予算・年間計画の策定と推進
• メンバー育成と評価制度設計（離職率15%→5%に改善）
• 売上前年比120％を5年連続で達成
• 部門間の連携促進による受注スピード15%向上

株式会社△△製作所（2005年1月～2015年3月）

法人営業課 課長／主任｜業種：精密機器製造業

• 大手製造業向けのOEM製品提案
• 年間契約更新率95%以上を継続
• 新製品の販促キャンペーンを企画し、売上月額＋1,000万円増
• 若手営業のOJT教育、年間新人定着率90％維持

株式会社□□運輸（1995年4月～2004年12月）

法人営業／物流企画職【要約】

• 運送ルート改善・コスト最適化提案
• 現場の声を活かした改善施策で業務時間20％短縮

【スキル・使用ツール】

• Salesforce（CRM管理）
• Microsoft Office（Excel関数・ピボット、PowerPoint）
• Zoom、Teams、Google Workspace
• KPI設計・メンバー育成・BtoB営業企画・部門連携推進

【資格】

• 中小企業診断士（一次合格）
• 実用英語技能検定2級
• 普通自動車第一種運転免許

【自己PR】

現場で培った顧客志向の提案力に加え、管理職としてのマネジメント、部下育成の実績を持っています。特に近年は、組織の持続的成長のために、営業戦略の見直しやチーム力向上に注力。柔軟な発想と数字に基づいた分析力で、課題解決に取り組んできました。今後は培った経験を活かし、より大きな視野で組織に貢献できるポジションを目指しています。

⚠️ 職務経歴書で気をつけたいポイント

✅ よくある質問（FAQ）

Q. 職務経歴書が3ページ超えたらNGですか？

→ 問題ありません。内容が整理されていて、読みやすければ3ページでも評価されます。
4ページを超える場合は、読み手への配慮として「構成の工夫」が必要です。

Q. 管理職経験がないと厳しいですか？

→ 管理職経験がなくても実務の深さで勝負できます。
プレイングリーダーとしての動きや、後輩指導経験があればそれも立派なマネジメント経験です。

Q. 年齢で書類落ちすることはありますか？

→ 年齢だけで落とされることは稀です。それよりも「内容の整理」と「貢献可能性」が重要視されます。

✅ まとめ｜50代男性の職務経歴書は「深さ」と「成果」で差がつく

• 職務経歴書は2〜3ページが目安。経験豊富でも読みやすくまとめる
• 即戦力性・マネジメント・実績・柔軟性を具体的に書くことで評価される
• 過去の実績＋今後のキャリアプランまで含めた「前向きな印象」が好印象のカギ
• 年齢ではなく、「何ができるか」「どう貢献できるか」を伝える

50代男性の転職は、“キャリアの集大成”を新天地で活かす絶好のチャンスです。
あなたの長年の経験と信頼感を、職務経歴書にしっかりと落とし込み、自信を持って次のステージへ進んでください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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