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【4社以上の職歴がある方向け】職務経歴書の書き方ガイド|転職回数が多くても信頼される構成と表現のコツ

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「職務経歴書に4社以上の職歴を書くと、転職回数が多く見えて印象が悪くならないか不安…」

近年は転職が一般化しており、4社以上の職歴があること自体は決して珍しいことではありません。むしろ、複数の企業で培った経験や視野の広さを**「キャリアの多様性」「適応力」「柔軟性」**としてポジティブに捉える企業も増えています。

とはいえ、ただ職歴を並べるだけでは「またすぐ辞めるのでは?」と懸念される可能性もあるため、職務経歴書では「なぜ転職したのか」「各社で何を得たのか」「その経験が今どう活きているのか」までを一貫して伝えることが重要です。

この記事では、4社以上の職歴を持つ方に向けて、職務経歴書で評価される構成の仕方、アピールのポイント、例文サンプルまで詳しく解説します。


✅ 「職歴が4社以上ある」=マイナスではない! 企業が見ている本当のポイント

転職回数が多い場合に企業が気にするのは、以下の点です:

採用側のチェックポイント職務経歴書での対応方法
転職理由が一貫性・納得感があるか「成長のための転職」「キャリアの方向性と合致した転職」を明記する
経験やスキルが積み上がっているかすべての職歴に共通する強みや専門性を職務要約で示す
長続きしないのでは?自己PRや志望動機で「中長期的に貢献したい」という意志を伝える
職歴が多すぎて読みにくくないか**簡潔な記述+視認性の高いレイアウト(箇条書き・見出し)**で整理する

📄 4社以上の職歴をまとめる構成のコツ

  1. 職務要約(全体のキャリアと強みを200~300字で要約)
  2. 職務経歴(3社目以降は要約に近い形で簡潔に)
  3. スキル・資格(経験を横断して活きるスキルを明記)
  4. 自己PR(多様な経験から得た強み・価値観をアピール)

※職歴が5社以上の場合、すべてを詳細に書く必要はありません。
重要度の高い経験や応募先と関係の深い職歴に焦点を当てて記述しましょう。


✍️ 職務経歴書サンプル(職歴5社以上のケース)


【職務要約】

営業職として17年以上の経験があり、5社にて異業種(IT・広告・人材・教育)で法人営業を担当。新規開拓、既存深耕、提案型営業を中心に、多様な顧客との関係構築に携わってきました。特に近年はマネジメントやチームビルディングにも従事し、チーム全体での成果創出を重視。多様な業界で得た課題解決力と柔軟性を強みとしています。


【職務経歴】

株式会社X(2021年4月 ~ 現在)

職種:営業マネージャー(ITサービス)

  • クラウドサービスの法人営業・チーム管理(5名)
  • 年間売上1.5億円を達成(前年比120%)
  • 新人教育・営業資料の標準化・改善提案を推進

株式会社Y(2017年5月 ~ 2021年3月)

職種:法人営業(教育系)

  • 大手企業向け社員研修プランの提案営業
  • 提案内容のカスタマイズと業務改善提案を担当
  • 社内表彰:社長賞(2019年度)

株式会社Z(2013年1月 ~ 2017年4月)

職種:営業リーダー(広告代理店)

  • 中小企業向けプロモーション提案
  • 営業戦略立案・新人教育にも従事
  • 年間契約継続率:92%以上を維持

株式会社A(2009年4月 ~ 2012年12月)

職種:法人営業(人材業界)【要約】

  • 求人広告の営業として、1都3県を担当
  • クライアントニーズのヒアリングと提案営業を経験

株式会社B(2006年4月 ~ 2009年3月)

職種:個人営業(通信業界)【要約】

  • 個人顧客向けの訪問販売、新規契約獲得を経験
  • 入社2年目でトップセールスを獲得

【スキル・使用ツール】

  • Microsoft Office(Excel関数、PowerPoint)
  • Salesforce、Slack、Google Workspace
  • チームマネジメント・KPI管理・業務フロー改善
  • 提案資料作成・プレゼン力・課題ヒアリング

【資格】

  • 日商簿記2級
  • キャリアコンサルタント(国家資格)
  • TOEIC 780点

【自己PR】

5社での営業経験を通じて、異なる商材や顧客層へのアプローチ方法を柔軟に対応してきました。特に意識してきたのは、「お客様が本当に必要としていることは何か」を見極め、提案に落とし込む力です。また、マネージャーとしてチーム育成にも力を入れ、成果と成長の両立を重視してきました。貴社においても、業界経験の広さと人を動かす力を活かし、事業拡大に貢献したいと考えています。


⚠️ 4社以上記載する際の注意点と対処法

注意点解決策・アドバイス
職歴が長すぎて冗長になる重要な2~3社を詳細に、それ以外は簡潔にまとめる
転職回数をネガティブに捉えられる一貫性・成長意欲・理由の納得感を明記する
ページ数が4枚以上になるA4で2〜3枚を基本に構成。要点を絞ることが大切
企業名を出せない場合がある「某大手通信会社(非公開)」など工夫して記載可能

✅ まとめ|4社以上の職歴は「広がり」と「一貫性」で武器になる!

  • 4社以上の職歴があっても、キャリアの軸や成長が見えれば評価される
  • 全社を詳細に書くのではなく、応募企業と関係のある経験に焦点を当てる
  • 職務経歴書全体は読みやすく・簡潔に・目的に合った構成
  • 多様な経験を活かした即戦力+柔軟性の高い人材として印象づけることがカギ!

あなたが積み重ねてきた複数社での経験は、どこでも通用する“価値”あるキャリアの証です。
職務経歴書でその価値を正しく伝え、次のキャリアの扉を開きましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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