職務経歴書がページまたぎになるときの正しい書き方とマナー|見やすく整える工夫とは?
「職務経歴書が1ページに収まらない…ページまたぎでも大丈夫?」「途中で切れてしまう項目はどう処理すればいい?」
職務経歴書を作成する際、書きたい経歴やプロジェクトが多くて1ページに収まらず、ページまたぎになってしまうことはよくあります。
✅ 途中でプロジェクト説明が切れるのはマナー違反?
✅ 改ページの位置はどこにすれば自然?
✅ ページがまたがっても読みにくくないようにするには?
このように悩む方は少なくありません。特に、採用担当者にとって読みづらいレイアウトはマイナスの印象につながる可能性があります。
この記事では、「職務経歴書がページをまたぐ場合」の適切な書き方、改ページ位置の工夫、フォーマットの整え方、印刷時の注意点までを丁寧に解説します。
結論:ページまたぎは問題ないが、「読みやすさ」を最優先に!
職務経歴書が2ページ以上になること自体はまったく問題ありません。
特にプロジェクトが多いITエンジニアやマネジメント経験者、複数の職種を経験した方の場合、2〜3ページに及ぶ職務経歴書はむしろ自然です。
ただし、ページがまたがる際の見せ方・構成には一定のマナーと工夫が必要です。
ページまたぎで意識すべき3つの基本ルール
✅ 1. ページの途中で文章を切らない
「職務要約」「プロジェクト」「自己PR」などのまとまった項目は、できる限り1ページ内で完結させるのが理想です。
NG例:
ページ1の最後に「プロジェクト概要だけ書いて、詳細がページ2に続く」
→ 読み手が戻って読まなければならず、負担になる
対策:
- 改ページ前に1行だけ残さず、見出し+2〜3行以上のまとまりを確保してから改ページ
- Wordの「段落を分割しない」設定を活用する(詳細後述)
✅ 2. ページ番号と名前を入れる
複数ページにまたがる場合、すべてのページにページ番号と氏名を記載しましょう。
例:
- ページ下部に「1/2」「2/2」などの表示
- ヘッダーまたはフッターに「職務経歴書(氏名)」を入れると管理しやすい
✅ 3. 改ページの場所は「項目の切れ目」が基本
以下のような「区切りのよい場所」で改ページを設定するのが基本です。
改ページが自然な箇所 |
---|
・職務要約 → 職務経歴の間 |
・職務経歴(会社単位)の切れ目 |
・プロジェクトとプロジェクトの間 |
・職務経歴 → スキル一覧の間 |
・スキル一覧 → 自己PRの前 |
Wordでページまたぎを整えるテクニック
職務経歴書をWordで作成している場合、自動改ページによって見出しと内容が分断されてしまうことがあります。
このような事態を避けるには、次のような設定が有効です。
▼ 見出しと本文を分割しないようにする手順
- 見出しや段落の文章を選択
- 「段落」メニューを開く(右クリック → 段落)
- 「改ページと改行」タブを開く
- 以下にチェックを入れる:
- 「段落内で改ページしない」
- 「次の段落と分離しない」
これにより、「プロジェクト名だけがページの最後に残り、内容が次ページに飛ぶ」といったミスを防げます。
印刷・提出時のマナーも忘れずに
ポイント | 内容 |
---|---|
✅ A4サイズ/片面印刷が基本 | 両面印刷や異なるサイズは避ける |
✅ 各ページにクリアファイルなどで丁寧にまとめる | ページ順の入れ違い防止にもなる |
✅ 応募先がPDF指定の場合は、改ページ後のレイアウトも事前確認 | スマホ表示でも乱れないようにする |
ページまたぎでも印象よく見せるコツ
- 改ページ後も、前ページからの文脈が自然につながるようにする
- ページ最下部に行が1~2行しかない場合は、調整して余白を増やす(読みやすく見せる)
- 表組み(スキル一覧など)は途中で分割せず、1ページ内に収めるのがベター
まとめ|職務経歴書のページまたぎは“自然で読みやすく”が鉄則
✅ 職務経歴書が2ページ以上になることは問題ないが、読み手に配慮した構成と改ページの工夫が必要
✅ 「見出しと内容が分断されない」「区切りのいいところで改ページする」ことが大切
✅ ページ番号・名前・ファイル形式(PDF)なども整え、見た目の信頼感と丁寧さを伝える
✅ Word・PDFどちらで作成する場合でも、出力イメージの確認は必須!
ページまたぎを気にせず、“伝わる構成”を意識した職務経歴書を作成することで、読み手の印象は大きく変わります。あなたの実績と魅力を最大限に伝えるためにも、フォーマット面での配慮を忘れずに整えていきましょう。