職務経歴書はパソコンで作成すべき?|メリット・注意点・書き方の基本を徹底解説
「職務経歴書はパソコンで作成してもいいの?」と悩んでいませんか?
転職活動で必ず必要になる「職務経歴書」。作成方法について、
✅ パソコンで作成した職務経歴書は失礼じゃない?
✅ 手書きとパソコン、どちらが一般的?
✅ パソコンで作るときの形式やマナーは?
こうした疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、現在のビジネスシーンでは、職務経歴書はパソコンで作成・提出するのが主流かつ推奨される方法です。読みやすく、修正しやすく、何より「社会人としてのITスキル」をアピールできる重要なポイントになります。
この記事では、職務経歴書をパソコンで作成するメリット、作成時の注意点、基本的な書き方、使用ソフト、レイアウト例まで詳しく解説します。
職務経歴書はパソコンで作成するのが一般的
✅ 理由1:読みやすく、整ったレイアウトが作れる
パソコンなら行間、フォント、レイアウトを統一でき、採用担当者が読みやすい文書に仕上がります。
✅ 理由2:修正・更新が簡単
誤字や職歴の追加もすぐに反映可能。履歴書・職務経歴書・応募企業に合わせた微調整もしやすい。
✅ 理由3:社会人としてのパソコンスキルを示せる
WordやExcelを使いこなせることは、事務職や営業職など幅広い業種で重要なスキルと見なされます。
パソコンで作成する場合の職務経歴書の基本的な形式
項目 | 内容(パソコンでの書き方) |
---|---|
用紙サイズ | A4サイズが一般的。1〜2枚に収める |
文字フォント | MS明朝・MSゴシック・游明朝など、読みやすいものを選択 |
フォントサイズ | 通常は10.5pt~11pt程度 |
ファイル形式 | PDFで保存・提出が原則(レイアウトが崩れないため) |
余白 | 上下左右 20〜30mmを確保して見やすく |
使用するソフトは?Wordが主流、GoogleドキュメントやExcelも可
✅ Microsoft Word(最も推奨)
- 職務経歴書のテンプレートが豊富
- レイアウト自由度が高い
- 提出用にはPDFに変換して保存する
✅ Googleドキュメント
- クラウドで保存でき、複数端末で編集可能
- Wordに変換して提出できる
✅ Excel
- スキルの一環として使われることも
- テーブルや実績の一覧など、整った表形式が作れる
- レイアウト調整に慣れが必要
【例】パソコン作成の職務経歴書レイアウト(構成)
職務経歴書
2024年4月現在
氏名:山田 花子
■ 職務要約
営業事務として5年間勤務し、受発注処理・請求書作成・売上管理など幅広いバックオフィス業務に携わってきました。Excelによるデータ集計や顧客対応も経験し、業務の正確性とスピードの両立を意識して取り組んできました。
■ 職務経歴
【株式会社〇〇〇〇】(2019年4月〜2024年3月)
雇用形態:正社員
配属部署:営業部 事務課
【業務内容】
- 受発注入力(専用システム使用)
- 請求書・納品書作成、月次売上集計(Excel:VLOOKUP、IF使用)
- 顧客対応(電話・メール)
- 在庫・納期管理
- 部内スケジュール管理、営業補助全般
【実績・工夫】
- 売上管理表を自動化し、入力ミス削減と集計時間を50%短縮
- クレーム対応フローを整備し、対応工数を約30%削減
■ 保有スキル・資格
- 日商簿記3級(2023年取得)
- MOS Word/Excel(一般レベル)
- Excel:関数、ピボットテーブル、グラフ作成
- タッチタイピング可、10分間で約250文字入力可能
■ 自己PR
日々の業務では、正確かつスピーディーな処理を心がけ、チーム内での信頼関係を築いてきました。パソコンスキルや事務処理力を活かし、今後はより広い業務領域でも即戦力として貢献したいと考えています。
パソコン作成の職務経歴書でやってはいけないこと
NG例 | 理由・改善ポイント |
---|---|
Wordファイルのまま提出(.docx) | 相手の環境でレイアウトが崩れる可能性あり → PDFに変換して提出 |
フォントや文字サイズがバラバラ | 見づらく、統一感のない印象 → 一貫性を保つ |
行間が詰まりすぎ・余白がない | 読みにくく、圧迫感がある → 適切な空白を取る |
ファイル名が「履歴書_新規.docx」など | 管理しづらい →「職務経歴書_山田花子.pdf」のように丁寧に命名 |
まとめ|職務経歴書はパソコンでの作成がスタンダード。正しく整えて印象アップを目指そう
✅ 職務経歴書は、現在ではパソコンで作成・PDF提出が主流
✅ WordやGoogleドキュメントを使い、読みやすく整ったフォーマットで作成する
✅ レイアウト・フォント・ファイル名にも気を配ることで、ビジネスマナーやITスキルの高さも伝わる
✅ 手書き指定でない限り、パソコン作成が「常識」レベルと考えてOK
職務経歴書は、あなたの職業的な実力とビジネススキルを伝える第一のツールです。パソコンスキルを活かし、読みやすく美しい職務経歴書で、好印象をしっかりと残しましょう。