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職務経歴書は「現在も働いている場合」どう書く?|在職中の正しい書き方と注意点を詳しく解説

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「現在も働いている場合」、職務経歴書はどう書けばいいの?

転職活動を始める際、多くの方が直面するのがこの疑問です。

「まだ退職していないけど、職務経歴書にどう書くべき?」
「“現在”って書くだけで伝わる?それとも“在職中”と明記すべき?」
「退職予定が決まっていない状態でも転職活動をしていいの?」

現在も働いている場合、職務経歴書の書き方には一定のマナーと正確性が求められます。採用担当者に誤解を与えないよう、現職の状況を正しく、かつスマートに伝えることが重要です。

本記事では、「現在も働いている場合」の職務経歴書における記載方法、具体的なフォーマット例、在職中ならではの注意点やアピール方法を徹底解説します。


結論:「在職中」であることは明記しよう

転職活動中に現職で働いている場合、職務経歴書には必ず「在職中」「現在に至る」「現在も勤務中」などの表現で、今も勤務していることを明示する必要があります。

なぜなら、

  • 転職理由や入社可能時期を判断する参考になる
  • 経歴の整合性を取るために必要
  • 離職中の応募者と区別して考える必要がある

といった理由があるからです。


現在も働いている場合の書き方【基本ルール】

✅ 1. 勤務期間の「終了日」を「現在」や「現在に至る」で表記する

例:

■ 株式会社エクスプローラー(2019年4月 ~ 現在)

または:

■ 株式会社エクスプローラー(2019年4月入社/現在も在籍)

「現在に至る」はよりフォーマルな表現ですが、「現在」や「在職中」でも問題ありません。


✅ 2. 「在職中」であることを明確にする

職務要約や備考欄に、下記のように補足すると丁寧です。

※現在、株式会社エクスプローラーに在職中(転職活動中につき、退職時期は応相談)

✅ 3. 退職予定がある場合は明記する

すでに退職が決まっている場合は、以下のように記載します。

■ 株式会社エクスプローラー(2019年4月 ~ 2024年6月退職予定)

「予定」の記載を忘れると、すでに退職済みと誤解される恐れがあるため注意しましょう。


実例|「現在も働いている場合」の職務経歴書フォーマット


■ 株式会社エクスプローラー(2019年4月 ~ 現在)
【雇用形態】正社員
【職種】法人営業/SaaSプロダクト担当
【業務内容】
・中小企業向けクラウドサービスの提案営業
・年間約60社を担当、提案~契約・導入後フォローまでを一貫して対応
・営業資料の自動化ツールを導入し、提案準備時間を約30%短縮

【実績】
・2023年度売上:前年比125%の4,500万円達成
・社内表彰「ベストセールス賞」受賞(2022年度)

※現在も勤務中。退職時期は未定ですが、柔軟に対応可能です。


「現在も働いている」場合の注意点とポイント

⚠ 面接での質問に備える

「なぜ転職活動を始めたのか」「現職は辞めるつもりなのか」「引き継ぎは可能か」といった質問に備え、明確な転職理由と入社時期の見通しを整理しておきましょう。


⚠ 会社に知られないよう配慮する

在職中の転職活動では、職務経歴書に「現職の具体的な機密情報」や「顧客名」を記載しないことも大切です。特に現職が同業他社である場合は、取り扱う情報に注意しましょう。


⚠ 入社可能時期は「応相談」など柔軟に記載

企業によっては「すぐにでも来てほしい」というケースもあります。無理のない範囲で、柔軟性を伝えると好印象です。

例:

  • 「2024年○月以降の入社を希望(引き継ぎ完了後)」
  • 「入社日はご相談のうえ、調整可能です」

「現在も働いている」ことを強みに変えるアピール法

現職に在籍中であることは、以下のような点で評価されることがあります:

  • 最新の業界知識やスキルを持っている
  • ブランクがなく、即戦力としての期待が持てる
  • 社会人としてのリズムを保ち、継続して仕事に取り組んでいる

これらを意識して、職務経歴書や面接で**「現職での取り組みや成果」「なぜ今のタイミングで転職なのか」**をしっかり言語化することが大切です。


まとめ|在職中ならではの職務経歴書で、信頼感を伝える

✅ 「現在も働いている場合」は、勤務期間の終わりを「現在」「現在に至る」「在職中」と記載するのが基本
✅ 退職予定があるなら「〇〇年〇月退職予定」と明記
✅ 採用担当者に誤解を与えないよう、在職中である旨を職務経歴書内でも丁寧に伝える
✅ 在職中だからこそ「今のスキル」「今の仕事への姿勢」も評価対象になる

職務経歴書は、単に過去の履歴を記すだけでなく、**“今の自分”を伝える場でもあります。**在職中ならではの強みをしっかり活かし、転職成功へとつなげましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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