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職務経歴書の「業務内容」はどこまで書くべき?|適切な情報量と記載のコツを詳しく解説

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「業務内容」はどこまで書けばいい?迷う人が多いポイント

職務経歴書を作成しているときに、最も多く寄せられるのが次のような疑問です。

「担当していた業務が多すぎて、全部書くと長くなってしまう…」
「細かい仕事まで書いた方が丁寧?それとも省略した方がいい?」
「アピールになる仕事はどこまで詳しく書けばいいの?」

実際、職務経歴書における「業務内容」は、どこまで書くべきかの“さじ加減”が非常に重要です。書きすぎれば冗長になり、少なすぎれば実力が伝わらない――このバランスをどう取るかが、書類選考を通過するためのカギとなります。

この記事では、「業務内容はどこまで書くべきか?」という疑問に答えつつ、読みやすく、魅力が伝わる職務経歴書の書き方を具体的にご紹介します。


そもそも「業務内容」は何のために書く?

職務経歴書の中で、業務内容はあなたが“何をしてきたか”を採用担当者に伝える一番の情報源です。

  • 実務経験の有無・年数
  • 専門性やスキルの範囲
  • 応募ポジションとの親和性
  • 責任の大きさ、成果の出し方

これらを判断するために、「どんな仕事をしていたのか(=業務内容)」を具体的に書く必要があります。


業務内容は「全て書かなくてもいい」けれど「伝わる範囲で書く」

✔ 書くべき業務:

  • 応募先企業と関係がある業務
  • 実績やスキルがアピールできる業務
  • 自分が主担当・中心的に行っていた業務
  • 自分の強みや個性が表れる仕事

✘ 省略してよい業務:

  • チーム内の単純作業(コピー、備品管理など)
  • ごく一般的な業務で、特に差別化にならない内容
  • 応募先との関連性が薄い業務(場合によっては補足程度でOK)

つまり、「すべてを網羅する必要はないが、伝えるべきポイントはしっかり拾う」というのが正解です。


情報量の目安:1社につき5~7行程度がベスト

職務経歴書は、全体でA4用紙1~2枚に収めるのが基本。業務内容に割けるスペースにも限りがあるため、1社(または1職務)につき5~7行程度を目安にまとめましょう。

構成例:

  • どんな企業で(業種・規模)
  • どのような業務を担当し
  • どんな工夫・成果を出したか
  • 使用スキル・ツール・関わった人数など(必要に応じて)

書き方のコツ:「業務内容」+「実績」でバランスよく

ただ業務の羅列だけでは、「結局、何ができる人なのか」が伝わりません。業務の説明に加えて「成果」や「取り組み姿勢」を簡潔に添えることが重要です。

例1:事務職

✘ 書きすぎ:

  • 来客対応、電話対応、書類作成、データ入力、伝票処理、会議準備、郵便物の仕分け、ファイリングなど、さまざまな業務に携わった。

◎ 良い例:

  • 総務・庶務業務全般に従事。来客・電話対応、請求書作成、経費精算、備品管理など幅広く担当。Excel関数を用いたデータ集計の効率化を提案し、作業時間を月10時間短縮。

例2:営業職

✘ 曖昧な表現:

  • 新規営業や既存顧客対応を担当。

◎ 良い例:

  • 法人向けの新規開拓営業を担当(担当エリア:関東)。平均月10社を訪問し、年間契約件数120件を達成。社内MVPを2年連続受賞。

「どこまで書くか」に迷ったときのチェックリスト

  • 応募先企業が求めるスキル・経験に関連しているか?
  • 自分の得意分野や強みが伝わるか?
  • 数字や成果で客観的に伝えられているか?
  • 一般的すぎる内容に終始していないか?
  • スペースの無駄使いをしていないか?

このチェックを通すことで、書くべき業務内容と省いてよい内容が自然に見えてきます。


まとめ|業務内容は「伝わる範囲で絞り、強みを際立たせる」

✅ 職務経歴書の業務内容は「全部書く」のではなく「選んで書く」が正解
✅ 応募先に関連が深いもの、成果が出ているものを中心に記載する
✅ 1社につき5~7行程度におさめ、読みやすさを意識
✅ 単なる作業の羅列ではなく「目的・工夫・成果」まで伝えると効果的
✅ 「どこまで書くべきか」は、読む人の視点で取捨選択するのがポイント

職務経歴書は、自分のキャリアを“プレゼン”する場。**書くべき業務内容を見極め、的確にまとめることで、あなたの強みが伝わる書類になります。**内容の密度を意識しながら、読み手に届く一枚を完成させましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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