【職務経歴書の「役職」正しい書き方とは?】採用担当者に伝わる表現方法と記載例を徹底解説
転職活動において欠かせない「職務経歴書」。その中で意外と悩みやすいのが、役職の書き方です。
「課長って書くべき?それとも係長?」「肩書きがないときは?」「正式名称がわからない場合はどうする?」など、さまざまな疑問が浮かびます。
この記事では、「職務経歴書 役職 書き方」というキーワードをもとに、企業に正しく伝わる役職の記載方法や役職がない場合の工夫の仕方まで、実践的にわかりやすく解説します。
1. 職務経歴書で「役職」を書く意味とは?
職務経歴書は、単に「どんな仕事をしてきたか」を記録するものではなく、あなたがどの立場でどれだけの責任や裁量を持っていたかを伝える重要な書類です。
その中で「役職」の記載は次のような目的を持ちます:
- 担当範囲の広さや責任の重さを明確に伝える
- マネジメント経験の有無を判断してもらう
- 応募ポジションとのマッチングを図るための判断材料になる
2. 【基本ルール】役職の書き方と表記方法
✅ ① 役職は職歴欄の冒頭に明記するのが基本
■ 株式会社〇〇(2018年4月~2023年3月)
所属部署:営業部 営業課
役職:主任
雇用形態:正社員
このように、「部署」「役職」「雇用形態」をセットで書くと丁寧でわかりやすい構成になります。
✅ ② 役職名は正式名称で、略さずに記載
- ❌ NG例:「Mgr」「TL」「部長代理(仮)」
- ✅ OK例:「マネージャー」「チームリーダー」「営業部 課長代理」
外資系企業などで英語の役職名がついている場合は、カタカナ表記と併記するのがおすすめです。
例:Sales Manager(営業部マネージャー)
✅ ③ 複数の役職経験がある場合は、時系列で明確に
■ 株式会社〇〇
2016年4月~2019年3月:営業職(一般社員)
2019年4月~2021年3月:主任
2021年4月~2023年3月:係長(小規模チームのマネジメントを担当)
昇進や異動があった場合は、その変遷も評価対象になります。
3. 【役職がない・役職名があいまいな場合】の書き方
✅ ① 役職がなかった場合でも「担当内容+実質的な役割」を記載
役職:なし(チーム内で進捗管理・教育担当を任されていました)
肩書きがなくても、実際に担っていた責任や立場を簡潔に補足することで、十分なアピールになります。
✅ ② 非公式なポジション名は補足付きで記載
役職:チームリーダー(プロジェクト内での非公式リーダーとして進行管理を担当)
正式な昇格ではなくても、役割が明確なら記載する価値はあります。
4. 【例文付き】職種別・役職の書き方パターン
▶ 営業職の例
■ 株式会社〇〇(2016年4月~2023年3月)
部署:営業本部 第2営業課
役職:主任(5名のチームリーダーとして新人指導を担当)
▶ ITエンジニアの例
■ 株式会社××(2020年4月~現在)
部署:開発部
役職:プロジェクトリーダー(社内SEチームにて要件定義・進捗管理を担当)
▶ 事務職・アシスタント職の例
■ 株式会社△△(2019年4月~2023年3月)
部署:総務部
役職:なし(社内イベントの主担当や業務改善提案などを経験)
5. よくある質問(Q&A)
Q. 役職が短期間しかなかった場合でも書くべき?
▶ 書くべきです。たとえ半年でも、マネジメントやリーダーシップの経験があれば評価対象になります。
時期と期間を明確にすれば、短期でもマイナスにはなりません。
Q. 派遣や契約社員のときも役職を書く?
▶ はい。役職が与えられていた場合は、雇用形態とセットで明記しましょう。
雇用形態:派遣社員
役職:グループ内サブリーダー(業務フロー整備を担当)
Q. 前職の役職名が特殊だったが、そのまま書いてもいい?
▶ 特殊な社内呼称の場合は、一般的な言い換えを併記することで分かりやすくなります。
役職:サービスマスター(顧客対応部門の主任に相当)
まとめ|職務経歴書における「役職」の書き方があなたの評価を左右する
「職務経歴書 役職 書き方」というキーワードが多く検索されるのは、それだけ多くの求職者が役職の伝え方に不安を抱えていることを意味しています。
✅ この記事のポイントまとめ
- 役職は正式名称で、部署や雇用形態とあわせて書くのが基本
- 役職がなくても、実際の役割や貢献内容を記載すればアピールになる
- 昇格・異動などの流れは時系列で記述すると説得力アップ
- 職種に応じた表現を工夫し、過不足なく伝えることが大切
正確で丁寧な役職の書き方は、あなたの「実務経験の深さ」と「責任感」を伝える大きな武器になります。
ぜひこの機会に、あなたの立場や成果がしっかりと伝わる職務経歴書を整えてみてください。