【職務経歴書を間違えたまま提出してしまったら?】採用担当の見方と対応策を徹底解説
転職活動の書類選考において重要な役割を果たす「職務経歴書」。
時間をかけて丁寧に作成したつもりでも、提出後に間違いに気づくというケースは意外と多くあります。
たとえば──
「会社名の漢字を間違えていた」
「日付がズレていた」
「文章に誤字脱字があった」
「古いバージョンを提出してしまった」
このような事態に直面したとき、「どうすればいい?」「選考に影響する?」「訂正できる?」と不安に思う方は少なくありません。
この記事では、「職務経歴書 間違えたまま提出」というキーワードをもとに、間違ったまま提出してしまった場合のリスク、採用担当者の見方、そして適切な対応策を具体的に解説します。
1. 職務経歴書を間違えたまま提出してしまうのは珍しくない
まず結論から言うと、職務経歴書の誤記やミスは誰にでも起こりうることであり、「即不採用」になるとは限りません。
ただし、ミスの内容やその後の対応次第では、採用担当者の印象に大きく影響することがあります。
2. 間違いの種類別|採用担当がどう見るか?
✅ 軽微なミス(致命的ではない)
- 誤字脱字
- 日付の1年違い(明らかな打ち間違い)
- 表現の揺れ(例:「マネージメント」「マネジメント」)
- 書式のズレやレイアウト崩れ
▶ 【採用担当の反応】
内容がしっかり伝わる範囲であれば、大きな減点にはなりにくい。
ただし、細かい確認を怠っている印象を与える場合もあるため注意が必要。
❌ 重大なミス(信頼性を損なう)
- 職歴・所属部署・勤務年数の誤記
- 資格の取得年度や名称の間違い
- 自己PRの内容が別企業宛てになっている
- 他社名のまま使い回している記述
▶ 【採用担当の反応】
「事実確認が不十分」「誠実さに欠ける」と判断される可能性あり。特に他社名が混在していると、「使い回し」や「志望度の低さ」が伝わってしまいます。
3. 提出後に間違いに気づいたときの対処法
🔄 方法①:再提出を申し出る
メールで以下のように丁寧に伝え、修正済みの職務経歴書を再提出するのが基本です。
例文:
件名:職務経歴書の再送について(◯◯ ◯◯)
株式会社〇〇 採用ご担当者様
お世話になっております。
このたび、貴社に応募させていただきました◯◯ ◯◯と申します。
先日送付いたしました職務経歴書の内容に一部誤りがあることに気づきました。
大変お手数をおかけして恐縮ですが、正しい内容を記載した職務経歴書を改めて添付いたしますので、ご確認いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
――――――――――
氏名
連絡先
メールアドレス
▶ ポイント:
- 早めに気づいたらすぐに対応
- 謝罪よりも丁寧な訂正報告を優先
- 誠実さが伝わる書き方が好印象につながる
⏳ 方法②:面接で補足・修正する
すでに書類選考を通過して面接日が決まっている場合は、面接の冒頭や最後に口頭で訂正するのが現実的な方法です。
例文(面接時):
本日はお時間いただきありがとうございます。
実は、提出した職務経歴書に一部記載ミスがありましたので、念のため訂正させていただければと思います。○○年入社と記載しておりますが、正しくは○○年4月です。
▶ 採用担当者にとっては、訂正よりも「正直に伝える姿勢」の方が印象に残ります。
4. 再発防止のためのチェックリスト
提出前の最終確認で、以下のポイントを意識することで誤送信を防げます。
✅ 会社名・部署名・日付は正しいか?
✅ 誤字脱字はないか?
✅ 応募先企業名は合っているか?
✅ 応募職種に合った内容になっているか?
✅ WordやPDFのファイル名は適切か?(例:職務経歴書_氏名.pdf)
5. よくある質問(Q&A)
Q. 書類を間違えて提出したら不採用になる?
▶ 内容や企業によります。小さなミスであれば、採用には大きな影響は出ません。ただし繰り返しミスがある、他社名が残っている、修正もされないまま放置されている場合はマイナス印象になる可能性があります。
Q. 書類の差し替えは失礼にあたらない?
▶ いいえ、正しい内容を伝えるための差し替えは誠実な行動と受け止められます。言い方やタイミングを丁寧に工夫することで、印象を保つことができます。
まとめ|職務経歴書のミスは“対応の仕方”が大切
「職務経歴書 間違えたまま提出」というキーワードが示すように、誰にでも起こり得るミスですが、その後の行動こそが信頼を左右します。
✅ ミスに気づいたら、すぐに丁寧に訂正・再送する
✅ 内容の正しさだけでなく、誠実な対応が印象を左右する
✅ 事前チェックを習慣化して、提出ミスを防ぐ
✅ 面接時の訂正も冷静に対応すればマイナスにならない
「完璧な職務経歴書」ではなく、「信頼を持って受け取られる職務経歴書」を目指すことが、転職成功への一歩となります。