履歴書の「見込み」とは?卒業・取得・入社の見込みを正しく記載する方法を解説
keireki0530
応募書類マスター
転職活動において、重要な書類である「職務経歴書」には、これまでのキャリアや業務内容、実績を具体的に記載する必要があります。その中でも意外と悩む人が多いのが、「退職の書き方」です。
「いつ退職したかはどこまで書くべき?」
「退職理由も職務経歴書に書いた方がいい?」
「印象が悪くならないようにするにはどうすればいい?」
このような疑問を持つ方に向けて、本記事では「職務経歴書 退職 書き方」をテーマに、退職に関する情報を職務経歴書にどう記載するのが適切か、印象を損なわない工夫や実際に使える記載例とともに、詳しく解説します。
結論から言えば、退職したかどうかは必ず記載すべき情報です。職務経歴書は、あなたの「職歴の流れ」を正確に伝えるための書類です。在籍期間の始まりと終わり(もしくは現在も在職中か)を明確に記すことで、採用担当者があなたのキャリアを正しく理解できます。
ただし、退職理由は必須ではありません。必要に応じて、簡潔かつ前向きな内容で補足すればよいとされています。
在籍期間の末尾に「退職」「退社」などをつけて、終了していることを明確に伝えます。
【株式会社〇〇(2018年4月~2023年6月 退職)】
職種:営業事務
業務内容:
・受発注管理、請求書作成
・電話・メール対応
・営業担当者のスケジュール管理
※現在は再就職活動中。
【株式会社△△(2021年1月~2022年12月 契約満了により退職)】
職種:一般事務
業務内容:
・書類整理、データ入力
・備品発注、郵送手配、来客対応
【株式会社XYZ(2019年6月~2023年1月 退職)】
職種:経理担当
業務内容:
・仕訳入力、月次決算処理
・請求・支払管理、予算管理
退職理由:事業縮小に伴う人員整理のため、やむを得ず退職。
【株式会社ABC(2022年3月~2023年9月 退職)】
職種:コールセンターオペレーター
業務内容:
・受電対応(1日平均80件)
・FAQ管理、応対履歴の入力
※退職理由につきましては、面接時にご説明いたします。
状況 | 退職理由を書くべき? | 書き方のポイント |
---|---|---|
契約期間の満了 | ✔ 書いた方が良い | 「契約満了による退職」と簡潔に記載 |
会社都合(倒産・事業縮小) | ✔ 書いた方が良い | 事実をやわらかく伝える表現にする |
自己都合(キャリアアップ) | △ 書いても良い | 前向きな内容に言い換える |
人間関係やハラスメント | ✖ 書かない方が良い | 面接で口頭説明。書類では避ける |
実際の理由 | 書き換え例 |
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上司との関係悪化 | 「社内での価値観の違いにより、自分の力を発揮しづらい環境だったため」 |
給与や待遇への不満 | 「キャリアの方向性と業務内容にギャップを感じたため」 |
業務過多・長時間労働 | 「ワークライフバランスを見直し、自分らしく働ける環境を求めて」 |
退職から時間が経っている場合は、現在の状況や活動を軽く触れておくと印象が良くなります。
職務経歴書における「退職」の書き方は、シンプルでありながら、読み手に安心感と信頼感を与える大切なポイントです。以下の点を押さえておきましょう:
退職は決してマイナスではなく、次のステップへの準備期間です。正しく丁寧に伝えることで、あなたの信頼性と誠実さを職務経歴書でしっかりアピールしていきましょう。