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職務経歴書における「クライアント」の書き方|守秘義務を守りつつ実績を伝えるコツと例文

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1. はじめに

営業職・コンサルタント・ITエンジニア・クリエイティブ職などで働いた経験がある場合、担当していたクライアントとの実績をアピールすることは、職務経歴書における大きな強みになります。

しかし一方で、
✅「クライアント名をそのまま書いてもいいの?」
✅「守秘義務が心配…どう表現すれば安全?」
✅「クライアントとの関係性や成果を効果的に伝えるには?」

といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、職務経歴書における「クライアント」の正しい書き方、NG・OKの表現例、採用担当者に伝わる実績の伝え方を丁寧に解説します。


2. 職務経歴書にクライアントを記載するべき理由とは?

クライアントとの取引経験は、その人の対人スキル・提案力・信頼構築能力を証明する材料となります。

✅ クライアント経験を記載することで伝えられること

  • 対応してきた業界・業種の幅
  • 担当していた案件の規模や重要度
  • クライアントからの信頼の厚さ
  • 自らが担った役割の具体性

➡ これらは書き方次第で「即戦力」「調整力」「問題解決力」を伝える武器になります。


3. クライアント名を記載してもいいの?注意点と判断基準

✅ クライアント名を記載してOKなケース

  • 自社の公式サイトや実績紹介ページで公表されている
  • プレスリリース・ニュース記事などでプロジェクトが紹介されている
  • 契約上、守秘義務違反に当たらないと判断できる場合

📌 例:記載OKなケース

・楽天株式会社のプロモーション案件を担当し、LP制作とSNS連動施策を実施  
・大手家電メーカー◯◯社の新商品キャンペーン企画に携わる

❌ クライアント名を記載すべきでないケース

  • NDA(秘密保持契約)で機密性が高い案件
  • 企業やブランドイメージに影響する可能性がある場合
  • 顧客企業が個人経営や匿名希望だった場合

➡ このようなケースでは、クライアント名を業界名や企業規模、知名度などで置き換える表現を使いましょう。


4. クライアントを記載する際の書き方ポイント

✅ 1. 「企業名を出すかどうか」をまず判断

➡ 出せない場合は、「大手」「業界名」「上場企業」などで代用。

書き方
実名記載OK株式会社○○(2020年4月~)大手通信会社(KDDI)担当
守秘義務あり上場企業(大手通信キャリア)向け業務支援

✅ 2. 担当業務・役割を明確に書く

「何をしたか」「どう貢献したか」が伝わることが重要です。

📌 例:

  • クライアントの課題を分析し、業務フロー改善の提案を実施
  • 顧客企業のマーケティング部と連携し、売上向上施策を立案・実行
  • 技術面から課題解決を支援し、月間稼働コストを20%削減

✅ 3. 実績や成果を数値で示すと説得力アップ

クライアント対応の成果は「信頼獲得」だけでなく「成果指標」も添えましょう。

📌 例:

  • 担当クライアントの売上前年比120%を達成
  • サポート対応満足度アンケートで平均4.8/5.0を記録
  • 提案資料が採用され、新製品の導入に至った

5. クライアントの書き方:具体的な記載例

📌 例1:クライアント名を出す場合(公表されている実績)

株式会社ABC(2019年4月~2023年3月)  
法人営業/アカウントマネジメント  

【主な担当業務】  
・楽天株式会社、ソフトバンク株式会社を含む大手顧客の法人営業を担当  
・新規案件の提案、商談、アフターフォローまで一貫対応  
・デジタル施策(Web広告、SNSキャンペーン)の提案  

【成果】  
・楽天との共同キャンペーンにより、広告クリック率が前年比150%に向上  
・クライアント満足度アンケートで全社平均4.9/5.0を記録  

📌 例2:クライアント名を伏せる場合(守秘義務対応)

株式会社XYZ(2018年6月~2023年1月)  
ITコンサルタント  

【担当業務】  
・大手金融機関(メガバンク)の業務改革プロジェクトに参画  
・業務フロー見直しによるペーパーレス化とRPA導入を推進  
・クライアント先常駐でのプロジェクトリード  

【成果】  
・年間1万枚以上の帳票を電子化し、印刷コストを30%削減  
・RPA導入により、定型業務の作業時間を週30時間削減  

6. まとめ|クライアントの書き方で差をつけよう

✅ クライアント名は「記載できる場合」と「できない場合」で表現を使い分ける
✅ 守秘義務がある場合は、業界・企業規模・プロジェクト内容で具体性を補う
✅ クライアント対応の実績は「課題」「役割」「成果」の3点で伝える
✅ 数値・比較・定性的な成果も添えると信頼性がアップ

📌 職務経歴書におけるクライアント対応の記載は、あなたの“対外的な信頼性と実力”を証明する重要な要素。
守秘義務を守りながら、しっかりと強みとしてアピールしましょう! 💼✨

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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