2025.03.20

看護師向け職務経歴書の書き方｜効果的なアピール方法と例文付き

keireki0530

Contents

1. はじめに
2. 看護師の職務経歴書の基本構成
- 📌 職務経歴書の基本的なフォーマット
3. 看護師の職務経歴書を書く際のポイント
4. 看護師の職務経歴書の具体例（テンプレート付き）
- 📌 例文① 総合病院勤務の看護師向け
5. まとめ｜看護師向け職務経歴書の書き方のポイント

1. はじめに

看護師として転職を考える際、職務経歴書の作成は非常に重要なステップ です。履歴書だけでは伝えきれない**「これまでの経験」「専門スキル」「具体的な実績」** をアピールするために、しっかりとした職務経歴書を作成する必要があります。

✅ 「看護師の職務経歴書はどのように書けばいい？」
✅ 「採用担当者に評価されるポイントは？」
✅ 「具体的な例文が欲しい！」

本記事では、看護師向けの職務経歴書の書き方、採用担当者に伝わるポイント、実際の例文 を詳しく解説します。

2. 看護師の職務経歴書の基本構成

📌 職務経歴書の基本的なフォーマット

職務要約（Summary） – これまでの経験を簡潔にまとめる
職務経歴（Work Experience） – 勤務先ごとの業務内容・実績を詳しく記載
スキル・資格（Skills & Certifications） – 看護師としての専門スキル・資格を記載
主な取り組み・実績（Achievements） – 具体的な成果や業務改善の取り組みをアピール
自己PR（Personal Statement） – 応募先の病院・クリニックに合わせた強みを伝える

3. 看護師の職務経歴書を書く際のポイント

① 「職務要約」は3〜4行で簡潔にまとめる

➡ 看護師としての経験年数・得意分野・専門スキルを端的にまとめる。

📌 記載例（総合病院勤務）
✅ 「看護師として7年間の経験を持ち、急性期病棟およびICUでの勤務経験あり。救急対応・術後管理を担当し、患者の回復支援に尽力。リーダー業務や新人教育も経験し、後輩指導にも携わる。」

📌 記載例（クリニック勤務）
✅ 「内科クリニックにて3年間勤務。外来診療補助、採血・点滴・健康診断業務を担当。電子カルテの管理や患者対応を行い、診療の効率化に貢献。」

② 「職務経歴」は業務内容＋実績を明確に

➡ 単に「どのような業務を担当したか」だけでなく、「どのような成果を出したか」を記載すると評価が上がる。

📌 NG例（業務内容のみの記載）
❌ 「外科病棟で看護業務を担当し、患者のケアを行った。」

📌 OK例（業務内容＋成果を明確に）
✅ 「外科病棟で看護業務を担当し、術後管理や創傷処置を実施。術後感染予防策を徹底し、創感染率を前年比20%削減した。」

③ 「スキル・資格」を明確に記載

➡ 看護師としての専門スキルや、取得資格を明記する。

📌 記載例（スキル・資格）
✅ 看護スキル：採血・点滴・静脈注射、創傷管理、人工呼吸器管理、救急対応
✅ 資格：正看護師免許（2015年取得）、BLS（Basic Life Support）、認定看護師（皮膚・排泄ケア）

④ 「主な取り組み・実績」で具体的な成果を記載

➡ これまでの職場での改善点や成果をアピールする。

📌 記載例（急性期病棟勤務）
✅ 「業務改善の一環として、電子カルテの入力マニュアルを作成。入力ミスが減少し、患者情報の共有がスムーズになった。」

📌 記載例（クリニック勤務）
✅ 「院内の感染対策プロジェクトに参加し、手指消毒の徹底を指導。院内感染率を前年比10%低減した。」

⑤ 「自己PR」は応募先の病院・クリニックに合わせる

➡ 応募先の特徴を考慮し、自分の経験がどのように活かせるかを記載する。

📌 NG例（抽象的な自己PR）
❌ 「患者さんに寄り添った看護を提供できるように心がけています。」

📌 OK例（応募先に合わせた自己PR）
✅ 「急性期病棟での勤務経験を活かし、患者の状態変化を迅速に察知するスキルを身につけました。御院のICUでの勤務においても、この経験を活かし、患者の回復に貢献したいと考えています。」

4. 看護師の職務経歴書の具体例（テンプレート付き）

📌 例文① 総合病院勤務の看護師向け

【職務経歴書】

氏名：〇〇 〇〇
連絡先：〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メールアドレス：〇〇@example.com

■ 職務要約
看護師として7年間の経験を持ち、急性期病棟およびICUでの勤務経験あり。
救急対応・術後管理を担当し、患者の回復支援に尽力。リーダー業務や新人教育も経験し、後輩指導にも携わる。

■ 職務経歴
① ○○総合病院（2016年4月～現在） 正社員 / 看護師（急性期病棟）  
・急性期病棟で術後管理、点滴・静脈注射、呼吸器管理を担当  
・感染管理の強化を実施し、病棟内の感染率を前年比20%低減  
・看護記録の電子化プロジェクトに参画し、記録ミスを30%削減  

■ スキル・資格
・看護スキル：採血・点滴・静脈注射、創傷管理、人工呼吸器管理、救急対応  
・資格：正看護師免許（2015年取得）、BLS（Basic Life Support）、認定看護師（皮膚・排泄ケア）  

■ 自己PR
急性期病棟での経験を活かし、患者の変化を的確に察知するスキルを磨いてきました。貴院のICUでの勤務においても、的確な判断と迅速な対応を心がけ、患者の回復に貢献したいと考えています。

以上