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職務経歴書における「売上高」はいつのものを書くべきか?|適切な記載方法と具体例

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1. はじめに

転職活動で職務経歴書を作成する際、「売上高」を記載することで、自分の貢献度を具体的にアピールできるため、非常に有効な要素となります。

しかし、**「売上高はどの期間のものを書くべきなのか?」**と悩む方も多いのではないでしょうか?

直近の売上高を書くべき?
年間売上?月間売上?どちらが良い?
売上がわからない場合はどうする?

本記事では、職務経歴書における売上高の適切な記載方法、いつの売上を記載するのがベストか、売上が不明な場合の対処法について解説します。


2. 職務経歴書に記載する売上高は「直近の年間売上」が基本

職務経歴書に売上高を記載する場合、基本的には**「直近の年間売上」**を記載するのが最適です。

① 年間売上がベストな理由

  • 売上は季節変動があるため、年間のデータの方が安定している
  • 企業が長期的な成果を判断しやすい
  • 月間売上よりもインパクトがある

📌 記載例(営業職の場合)
✅ 「2023年度の担当顧客の年間売上を前年比120%向上(○○万円 → ○○万円)」


3. 職種・業界別の売上高の書き方と記載タイミング

売上高の記載方法は、職種や業界によって異なります。 各職種ごとに適切な売上の表記方法を見ていきましょう。

① 営業職・法人営業

「直近1年間の売上」または「四半期売上」

📌 記載例
✅ 「2023年の年間売上○○万円を達成し、前年比130%の成長」
✅ 「2023年第3四半期の売上目標を150%達成」


② 小売業・販売職

「月間売上」または「年間売上」

📌 記載例
✅ 「担当売り場の月間売上を前年比120%向上(○○万円 → ○○万円)」
✅ 「年間の店舗売上を前年比110%増加させ、チームリーダーとして貢献」


③ Webマーケティング・ECサイト運営

「特定期間(キャンペーン期間・四半期)の売上」または「年間売上」

📌 記載例
✅ 「2023年のECサイトの年間売上○○万円を達成」
✅ 「Google広告の運用により、2023年第2四半期の売上を前年比140%向上」


④ 飲食業(店長・マネージャー)

「月間売上」または「年間売上」

📌 記載例
✅ 「2023年の年間店舗売上を前年比115%向上(○○万円 → ○○万円)」
✅ 「2023年8月の売上が前年比130%増加し、月間最高売上を記録」


4. 売上がわからない場合の対応策

企業によっては、売上高を明示していないこともあります。売上が不明な場合は、代わりに以下の指標を使いましょう。

売上増加率:「前年比120%向上」
担当した案件数:「年間30件の新規契約を獲得」
顧客数の増加:「月間顧客数を150%増加させた」
業務改善効果:「業務効率化により、売上管理の処理時間を30%削減」

📌 記載例(売上不明の場合)
✅ 「新規顧客の獲得により、担当エリアの売上を前年比120%向上」
✅ 「ECサイトのアクセス数を半年で50%増加させ、売上成長に貢献」


5. 職務経歴書の具体例(売上高を適切に記載する方法)

📌 1枚目(職歴概要・主要な経験)

職務経歴書

1. 職務概要(Summary)

「法人営業として5年間の経験を持ち、BtoBの新規開拓・既存顧客フォローを担当。2023年度の年間売上を前年比130%増加させ、個人売上1億円を達成。」

2. 職務経歴(Employment History)

【株式会社〇〇】(2018年4月 ~ 現在)

雇用形態:正社員 / 法人営業

  • 新規開拓営業を担当し、年間30社の契約を獲得。
  • 2023年の担当エリア売上を前年比120%向上(売上高○○万円 → ○○万円)。
  • チームリーダーとして、チーム売上目標の達成率を80% → 110%に改善。

📌 2枚目(スキル・資格・ポートフォリオ)

3. スキル・ツール(Skills & Tools)

  • 営業スキル:法人営業、提案型営業、プレゼンテーション
  • 分析ツール:Salesforce、Google Analytics、Excel(ピボットテーブル、関数)
  • 業務改善:顧客管理システム(CRM)の導入、営業フローの効率化

4. 自己PR(Personal Statement)

「売上向上を意識した営業戦略の立案と実行を得意とし、直近では担当エリアの売上を前年比120%向上させました。今後も、売上データの分析を活用した戦略的な営業活動で、企業の成長に貢献したいと考えています。」


6. まとめ|売上高を適切に記載して職務経歴書を魅力的に!

基本は「直近1年間の売上高」を記載する
職種によって「四半期売上」や「月間売上」も活用する
売上が不明な場合は、売上増加率・案件数・顧客数などで代替可能
数値を明示することで、採用担当者にインパクトを与えやすい

職務経歴書に適切な売上高を記載することで、あなたの実績がより魅力的に伝わります。正確なデータを活用し、職務経歴書の完成度を高めて、転職成功に繋げましょう!

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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