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ミドル世代の転職。職務経歴書で豊富な経験と実績を伝える書き方

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ミドル世代の転職と職務経歴書の重要性

ミドル世代(一般的に30代後半から40代、50代)の転職活動において、職務経歴書は、若手世代の転職とは比較にならないほど重要な意味を持ちます。若手(第二新卒など)の採用が、ポテンシャルや学習意欲を重視する「ポテンシャル採用」であるのに対し、ミドル世代の採用は、即戦力となる「専門性」、組織を牽引する「マネジメント能力」、そして困難な課題を解決に導く「経験に基づく判断力」を求める「即戦力採用」であります。

これまでに培ってきた豊富なキャリアや、複雑な実績を採用担当者に短時間で、かつ正確に理解してもらうため、職務経歴書の戦略的な作成が不可欠となります。

職務要約。キャリアの集大成を簡潔に示す

キャリアが長いミドル世代だからこそ、職務経歴書の冒頭に記載する「職務要約(経歴要約)」の役割は極めて重要です。採用担当者は、まずこの部分を読み、応募者がどのような人物で、どの分野のプロフェッショナルであるのかを瞬時に判断しようとします。

ここでは、自身のキャリアの集大成として、経験年数、得意とする専門分野、マネジメント経験の有無、そして最もアピールしたい実績やスキルを、3行から5行程度で簡潔に凝縮して定義します。

職務経歴。実績は「数値」で具体的に示す

ミドル世代の職務経歴書において、「何をしてきたか(業務内容)」を羅列するだけでは不十分です。採用担当者が最も知りたいのは、「それによって、どのような成果(実績)を出したのか」という具体的な貢献度であります。

営業職であれば売上達成率や新規契約件数、管理部門や技術職であっても、「業務プロセスの改善により、コストを年間〇〇万円削減」「新システムの導入により、月間〇時間の工数を削減」といった形で、自身の行動と成果を可能な限り「数値」で客観的に示すことが、説得力を高める鍵となります。

マネジメント経験の効果的なアピール方法

ミドル世代の応募者には、プレイングマネージャーあるいは管理職としての役割が期待されることも多くあります。正式な役職(部長、課長、主任など)に就いていた場合は、その職位とマネジメントしていた部下の人数(〇名のチームを統括)を明記します。

たとえ正式な役職がなかったとしても、「プロジェクトリーダーとして〇名のメンバーを牽引」「後輩〇名の指導・育成(OJT)を担当」「チームの目標達成に向けた進捗管理」といった、実質的なリーダーシップやマネジメントに関連する経験は、具体的な役割と共に必ず記載すべき重要なアピールポイントとなります。

豊富なキャリアのまとめ方。情報量の取捨選択

キャリアが長くなればなるほど、職務経歴書に記載したい内容は増え、情報量が膨大になりがちです。しかし、採用担当者が読みやすいとされる枚数の目安は、A4用紙で2枚程度、多くとも3枚以内とされています。

全ての経験を平等に詳細に書くのではなく、応募先企業の求人情報(募集要項)を深く読み込み、「応募先企業で活かせる経験」や「直近の重要な実績」を厚く、詳細に記載します。一方で、応募先との関連性が低い古い職歴や、定型的な業務内容については、在籍期間や概要のみを簡潔に記載するなど、戦略的に情報の「強弱」をつける(取捨選択する)ことが、伝わりやすい職務経歴書を作成するコツであります。

自己PR。経験に基づく課題解決能力

自己PR欄では、これまでの豊富な職務経験に基づいた、ミドル世代ならではの強みをアピールします。例えば、過去の成功体験や失敗体験から学んだ「高度な課題解決能力」や「リスク管理能力」、あるいは、多様な関係者との利害を調整してきた「折衝・調整能力」などです。

自身の経験(過去)が、応募先企業の将来(未来)のどのような課題解決に貢献できるのかを、論理的に結びつけて記載し、即戦力として、また組織の中核として貢献できる人材であることを明確に伝えます。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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