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複数のアルバイト経験を職務経歴書で武器にする職務要約の書き方と例文集

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アルバイト経験が複数ある場合や、様々な職種を転々としてきた場合、職務経歴書の作成において最も悩むのが職務要約です。正直に全てを書くと一貫性がないように見えたり、飽きっぽい性格だと思われたりするのではないかと不安になる方も多いです。しかし採用担当者が見ているのは、経験した数そのものではなく、そこから得られた経験値と適応力です。複数の職場を知っているからこそ、どのような環境でも柔軟に対応できる強みを持っているとも言えます。ここでは複数のアルバイト経験を持つ方が、自身のキャリアを魅力的にまとめ上げ、書類選考を通過するための職務要約の書き方のポイントと具体的な例文を紹介します。

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複数のアルバイト歴がある応募者に採用担当者が求めていること

多くの職場を経験している応募者に対し、採用担当者は即戦力としての期待を持つ一方で、すぐに辞めてしまわないかという懸念も抱いています。そのため職務要約では以下の3点を明確にし、安心感を与える必要があります。

  1. キャリアの軸と共通点一見バラバラに見える職歴の中に、共通するスキルや姿勢があるかを確認しています。例えば、飲食店とアパレル店なら接客という軸で、倉庫と引越しなら体力とチームワークという軸で評価します。
  2. 環境への適応能力多くの職場を経験したことは、新しい人間関係や業務ルールに素早く馴染める適応力の証明でもあります。即戦力として現場に入り込める柔軟性をアピールします。
  3. 正社員として働く覚悟なぜこれまではアルバイトで、今回は正社員を目指すのかという意欲の部分です。これまでの経験は正社員として活躍するための準備期間であったとポジティブに伝えることが重要です。

バラバラな経歴を一つにまとめる書き方のテクニック

複数のアルバイト経験をまとめる際は、時系列に全てを羅列するのではなく、共通項でグルーピング(グループ化)して記述するか、最もアピールしたい経験を中心に構成します。

  • 接客業を中心にまとめる場合飲食、コンビニ、販売など職種が異なっていても、顧客と接する仕事としてまとめてアピールします。
  • 異なる業種をスキルでまとめる場合事務と接客など全く違う仕事をしている場合は、正確性やコミュニケーション能力といったポータブルスキル(持ち運び可能な能力)を軸にします。
  • 期間をまとめて表現する短期バイトが多い場合は、個別の社名は出さず「約3年間、イベントスタッフや軽作業など計5社にて業務に従事」といった書き方で概要を伝えます。

【接客業中心】対人スキルと対応力をアピールする例文

飲食店や販売店など、接客業のアルバイトを複数経験している場合は、どのような場所でも通用するコミュニケーション能力と臨機応変さを強調します。

例文

大学卒業後、約4年間にわたりカフェ、アパレルショップ、居酒屋など計3社にて接客販売業務に従事してまいりました。

業態は異なりますが、一貫して「顧客満足度の追求」をテーマに掲げ、お客様一人ひとりに合わせた柔軟な対応を心がけてきました。特にアパレル販売では、お客様の潜在ニーズを引き出す提案力を磨き、店舗の売上目標達成に貢献しました。また、忙しい飲食店での経験を通じて、効率的な業務遂行力とチームワークの重要性を学びました。これら多様な現場で培った対人スキルと適応力を活かし、貴社の営業職として顧客との信頼関係構築に尽力したいと考えています。

【軽作業・製造中心】体力と正確性をアピールする例文

倉庫作業や工場、配送助手など、体を動かす仕事や作業中心のアルバイトを複数経験している場合は、真面目な勤務態度と責任感をアピールします。

例文

約5年間にわたり、物流倉庫でのピッキング、工場のライン作業、引越しスタッフなど計4社にて、現業職に従事してまいりました。

どの職場においても、決められたルールや時間を遵守し、ミスなく正確に作業を行うことを徹底してきました。特に物流倉庫では、誤出荷ゼロを目指して指差し確認を習慣化し、チームの作業品質向上に貢献しました。また、体力には自信があり、急なシフト変更や繁忙期の残業にも柔軟に対応可能です。これまでの経験で培った「責任感」と「安全意識」を活かし、貴社の製造部門において安定した生産活動に貢献したいと考えています。

【事務・接客混合】多角的な視点とポテンシャルをアピールする例文

事務と接客など、全く異なる種類のアルバイトを経験している場合は、幅広い業務に対応できる柔軟性と、それぞれの職種から得た学びを統合してアピールします。

例文

短期大学卒業後、自身の適性を見極めるために、コールセンターでのデータ入力、飲食店のホール、イベント受付など計3つの異なる業種にて業務に従事してまいりました。

コールセンターでは正確なPC操作と事務処理能力を、接客業では臨機応変な対応力とコミュニケーション能力を培いました。どの職場においても、新しい環境や業務フローに即座に適応し、早期に戦力として貢献することを心がけてまいりました。これまでの多様な経験から得た「環境適応能力」と「多角的な視点」を活かし、貴社の一般事務として円滑な業務遂行に貢献できるよう尽力します。

職務要約を書く際の注意点

複数のアルバイト経験を書く際、最も避けるべきなのは「なぜ転々としたのか」というネガティブな理由が見えてしまうことです。「人間関係が合わずに辞めた」などの理由は書かず、「様々な経験を通じて視野を広げたかった」「自分に最適な職種を探していた」といった前向きな理由に変換してください。職務要約はあなたの経歴の「良いとこ取り」をする場所です。自信を持って、これまでの経験が正社員としての糧になっていることをアピールしてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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