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保健師の職務経歴書で採用を引き寄せる自己PRの書き方と職域別例文集

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人々の健康を守り予防活動に尽力する保健師の仕事は専門性が高く人気の職種ですが、行政や企業そして健診機関など活躍の場によって求められるスキルは大きく異なります。そのため職務経歴書の自己PRでは応募先が求める役割を正確に理解し、自身の経験がどのように貢献できるかを具体的に伝える必要があります。採用担当者は専門知識だけでなく対象者に寄り添う姿勢や多職種と連携して課題を解決する力を重視しています。ここでは保健師への転職を目指す方が書類選考を通過するために知っておくべき自己PRの書き方のポイントと職域や経験に合わせた具体的な例文を紹介します。

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保健師の採用担当者が自己PRで重視する3つの視点

保健師の採用において企業や自治体側が応募者に求めている資質は大きく分けて三つあります。一つ目は対象者へのアセスメント能力と支援力です。健診データや面談での様子から健康課題を的確に把握し行動変容を促すための支援ができるかが問われます。二つ目は多職種との連携調整力です。医師や人事担当者あるいは地域の関係機関と連携し組織全体で健康課題に取り組むための調整役としての動きが重要視されます。三つ目は企画力とPDCAを回す力です。健康教育やイベントの企画運営を行いその効果を評価して次の活動に活かすことができる実務能力が評価されます。これらの要素をバランスよく盛り込み即戦力としての価値を伝えます。

予防活動と連携力を具体的な成果に変換する書き方

自己PRを作成する際によくある失敗として、保健指導を行いましたという事実のみの記述で終わってしまうことが挙げられます。採用担当者が知りたいのは、どのような対象者に対しどのようなアプローチを行いその結果どうなったかというプロセスです。例えば特定保健指導であれば実施件数だけでなく終了率や改善率などの数字を用いることで客観的な成果を示すことができます。またメンタルヘルス対応などの数値化しにくい業務については、休職者との信頼関係構築の工夫や復職支援における人事や主治医との連携プロセスを具体的に記述することで調整力や課題解決能力をアピールできます。指導するのではなく支援するという姿勢を示すことも大切です。

行政保健師が地域支援と調整力をアピールする例文

行政保健師の経験者は幅広い世代への対応力や困難事例へのアプローチ、そして地域資源を活用した連携力をアピールします。

私は地域住民一人ひとりに寄り添う家庭訪問活動と関係機関と連携した包括的な支援体制の構築に自信があります。前職の自治体では母子保健と精神保健を担当し年間約100件の家庭訪問を行ってまいりました。育児不安や精神疾患を抱えるハイリスク家庭に対しては単発の支援で終わらせず医療機関や児童相談所と連携し長期的な見守り体制を構築しました。また乳幼児健診の受診率向上を目指し未受診者への勧奨フローを見直した結果、受診率を前年比で5パーセント向上させることができました。貴自治体においても住民の皆様の小さなサインを見逃さず地域全体で健康を支える保健活動に貢献したいと考えています。

産業保健師が健康経営とメンタルヘルス対策をアピールする例文

企業の産業保健師を目指す場合は社員の健康管理による生産性向上への貢献やメンタルヘルス不調の未然防止策などをアピールします。

私は社員のパフォーマンスを最大化するための健康支援と組織全体のメンタルヘルス対策推進に強みを持っています。前職では従業員1000名規模の事業所にて産業保健師として勤務し高ストレス者への面談や過重労働対策に従事しました。メンタルヘルス不調の未然防止に向け管理職向けのラインケア研修を企画実施し相談しやすい職場環境づくりを推進しました。その結果、高ストレス者の割合を10パーセント減少させることができました。また健康診断の事後措置率100パーセントを達成するために産業医や人事部と連携し受診勧奨の仕組みを整えました。貴社においても健康経営の視点から社員といきいきと働ける組織づくりに貢献します。

健診センターや病院保健師が指導力と接遇をアピールする例文

健診機関や病院では限られた時間内で対象者の行動変容を促す指導力や顧客満足度を高める接遇スキルが評価されます。

私はデータに基づいた説得力のある保健指導と受診者のモチベーションを高めるコミュニケーション能力を持っています。現職の健診センターでは年間約800件の特定保健指導を担当しておりますが、単にリスクを伝えるだけでなく対象者の生活背景や価値観を丁寧にヒアリングすることを心がけてきました。無理のないスモールステップでの目標設定を共に考えるコーチング手法を取り入れた結果、対象者の行動変容を促し支援終了率を昨対比で15パーセント向上させました。また接遇委員会にも所属し受診者が快適に過ごせる環境づくりにも注力しました。貴院においても質の高い保健指導を通じて受診者の健康増進に寄与したいと考えています。

看護師から保健師へ転職する場合の強み変換例文

看護師経験から保健師へキャリアチェンジする場合は臨床で培ったアセスメント能力や疾病への知識を予防活動にどう活かすかをアピールします。

私は臨床経験で培った疾患への深い理解と患者様の生活背景を見据えたアセスメント能力を予防活動に活かしたいと考えています。5年間の内科病棟勤務において生活習慣病の増悪により入退院を繰り返す患者様と多く接してまいりました。その経験から病気になる前の一次予防の重要性を痛感し保健師を志望しました。病棟では退院指導のリーダーを務め患者様やご家族の生活スタイルに合わせた食事や内服管理の指導を行ってまいりました。この相手の生活に寄り添い実行可能な提案を行うスキルは保健指導においても必ず活かせると確信しています。未経験ではありますが臨床知識と持ち前の行動力を活かし人々の健康寿命延伸に貢献できるよう努力します。

自己PRを書く際の注意点と「指導」から「支援」への意識転換

保健師の自己PRを書く際によくある失敗として、専門職としての正しさを押し付けるような上から目線の表現になってしまうことが挙げられます。指導してあげたという姿勢ではなく、対象者が自ら健康になろうとする力を引き出したという支援者としての謙虚な姿勢を示すことが重要です。また企業や自治体によって注力している課題(メタボ対策、メンタルヘルス、母子保健など)は異なります。応募先のニーズを事前にリサーチし自身の経験の中で最も親和性の高いエピソードを選んでアピールすることで採用担当者に響く職務経歴書を作成してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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