2025.12.08

職務経歴書を「簡単」に作成する最適解。フォーマット選びと作成ツールの活用術

keireki0530

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

転職活動において、最初のハードルとなるのが職務経歴書の作成です。白紙の状態から自分のキャリアを文章化するのは骨の折れる作業であり、「もっと簡単に、効率よく作成できないか」と悩む方は少なくありません。実は、職務経歴書を簡単に作成するためには、自分の状況に合った「フォーマット（テンプレート）」を選ぶことと、便利な「作成ツール」を活用することの2つが重要です。ここでは、手間をかけずにクオリティの高い職務経歴書を仕上げるための具体的な方法と、注意点について解説します。

Contents

「簡単」の意味で選ぶ2つの作成方法
最も書きやすいフォーマットは「逆編年体式」
内容を「簡単」にまとめるための記述テクニック
「簡単」と「手抜き」は違う点に注意
まとめ

「簡単」の意味で選ぶ2つの作成方法

職務経歴書を簡単に作成する方法は、大きく分けて「テンプレートをダウンロードして編集する方法」と「専用の作成ツールを使う方法」の2つがあります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選ぶことが時短への近道です。

1. テンプレート（Word・Excel）を使用する方法

パソコン操作に慣れている方や、レイアウトを自分好みに微調整したい方におすすめです。

インターネット上で無料配布されている「標準フォーマット」をダウンロードし、自分の経歴を上書きしていきます。一からレイアウトを組む必要がないため、大幅な時短になります。特にWord形式は文章の編集がしやすく、一般的にも推奨されているため、迷ったらWordの標準テンプレートを選ぶのが無難です。

2. 転職サイト等の「作成ツール」を使用する方法

パソコンが苦手な方や、スマートフォンで隙間時間に作成したい方におすすめです。

多くの転職サイトが提供している「レジュメ登録機能」や「職務経歴書自動作成ツール」を使えば、画面の案内に従って項目を入力していくだけで、自動的にレイアウトが整った職務経歴書（PDF）が完成します。フォーマットの崩れを気にする必要がなく、最も「簡単」に作成できる方法です。

最も書きやすいフォーマットは「逆編年体式」

フォーマットの形式（書き順）選びも、作成の難易度を左右します。最も簡単で、かつ採用担当者にとっても読みやすいのが「逆編年体式」です。

逆編年体式（推奨）直近の職歴から過去に遡って記載する形式です。「今、何をしているか」から書き始めるため記憶が鮮明で書きやすく、採用担当者も現在のスキルを即座に把握できるため好まれます。
編年体式過去から現在へと時系列順に書く形式です。歴史の長いキャリアを順を追って説明するには適していますが、アピールしたい直近の経歴が最後になるため、構成に工夫が必要です。
キャリア式職務内容やプロジェクト単位でまとめる形式です。専門職には向いていますが、情報を整理・分類するスキルが求められるため、作成の難易度は高くなります。

まずは「逆編年体式」のテンプレートを選び、直近の仕事から順に埋めていくのが、最も迷わずに書き進められる方法です。

内容を「簡単」にまとめるための記述テクニック

フォーマットが決まっても、文章を考えるのに時間がかかってしまっては意味がありません。以下のテクニックを使うことで、執筆の負担を減らしつつ、読みやすい書類を作ることができます。

箇条書きを多用する

長い文章を書こうとすると構成に悩みますが、箇条書きであれば事実を羅列するだけで形になります。

「業務内容」「実績」「工夫した点」などの見出しを立て、それぞれを箇条書きで記載します。これにより、採用担当者も情報を拾いやすくなり、一石二鳥です。

「体言止め」を活用する

「～しました」「～を行いました」と毎回文章を完結させるのではなく、「顧客管理データの入力」「新規開拓営業（月間平均30件）」のように名詞で終わらせる（体言止め）ことで、文字数を減らし、リズムよく情報を伝えることができます。

「簡単」と「手抜き」は違う点に注意

ツールやテンプレートを使って簡単に作成することは「効率化」ですが、内容が薄くなってしまうと「手抜き」と判断されかねません。以下の点だけは、自分の言葉でしっかりと記載する必要があります。

職務要約冒頭の要約は、キャリアの全体像を伝える重要な部分です。テンプレートの例文をそのまま使うのではなく、自分の経験年数や具体的な職種名に書き換えてください。
具体的な数値「売上」「達成率」「期間」「人数」などの数字は、あなただけのオリジナルな実績です。ここが具体的であれば、フォーマットがシンプルでも評価は高まります。

まとめ

職務経歴書を簡単に作成するためには、まず「作成ツール」か「Wordテンプレート」のどちらが自分に合うかを決め、形式は「逆編年体式」を選ぶのが鉄則です。その上で、箇条書きや体言止めを活用して執筆のハードルを下げましょう。形式（見た目）の作成に時間をかけるのではなく、中身（実績や強み）の推敲に時間を使うことが、結果として書類選考通過への近道となります。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功

おすすめの転職エージェント

サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る