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職務経歴書における「在籍期間が短い場合」の書き方|不利にならないための工夫とアピール方法

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在籍期間が短いと、職務経歴書で不利になる?

転職回数が多かったり、1年未満の在籍期間がある場合、

✅「この会社、半年で辞めたけど書いた方がいいの?」
✅「在籍期間が短いと、職務経歴書の印象が悪くなる?」
✅「短期離職でも評価される書き方ってあるの?」

と悩む方は少なくありません。

たしかに、職務経歴書において「在籍期間が短い職歴」はネガティブに見られがちな要素の一つです。しかし、書き方と伝え方次第で、採用担当者の印象を大きく変えることが可能です。

この記事では、「在籍期間が短い職歴」を職務経歴書にどう記載すべきか、記載例や注意点、アピールにつなげるためのコツを詳しく解説します。


在籍期間が短い職歴は「書くべき」か?

原則として、在籍期間が短くても事実として職務経歴書に記載すべきです。
特に、雇用契約を結び、給与が発生していた職歴は、基本的に書類に反映させたほうが良いとされています。

一方で、以下のようなケースでは「省略」も検討可能です。

▶ 省略しても問題ない例:

  • 在籍期間が数週間~1ヶ月未満で実務経験がない
  • 試用期間内で終了し、履歴書・社会保険にも未反映
  • 単発アルバイトなど職務経歴と無関係な内容

ただし、虚偽の申告や職歴の隠蔽と捉えられるリスクもあるため、基本は「簡潔でもよいので書く」のが安全です。


職務経歴書での「在籍期間が短い職歴」の記載例

✅ 記載例1:期間を正確に記載し、業務内容を簡潔にまとめる

■ 株式会社〇〇(2023年4月 ~ 2023年9月)
【職種】営業アシスタント
【雇用形態】正社員

【業務内容】

  • 顧客情報の管理、提案資料作成
  • 電話・メール対応による問い合わせ対応

※短期間の勤務ではありましたが、迅速な業務習得と対応力に注力いたしました。


✅ 記載例2:短期契約・期間限定であることを明記

■ 株式会社△△(2022年10月 ~ 2023年3月/契約社員)
【職種】マーケティングアシスタント
【雇用形態】契約社員(6ヶ月契約)

【業務内容】

  • SNSアカウントの運用補助、レポート作成
  • イベント準備と顧客対応のサポート

※期間限定の契約であったため、契約満了に伴い退職。


✅ 記載例3:退職理由を添えて誠実に説明

■ 株式会社XYZ(2021年6月 ~ 2022年1月)
【職種】カスタマーサポート
【雇用形態】正社員

【業務内容】

  • オンラインサービスの顧客対応(チャット・メール)
  • FAQの改善提案とコンテンツ作成

※家庭の事情によりやむを得ず退職。現在は就業環境が整い、長期的な勤務を希望しております。


在籍期間が短いときの書き方のポイント

ポイント説明
✅ 在籍期間を正確に書く「○年○月〜○年○月」と月単位で明記する(1ヶ月でも記載)
✅ 実務経験があるならしっかり書く短期間でも具体的な業務内容を書けば評価対象に
✅ 退職理由は必要に応じて補足面接で聞かれる可能性が高いため、準備しておくと安心
✅ 職歴が多い場合は簡潔に1つ1つ詳細に書くより、「短期業務」の括りでまとめる方法も可

採用担当者が「短い在籍期間」に注目する理由

企業の採用担当者が在籍期間の短さをチェックするのは、以下のような点を気にしているからです。

  • 仕事への継続力・忍耐力はあるか
  • 何か問題があって辞めたのではないか
  • またすぐ辞めてしまう可能性はないか

そのため、**「なぜ短期で終わったのか」「その経験から何を学び、どう次に活かしているか」**を伝えることができれば、不安要素を払拭できます。


アピールにつなげる!短期在籍でも好印象を与えるコツ

アピール方法例文
✅ 適応力の高さを強調「短期間で業務フローを習得し、1ヶ月目から独立して対応」
✅ 向上心や柔軟性を示す「環境の変化にも柔軟に対応し、常に改善提案を意識して行動」
✅ 前向きな離職理由を添える「自身のキャリアビジョンとの方向性の違いを見つめ直し、より成長できる環境を求めて転職を決意」

まとめ|在籍期間が短い職歴も、正直に・前向きに記載すれば問題なし!

✅ 在籍期間が短くても、職務経歴書には正確に記載するのが基本
✅ 契約終了ややむを得ない理由は、補足で明確に伝えると好印象
✅ 期間の長さより「何を経験し、何を得たか」を伝えることが大切
✅ 面接で聞かれる可能性が高いため、説明の準備もしておくと安心

短期離職=マイナスと決めつけず、あなたがその期間で得た学びや姿勢を、職務経歴書や面接で誠実に伝えることが成功への第一歩です。短期間でも価値のある経験は、しっかりと評価される可能性があります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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