在職中で退職予定日が決まっていない場合の職務経歴書の書き方|不安を与えず前向きに伝えるコツ
「在職中・退職予定日未定」の状態でも職務経歴書は書ける?
転職活動を始めるタイミングは人それぞれですが、実際には多くの方が在職中のまま職務経歴書を作成・提出しています。その中で特に多いのが、
✅「退職日はまだ決まっていないけど職務経歴書にどう書けばいい?」
✅「“在職中”とだけ書くと、転職の意志が伝わらないのでは?」
✅「退職日未定だと選考に不利になる?」
という悩みです。
結論から言うと、退職予定日が決まっていなくても問題なく職務経歴書を作成・提出できます。 重要なのは、在職中であることを正確に伝えつつ、応募企業に不安を与えないような表現を選ぶことです。
在職中・退職予定日未定の職務経歴書での表記方法
✅ 経歴の期間は「〇年〇月 ~ 現在に至る」でOK
たとえば、2020年4月に入社して現在も勤務している場合は、以下のように記載します。
■ 株式会社〇〇(2020年4月 ~ 現在に至る)
または、
■ 株式会社〇〇(2020年4月 ~ 在職中)
この書き方で、「まだ在職中である」ことが明確に伝わります。
退職予定日が未定の場合に注意すべきポイント
1. 嘘や曖昧な表現は避ける
「退職予定:2024年6月」など、実際には決まっていない日付を記載するのは避けましょう。未定であることは選考段階で正直に伝えることが信頼につながります。
2. 面接や応募書類に「転職意思」を補足する
退職日が未定でも、「転職の意思がある」「就業開始時期は調整可能」など、前向きな意志を明記することで、企業側の不安を和らげられます。
職務経歴書での補足例(職務要約や自己PR欄に)
職務経歴書内に、以下のように記載しておくのがおすすめです。
【職務要約の一文例】
現在、株式会社〇〇に在職中ですが、転職の意向を持っており、円満な退職に向けた調整中です。
【自己PR欄の一文例】
現在は在職中のため、具体的な退職日は未定ですが、採用状況に応じて早期の入社にも柔軟に対応可能です。円満な引き継ぎを進めながら、できる限りスムーズな移行を目指しています。
企業に不安を与えないためのQ&A
Q. 退職日が未定だと「本気じゃない」と思われませんか?
A. そのようなことはありません。むしろ、在職中に転職活動をしている方のほうが多数派です。意欲や応募理由が明確であれば、在職中であることがマイナスになることはほとんどありません。
Q. 面接で「いつから働けますか?」と聞かれたら?
A. 「退職日については上司と調整中ですが、内定をいただければ早期に動く意志があります」など、前向きかつ柔軟な姿勢を見せることが大切です。
Q. 退職日が確定してから応募した方がいい?
A. 転職活動には時間がかかるため、退職日が未定でも早めに動き出すのが得策です。書類選考~面接~内定までで1〜2カ月以上かかるのが一般的です。
書類作成の例文まとめ
【職務経歴欄の記載例】
■ 株式会社ライフステージ(2020年6月 ~ 現在に至る)
【業務内容】
・総務部にて勤怠管理、備品発注、契約書管理などの事務業務を担当
・社内イベントや福利厚生制度の企画・運用を実施
・新入社員へのオリエンテーション資料作成および実施
【補足】
現在も在職中であり、退職予定日は未定ですが、内定をいただいた企業様と相談の上、柔軟に対応させていただきます。
まとめ|在職中・退職日未定でも職務経歴書で伝えるべき3つのポイント
ポイント | 説明 |
---|---|
✅ 正確に在職中であることを記載 | 「~現在に至る」「~在職中」と明記 |
✅ 転職意欲と入社意向を伝える | 職務要約や自己PRで補足すると好印象 |
✅ 面接では柔軟な対応姿勢を示す | 「引き継ぎ含め調整可能」と伝えることで不安を軽減できる |
退職予定日が決まっていない状態でも、職務経歴書の書き方と伝え方次第で、企業側に前向きな印象を与えることは可能です。重要なのは「嘘をつかず、丁寧に、そして前向きに」伝えること。 あなたの誠実な姿勢と意欲を職務経歴書に込めて、転職活動を自信を持って進めましょう。