職務経歴書はワード以外でも作れる?他の作成方法とメリット・デメリットを徹底解説
「職務経歴書=ワードで作るもの」と思っていませんか?
転職活動において必須となる職務経歴書。一般的には Microsoft Word(ワード)で作成するのが主流ですが、「ワード以外でも作っていいの?」「パソコンにワードが入っていない…」と悩む方も少なくありません。
実際、職務経歴書はワード以外でも問題なく作成・提出可能です。特に近年では、クラウドサービスやPDF作成ツール、Google ドキュメントなどの登場により、ワードを持っていなくても質の高い職務経歴書が作れるようになっています。
この記事では、ワード以外で職務経歴書を作る方法やツールを紹介しつつ、それぞれのメリット・デメリット、選び方のポイントまで詳しく解説します。
ワード以外で職務経歴書を作成する方法一覧
ツール・形式 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
Google ドキュメント | クラウドで文書作成できる | 無料・自動保存・PDF出力可 | 書式設定にややクセあり |
Excel(エクセル) | 表形式で作りやすい | 見やすい・レイアウトしやすい | 長文には不向きな場合も |
PowerPoint | 資料として視覚的に見せられる | デザイン性◎ | 書類としてはやや特殊 |
PDF編集ツール(Canva、Adobe Acrobatなど) | テンプレートが豊富 | デザインが整いやすい | 操作に慣れが必要な場合も |
手書き(印刷・記入) | 特別なソフト不要 | アナログだが温かみあり | 読みにくい・修正不可 |
Google ドキュメントで作成する方法
Googleアカウントがあれば誰でも無料で使える「Google ドキュメント」は、ワードが使えない人にとって非常に便利な選択肢です。
- Webブラウザ上で作業でき、インストール不要
- ワードと似たインターフェースで、フォントや行間も調整可能
- ファイル→「ダウンロード」→「PDF形式」で提出用のファイルも作成可能
- 自動保存機能つきで、データ消失の心配が少ない
テンプレートも無料で多数公開されているため、初心者でも安心して使えます。
Excelで作る職務経歴書|表形式で整った印象に
Microsoft Excel(エクセル)も、職務経歴書の作成に適したツールのひとつです。表形式で業務内容を整理できるため、複数の職歴や実績を一覧化するのに向いています。
■ 利用に向いているケース
- 複数企業での勤務歴がある方
- 技術職・事務職・研究職など、数字やプロジェクトを中心に伝えたい方
- 企業指定のフォーマットがExcelの場合
ただし、エクセルで長文の文章を書く場合は改行やレイアウトに注意が必要です。また、提出時には「PDFに変換してレイアウト固定」するのが一般的です。
CanvaやPDF編集ツールでスタイリッシュに作成
Canva、Adobe Acrobat、PDFescapeなどのツールを使えば、デザイン性に優れた職務経歴書を作成することも可能です。テンプレートを選び、必要事項を入力するだけで、見た目の美しい書類が完成します。
■ メリット
- デザイン性が高く、差別化しやすい
- 見やすく整った印象を与えやすい
- オンラインで手軽に作業可能
■ デメリット
- フォーマットの自由度が低いこともある
- 操作に慣れるまでに少し時間がかかる
- 企業によっては「デザイン重視の書類」は好まれない場合もある
クリエイティブ業界やデザイン系の職種を目指す方には特におすすめです。
手書きの職務経歴書はOK?
現在の転職市場では、手書きの職務経歴書はほとんど見られません。一部、履歴書に関しては「手書きが望ましい」という意見も残っていますが、職務経歴書は内容重視のため、パソコン作成が基本と考えましょう。
どうしてもPC環境が整わない場合は、コンビニのコピー機で印刷したフォーマットを使って手書き作成することも可能ですが、文字の丁寧さ・読みやすさには最大限の配慮が必要です。
職務経歴書をワード以外で作成する際のポイント
- 提出形式は「PDF」が基本
どのツールで作成しても、最終的にはPDFに変換して提出するのがマナーです。文字化けやレイアウト崩れを防ぎましょう。 - 統一感のあるデザイン・フォントを心がける
フォントはビジネス文書向けの「游明朝」「MSゴシック」「メイリオ」などを使用し、色使いは黒を基調に。 - 企業の指定がないか確認する
中には「Word形式で提出」や「エクセル指定」の企業もあります。事前に求人票や募集要項を確認しておきましょう。
まとめ|ワード以外でも「見やすく・伝わる職務経歴書」は作れる!
「職務経歴書はワードで作るべき」と思いがちですが、実際にはGoogleドキュメント、Excel、Canvaなど、ワード以外でも高品質な職務経歴書は作成可能です。
大切なのは、「どのツールを使うか」よりも、内容が明確で、読みやすく、あなたの経験とスキルがきちんと伝わるかどうか。自分に合ったツールを選び、目的や職種に応じて最適な形式で仕上げましょう。
あなたのキャリアが伝わる、納得の一枚をぜひ作成してみてください。