お役立ち情報

職務経歴書における「短期アルバイト」の書き方と注意点|伝えるべきか?省略すべきか?

keireki0530

転職活動や就職活動を行う際、職務経歴書の作成にあたり「短期アルバイトの経験を記載すべきかどうか」で悩んだことはありませんか?

数週間〜数か月の短期アルバイト経験は、履歴書や職務経歴書に書くべきかどうか判断が難しい部分です。「書いても評価されないのでは?」「空白期間を埋めたいけれど、印象は大丈夫?」と不安になる方も多いでしょう。

この記事では、「職務経歴書 短期アルバイト」というテーマで、記載するかどうかの判断基準や書き方、記載する際の注意点、そして具体的な記載例まで、詳しく解説します。


短期アルバイトは職務経歴書に書くべき?

◆ 原則:職務経歴書には「正社員や契約社員などの主たる職歴」を記載

職務経歴書は基本的に、長期的かつ継続的に従事してきた職務経験を対象とする書類です。そのため、短期アルバイトは記載しなくても問題ありません。

ただし、以下のような場合には短期アルバイトでも記載する価値があります。


◆ 短期アルバイトを職務経歴書に書いた方がよいケース

  1. 職務に関連する業務経験がある場合
     → たとえば、事務職志望でデータ入力の短期バイトをしていたなど。
  2. ブランク(離職期間)が長く、補足として書きたい場合
     → 空白期間に何もしていないよりは、前向きな活動の一つとして評価されることもあります。
  3. キャリアチェンジや未経験職へのアピール材料として使える場合
     → 飲食店や接客業の短期アルバイトを通じて、コミュニケーション力を伝えたいときなど。
  4. 企業側がアルバイト歴も確認したいとする場合
     → アルバイト歴も評価対象とする企業や職種もあります。

短期アルバイトを書くときの注意点

  • 在籍期間が短いことを明確にする
     例:「2023年12月(単発/1日)」「2023年9月~10月(2か月間)」など
  • 仕事内容を簡潔にまとめる
     長期職歴に比べて、詳細な業務内容は不要。経験としての位置づけにとどめましょう。
  • 応募職種と関連がある業務に絞って記載
     全く関係ないアルバイトを多数並べると、かえって一貫性がない印象を与えます。
  • 自己PRにつながる要素があるかを意識する
     短期でも、自分が得たスキルや意識したことを一言添えると説得力が増します。

短期アルバイトの記載例(職務経歴書内)

◆ 例①:事務職への転職希望で、データ入力の短期バイトを記載する場合

【株式会社データリンク(短期アルバイト)】
在籍期間:2023年8月~2023年9月(約1か月)

業務内容:
・アンケート結果の入力作業(Excel使用)  
・誤入力チェックおよび修正対応  
・データ管理業務の補助

※短期間ではありますが、正確性とスピードが求められる環境で、PCスキルを活かして業務に取り組みました。

◆ 例②:空白期間の補足として接客系アルバイトを記載

【株式会社ファストフードジャパン(短期アルバイト)】  
在籍期間:2023年5月~2023年7月(3か月間)

業務内容:  
・レジ対応、注文受付、商品提供  
・店舗清掃、在庫補充  
・新人アルバイトのフォロー業務

※離職期間中の就業経験として、基本的な接客マナーを改めて学ぶ機会となりました。

◆ 例③:簡単な記載で職務とは切り離すスタイル

【その他職歴(短期アルバイト)】  
・倉庫内軽作業(2022年12月/1か月)  
・イベントスタッフ(2023年3月/2日間)

※本職とは直接関係ありませんが、臨機応変な対応力や体力面での強みを実感できた経験です。

書かない方がよい場合・省略してもいいケース

  • ✔ 在籍期間がごく短く、職務経験としてアピールにならない
  • ✔ 職務経歴書のスペースを無駄に広げてしまう
  • ✔ 多数のアルバイトを細かく記載して、読みづらくなる
  • ✔ 応募職種と無関係、かつ短期過ぎて関連性が薄い

そのような場合は、履歴書の職歴欄や面接時の補足で触れる程度にとどめ、職務経歴書には記載しないのが賢明です。


まとめ|短期アルバイトは「戦略的に書く」ことが大事

短期アルバイトは職務経歴書に必ずしも書く必要はありませんが、伝え方次第では、あなたの行動力や柔軟性をアピールできる貴重な材料になります。

重要なのは、ただ経験を並べるのではなく、「なぜこの経験を書くのか」「応募先にどうつながるのか」を意識して記載すること。応募職種や職務との関連性があるアルバイト経験であれば、ぜひ積極的に取り入れて、自分の強みとして活用しましょう。

職務経歴書は、あなたのキャリアを魅力的に伝える「提案書」です。短期の経験も、書き方ひとつで十分なアピールポイントになります。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました