【採用される職務経歴書の書き方】採用担当者に響く5つのポイントと実践テクニック

職務経歴書は、履歴書と並んで転職活動において非常に重要な書類です。特に、応募者がどのような経験を積み、どんなスキルや成果を持っているかをアピールできる唯一の“自己プレゼン資料”とも言えます。

しかし、「しっかり書いたつもりでも通過しない…」「何をどこまで書けば採用される職務経歴書になるのか分からない…」と悩む方も多いのではないでしょうか？

そこで本記事では、「採用される 職務経歴書 書き方」というキーワードをもとに、採用担当者に“刺さる”職務経歴書のポイントを解説しつつ、実践的な構成や例文も交えてご紹介します。

1. 採用される職務経歴書の最大の特徴とは？

結論から言えば、採用される職務経歴書の特徴は以下の通りです。

• 採用担当者が求める情報が明確に伝わっている
• 読みやすく、簡潔にまとまっている
• 応募先企業のニーズに合った経験・スキルをアピールしている

つまり、自分を良く見せること以上に、「相手が読みたい情報」を届ける工夫があるかどうかがカギなのです。

2. 採用される職務経歴書の書き方｜5つのポイント

① 冒頭に職務要約を入れて“概要”を伝える

採用担当者は一人あたり何十枚もの職務経歴書を読むことがあります。冒頭に3〜5行程度の「職務要約」を入れることで、まずは自分の経歴を簡潔に伝えましょう。

例：

営業職として7年間の経験を有し、法人・個人の両方に対して新規開拓と既存顧客のフォローを担当してきました。年間目標達成率は常に100％以上を維持し、社内MVP表彰も経験。コミュニケーション力と課題解決力を活かして成果を上げてきました。

② 経験は「成果」と「行動」をセットで記載する

単に「〇〇を担当」と羅列するだけでは不十分です。採用される職務経歴書には、「どうやって取り組んだか」「どんな成果があったか」まで具体的に書かれています。

悪い例：
・営業を担当していました。

良い例：
・法人営業として20社以上を担当し、顧客ニーズに応じた提案を行うことで、前年比120％の売上を達成しました。

③ 数字・具体例を盛り込む

定量的な実績は、信頼性と説得力を高めます。

• 担当件数：〇社
• 売上実績：月商〇万円
• エラー削減率：前年比〇％改善
• 応対件数：1日〇件対応

など、数字で語れる情報は積極的に活用しましょう。

④ 応募職種にマッチした“活かせるスキル”を選ぶ

あなたの経験の中でも、応募先企業に「響く」スキルや知識を強調することが重要です。

たとえば、同じ営業経験でも、

• IT業界に応募 → 提案型営業やクラウド知識を強調
• 小売業界に応募 → 接客力や店舗運営スキルを強調

このように、企業ごとに書き分けることが「採用される職務経歴書」の基本です。

⑤ 最後に自己PRで人柄・姿勢を伝える

職務経歴書は経験重視ですが、最終的には「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかが重要。自己PRでは、あなたの仕事への向き合い方や価値観、信頼される理由を伝えましょう。

例：

目の前の業務を正確にこなすだけでなく、「どうすればチーム全体がより良くなるか」を常に考えてきました。前職では業務マニュアルを自ら作成し、後輩の育成にも貢献できた経験があります。

3. 採用される職務経歴書の構成テンプレート

以下の流れでまとめると、読みやすく説得力のある職務経歴書になります。

1. タイトル・氏名・作成日
2. 職務要約（3〜5行）
3. 職務経歴（会社名／在籍期間／業務内容／成果）
4. 活かせるスキル・資格
5. 自己PR

※A4サイズ1〜2枚に収めるのが一般的です。

4. 採用担当者が実際にチェックしているポイント

• 経歴が自社業務とどうつながるか？（再現性）
• 成果の裏付けがあるか？（数字やエピソード）
• 応募ポジションに対する理解度は？
• 読みやすく論理的に整理されているか？（構成力）
• 人柄や仕事への姿勢が伝わるか？（協調性・責任感）

まとめ｜採用される職務経歴書は「読む相手の視点」で仕上げよう

「採用される 職務経歴書 書き方」というキーワードが示すとおり、評価される書類は**「自分をよく見せる」ためではなく、「相手に伝える」ために作られている**という点が最大のポイントです。

✅ 最後にチェックするべき5項目

1. 経歴が分かりやすく要約されているか
2. 実績やスキルが数字や具体例で示されているか
3. 応募職種に合った経験が強調されているか
4. 自己PRで人柄や姿勢が伝わっているか
5. 誤字脱字がなく、A4用紙1〜2枚にまとめられているか

しっかりと“相手目線”で作られた職務経歴書は、確実に採用の可能性を高めてくれます。あなたの経験と想いが、書類からしっかり伝わるよう、今一度見直してみましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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