【職務経歴書の例文付き解説】採用担当者に伝わる書き方と職種別サンプル集
転職活動で必須となる「職務経歴書」。履歴書とは違い、これまでの職務経験をより詳しく、そして自分らしさをもってアピールできるのが特徴です。
しかし、
- 「どんなふうに書けばいいのか分からない」
- 「どのくらいの情報を盛り込めばいいの?」
- 「職務経歴書の例文を参考にしたい!」
と感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「職務経歴書 例文」というキーワードに基づき、
- 職務経歴書の基本構成と書き方のコツ
- 採用担当者に伝わるポイント
- 職種別の具体的な職務経歴書の例文
- 自己PRやスキル記載の仕方
を分かりやすく解説していきます。
1. 職務経歴書の基本構成
職務経歴書は、以下のような構成で作成するのが一般的です。
- タイトル(職務経歴書)+氏名・作成年月日
- 職務要約(キャリアの概要を3~5行で)
- 職務経歴(会社ごとに業務内容・実績を記載)
- 活かせるスキル・資格
- 自己PR
2. 採用担当者が見ているポイント
- 応募職種にマッチした経験があるか
- 実績やスキルが具体的に書かれているか
- 数字で成果が明確に示されているか
- 読みやすい構成・表現になっているか
特に大事なのは、「再現性」=同じような成果を新しい職場でも発揮できそうかどうかです。
3. 【職務経歴書の例文】職種別で紹介!
▶ 事務職の例文
職務要約:
一般事務として約5年間、受発注業務・請求書作成・在庫管理・電話応対など幅広く担当してまいりました。正確かつ効率的な業務遂行を心がけ、社内での業務改善提案にも積極的に取り組んできました。
職務経歴:
- 株式会社〇〇(2018年4月~2023年3月)
所属部署:管理部 雇用形態:正社員
主な業務内容:
- 受発注処理(1日30件以上)
- 請求書・納品書の作成および送付
- 電話・メールでの顧客対応
- 在庫管理・仕入れデータ入力(Excel使用)
- 経費精算処理および月次締め業務
実績・工夫点:
- 業務マニュアルを作成し、新人育成を効率化
- ファイル管理の電子化を提案し、書類管理の手間を削減
活かせるスキル・資格:
- Excel(VLOOKUP・IF関数・ピボットテーブル)
- Word・PowerPointの基本操作
- 秘書検定2級
自己PR:
ミスのない処理と社内外との円滑なコミュニケーションを心がけ、安心して任せてもらえる存在を目指してきました。今後は業務改善の視点も活かし、チーム全体の生産性向上に貢献したいと考えています。
▶ 営業職の例文
職務要約:
法人営業を中心に、新規顧客開拓から既存顧客のフォローまで幅広く対応。5年間で年間売上目標を常に110%以上達成し、顧客満足と成果を両立させる営業スタイルを確立してきました。
職務経歴:
- 株式会社□□(2019年4月~現在)
所属部署:営業部 雇用形態:正社員
主な業務内容:
- 中小企業向けBtoB営業(商材:ITソリューション)
- 月間訪問数:60件、電話アプローチ:100件以上
- 提案書作成・商談・契約・アフターフォローまで一貫対応
実績・評価:
- 年間売上目標達成率:平均115%
- 新規契約獲得件数:年間50件(前年比120%)
- 社内MVP表彰を2回受賞(2021年・2022年)
活かせるスキル・資格:
- 提案資料作成(PowerPoint)
- ヒアリング力・課題解決型提案の実践
- 普通自動車第一種運転免許
自己PR:
お客様の課題を的確に把握し、最適な提案を行うことで長期的な信頼関係を築いてきました。今後も成果と満足の両立を目指し、顧客視点を持った営業活動を行いたいと考えております。
▶ 未経験から事務職へ転職したい人向け例文(アルバイト経験あり)
職務要約:
飲食店スタッフとして5年間勤務し、シフト管理やスタッフ教育、レジ締め作業などを担当。事務職は未経験ながら、正確な処理とチームワークで業務を支える姿勢は現職でも高く評価されています。
職務経歴:
- 株式会社△△(2017年6月~2022年11月)
職種:ホールスタッフ兼副店長
主な業務内容:
- 接客・レジ業務・レジ締め作業
- スタッフのシフト作成・新人教育
- 売上日報の入力、発注業務(Excel使用)
- クレーム対応およびSNSでの集客補助
活かせるスキル:
- コミュニケーション力
- 責任感を持った業務遂行
- 基本的なPCスキル(Excel、メール対応)
自己PR:
前職では限られた時間で正確かつ丁寧に対応する力を培いました。これまでの接客経験と数字管理の習慣を活かし、今後は事務職としてサポート力のある人材を目指していきたいと考えています。
4. まとめ|「伝えること」を意識すれば職務経歴書は必ず良くなる
「職務経歴書 例文」というキーワードが示すように、職務経歴書は単に“過去を記録する”書類ではなく、未来の可能性を伝えるためのツールです。
✅ 職務経歴書作成のチェックポイント
- 職務要約でキャリア全体を簡潔に伝える
- 職務経歴は「業務内容+成果・工夫」で構成する
- 数字・事例を入れて説得力を高める
- 自己PRで人柄・仕事への姿勢をアピールする
- 誤字脱字なく、A4で1〜2枚に収める
どんな職種・どんな経歴でも、必ずアピールポイントはあります。あなたらしさが伝わる職務経歴書を作成し、理想の転職を実現させましょう。