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職務経歴書における「プロジェクト」の書き方ガイド|伝わる構成と記載例で評価をアップ

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「プロジェクト経験を職務経歴書にどう書けばいい?」と悩んでいませんか?

チームで進める仕事や開発案件など、「プロジェクト単位」で経験を積んできた方は、職務経歴書の中でその内容をしっかり伝えることが大切です。しかしながら、

✅ 自分の役割が明確に伝わる書き方がわからない
✅ チームでやったことをどう自分の実績として表せばいい?
✅ 書くと長くなってしまいそうで不安…

という不安を抱える方も多いのではないでしょうか?

結論から言えば、プロジェクトの内容は「概要・担当業務・成果」に分けて簡潔に書くことがポイントです。
この記事では、職務経歴書におけるプロジェクトの正しい書き方、記載例、注意点、業種別のアプローチ方法まで、具体的に解説します。


なぜ職務経歴書で「プロジェクト経験」を書くことが重要なのか?

プロジェクト単位の経験は、あなたがどのような環境で、どんな役割を担い、どのような成果を出したかを伝えるうえで、非常に効果的です。

特に以下のような業界・職種では重要視されます:

  • IT・Webエンジニア
  • デザイナー/クリエイター職
  • マーケティング職
  • 企画・商品開発職
  • 建築・施工管理・設計業務
  • コンサルタント・営業職(ソリューション型)

プロジェクト経験を書く際の基本構成

✅ 推奨する書き方の流れ

【プロジェクト名・期間】
プロジェクトの概要(業界、目的、規模など)

■ 担当業務:
- 自分がどんな役割・業務を担当していたか

■ 使用スキル・ツール(IT系など):
- 使用した言語、ツール、フレームワーク等

■ 成果・工夫した点:
- 実際に得られた成果、チームへの貢献、課題解決の内容など

✅ ポイントは「自分の役割と成果を明確に書く」こと!

プロジェクト全体の説明だけでなく、**“自分が何をして、どんな成果を出したか”**が採用担当者に伝わるように書きましょう。


【記載例①】ITエンジニアのプロジェクト経験(開発職)

【プロジェクト名】販売管理システム開発(2022年4月~2023年2月)  
【プロジェクト概要】  
全国展開する小売業向けに販売・在庫管理を統合したWebシステムを新規開発。チーム規模:12名(PM1名、SE4名、PG7名)

■ 担当業務  
- 詳細設計、DB設計、フロントエンド開発(React)  
- 単体テスト、結合テストの実施  
- 社内レビュー資料の作成と発表

■ 使用言語/ツール  
JavaScript、React、MySQL、Git、Backlog

■ 成果  
- 新機能のUI改善により操作時間を30%短縮  
- 開発スケジュールを予定より2週間前倒しで完了  
- 初回リリース時のバグ件数を目標以下に抑制

【記載例②】マーケティング職のプロジェクト経験

【プロジェクト名】SNS広告運用最適化プロジェクト(2023年1月~6月)  
【概要】  
自社ECサイトの集客強化を目的に、Instagram/Facebook広告の分析・改善を担当。

■ 担当業務  
- 広告クリエイティブのABテスト立案と実施  
- 配信設定、ターゲティングの見直し  
- 週次のレポーティング、分析提案の資料作成

■ 成果  
- 広告CTRを平均1.3%→2.8%に改善  
- ROASが120%向上し、月間売上目標を2ヶ月連続で達成

【記載例③】営業職でのプロジェクトベースの活動

【プロジェクト名】新商品ローンチ支援プロジェクト(2021年7月~10月)  
【概要】  
食品業界向け新商品発売に合わせた販売促進企画の実行チームに参画。

■ 担当業務  
- 大手小売チェーン向け販売提案資料の作成  
- キャンペーン企画提案、販売スタッフ研修の実施  
- 効果測定と次回提案資料への反映

■ 成果  
- 発売月の売上が前月比180%を達成  
- 提案資料が全国の営業部門でベースフォーマットとして採用

業種別:プロジェクトのアピールポイント

業種/職種書くべきポイント例
ITエンジニア使用技術、開発工程、規模、成果(バグ件数削減など)
Webデザイナー担当ページ数、UI改善内容、CV率の変化など
マーケターKPI(CV率、CTR、ROIなど)、ツール活用、戦略
営業/企画提案数、成約率、チーム運営、提案改善の工夫など
建築/施工管理工期管理、安全対策、コスト削減の工夫、現場規模など

職務経歴書でプロジェクトを書くときの注意点

注意点解説
✅ 長文になりすぎない1プロジェクトにつき5~10行程度が目安
✅ チームの成果と自分の成果を区別する「チームで成し遂げた」と「自分が貢献した」内容を分けて記述
✅ 専門用語の使い過ぎに注意採用担当者が非エンジニアの場合も想定して、わかりやすい表現を心がける
✅ 守秘義務の範囲を守る顧客名・金額などは伏せる、または匿名化する

まとめ|プロジェクト経験は「役割+成果」で職務経歴書に活かす!

✅ 職務経歴書においてプロジェクト経験は、あなたの実力・実務力を端的に伝える武器
✅ 「概要」「担当業務」「成果」の3点を押さえて、読みやすく整理するのがコツ
✅ 応募職種に合った経験を選び、成果を数字で示せばさらに効果的
✅ チームの中での自分の立ち位置と成果を明確にすることで、説得力が格段にアップ!

プロジェクト経験は、あなたの「行動力」や「実績」を裏付ける強力な材料です。ぜひ、職務経歴書で正しく・魅力的に表現して、選考通過につなげていきましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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