転職活動において、「職務経歴書」は自分の経験・スキル・人柄を伝える重要なツールです。通常はA4用紙で1~2枚にまとめて提出する形式が一般的ですが、「職務経歴書を見開きで作ってもいいの?」という疑問を持つ方も少なくありません。
本記事では、「職務経歴書 見開き」というキーワードをもとに、見開き形式のメリット・デメリット、適切な使い方、印象良く仕上げるポイントを詳しく解説します。
1. そもそも「見開き形式」とは?
「見開き」とは、2ページを左右に並べて開いた状態で表示・印刷するレイアウトのことを指します。A4サイズの場合、2ページを見開き(横長)に並べたA3用紙1枚に印刷するパターンが多いです。
📌 見開き形式の使用例:
- 書籍やパンフレット、会社案内
- ポートフォリオや企画書
- 一部のクリエイティブ系職務経歴書(デザイナー、映像編集など)
2. 職務経歴書を「見開き」で作るのはアリ?
✅ 結論:一般的には「片面A4縦書き」が基本。ただし、業界や職種によっては見開きも可。
▼ 見開きが向いているケース
- クリエイティブ職(デザイン・DTP・映像編集など)
→ 視覚的にスキルをアピールする構成が有効
- 企画・マーケティング系
→ 実績や成果を図表で見せたい場合に有効
- ポートフォリオとの一体型構成
→ 作品紹介と経歴をセットで見せるために効果的
▼ 見開きが避けられるケース
- 一般企業の事務・営業・技術職など、保守的な業界・職種
- 人事・総務が多忙で、「見やすさ・整合性」を重視する企業
- Web応募やPDF提出で「片面表示」が推奨されている場合
3. 見開きレイアウトのメリット・デメリット
✅ メリット
- 情報を横に並べて視覚的に整理できる(例:スキルマップ+業務内容)
- デザイン性を活かしたアピールが可能
- 自己PRやプロジェクト事例をページ全体で展開しやすい
❌ デメリット
- A3印刷が必要になるため、企業側で印刷しにくい場合がある
- PDFビューアで表示崩れが起きやすい(スマホ閲覧など)
- 見慣れない形式で読む側に負担がかかることもある
4. 見開き形式を採用する際のレイアウト例
📄【見開き職務経歴書(A3横置き)レイアウト例】
左ページ(表紙・職務要約) | 右ページ(詳細・成果) |
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■ 氏名・連絡先■ 職務要約■ 保有資格・スキル | ■ 職務経歴(会社ごとに分けて記載)■ 実績・成果■ 自己PR・志望動機 |
✅ グラフやアイコンを使い、視覚的に整理すると効果的
✅ 読み手が左→右と視線を動かす流れを意識
5. 見開きを使わずに「見開き風」を実現するテクニック
「A3で印刷できない」「企業に合わせて提出形式を変えたい」場合でも、見開き風のレイアウトをA4書式のまま再現する方法もあります。
🔸 見開き風の職務経歴書(A4縦2枚)
1枚目:職務要約/スキル/職務経歴の要点
2枚目:詳細な業務内容+成果/自己PR・志望動機
→ これにより、左右に並べずとも構成の明瞭さと視覚的な整理を保てます。
6. 見開きで職務経歴書を提出する際の注意点
- 企業側の応募要項を必ず確認
→「PDF1枚」「A4提出」など指定があれば必ず従う
- PDF提出の場合は見開き表示に対応したレイアウトを確認
→ Adobe Acrobatなどで「2ページ表示」で確認しておく
- 印刷提出の場合はA3対応プリンターの有無を考慮
→ 手書きやA3印刷非対応企業には不向き
7. まとめ|見開き形式は“目的に合った場面”で活用を
「職務経歴書 見開き」というキーワードが示すように、見開きレイアウトは適切に使えば、より強くあなたの魅力を伝えるツールになります。
ただし、業界や企業の文化によっては「奇抜」「読みづらい」と受け取られることもあるため、相手に合わせた柔軟な対応がカギです。
✅ 見開き職務経歴書のポイントまとめ
- デザイン性や視覚性を重視したい職種におすすめ
- 一般的な事務・営業職はA4縦書きが無難
- PDF提出時は表示・印刷確認を忘れずに
- 情報の整理と見やすさを第一に考えることが大切
「目立つ」より「伝わる」を意識して、あなたに最も合った職務経歴書レイアウトを選びましょう。
ABOUT ME
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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