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「希望」を的確に伝える職務経歴書の書き方とは?|希望職種・勤務地・働き方の記載例と注意点を解説

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転職活動において、自分のスキルや実績を伝えるために重要な職務経歴書。しかし、それだけでなく「今後どのように働きたいのか」「どんな仕事を希望しているのか」といった**“希望”を適切に盛り込むこと**も、応募企業とのミスマッチを防ぎ、より良い転職につなげる大切な要素です。

ただし、職務経歴書に希望条件をどのように書けばよいか分からないという方も少なくありません。「書いてもいいの?」「わがままに見えない?」と不安に思う方もいるでしょう。

この記事では、「職務経歴書 希望」というキーワードをもとに、職務経歴書に希望を盛り込む際の考え方、書き方、記載例、注意点などをわかりやすく解説します。


1. 職務経歴書に「希望」は書いてもよい?

基本的に、職務経歴書は「過去の経験と実績」を示す書類ですが、補足的に「今後の希望条件」を記載することも可能です。特に、応募企業が複数の職種・勤務地を募集している場合や、応募書類の中で自己PRや志望動機を詳細に記載しない場合は、希望を伝えておくことが役立ちます。

ただし、希望を書く際は「一方的な要求」にならないように注意し、あくまで“前向きな理由”とともに書くことが大切です。


2. 職務経歴書で希望を伝える場面とタイミング

希望条件を伝えるのに適した場面は以下のとおりです。

書類・場面希望を書くべきか?
職務経歴書自由記述欄がある場合に補足程度で記載
送付状志望動機とあわせて簡潔に書くのも◎
エントリーフォームフォーム指定があれば必ず記載
面接書類で書ききれなかった希望を補足

3. 職務経歴書に書く「希望」の種類

✅ よくある希望条件の例

  • 希望職種(営業、事務、開発、管理など)
  • 希望勤務地(地元・転勤なし・テレワーク可 など)
  • 希望勤務時間(フルタイム、時短、週3日勤務 など)
  • 雇用形態(正社員、契約社員、パートなど)
  • キャリアの方向性(マネジメント志向、専門職志向 など)

4. 職務経歴書に希望を書く位置と書き方

職務経歴書に「希望」を書く場合は、ページの最後に「補足情報」や「希望条件」として記載するのが一般的です。見出しを付けることで読み手にも伝わりやすくなります。


▼ 記載例①:希望職種・勤務地について記載する場合

【希望職種・勤務地】
これまでの営業経験を活かし、法人向け提案営業職を希望しております。特に地元である愛知県で腰を据えて長く働ける環境を希望しております。

▼ 記載例②:働き方に関する希望を伝える場合

【希望条件】
子育てとの両立を図るため、時短勤務または週4日勤務での就業を希望しております。業務の効率化やコミュニケーションには自信があり、限られた時間内でも成果を出せるよう努めてまいります。

▼ 記載例③:キャリアビジョンを希望として伝える場合

【今後のキャリアの希望】
将来的にはリーダー職としてチームマネジメントにも携わりたいと考えております。これまでの現場経験を活かし、メンバーの成長を支えながら、組織貢献に努めていきたいと考えています。

5. 希望を書く際の注意点

注意点解説
一方的な主張は避ける「○○でなければ応募しない」という表現はNG。あくまで“希望”として書くこと
ネガティブな理由は避ける「残業したくない」ではなく「家庭との両立を大切にしたい」と表現を工夫
応募先の条件と合致しているか確認募集要項と照らし合わせ、無理な希望を書いていないかチェック
志望動機とつながるように書くただ希望を書くのではなく、「なぜその働き方を希望するのか」まで説明する

6. 職務経歴書に希望を書かないほうがいい場合もある?

すべてのケースで希望を書く必要はありません。以下のようなケースでは、あえて記載を控えるのが無難です。

  • 応募先が明確に職種・勤務地を限定して募集している場合
  • 柔軟に対応可能な場合(どんな勤務地でもOKなど)
  • 書類選考の段階では詳細な条件交渉を避けたい場合

このような場合は、面接で希望を伝える方がスムーズです。


まとめ|職務経歴書における「希望」は伝え方がカギ

職務経歴書 希望」というテーマの通り、希望条件の伝え方ひとつで、企業側の印象は大きく変わります。

✅ 希望を書くことで「働く意思」と「条件のすり合わせ」ができる
✅ 職務経歴書の末尾に、簡潔かつ前向きな表現で記載するのが◎
✅ 一方的な要求ではなく、企業と“良い関係を築くための情報”として活用する
✅ 書くかどうか迷う場合は、送付状や面接で補足する方法もある

自分の希望を伝えることは、転職活動において大切な自己理解と企業選びの一部です。正しく丁寧に伝えれば、あなたの働く意欲や将来性をより強くアピールできるはずです。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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