職務経歴書における「経理職」の書き方|経験・スキル・実績の魅せ方と例文付き
1. はじめに
経理職への転職を目指す場合、職務経歴書は自分の業務経験・スキル・正確性をアピールする重要な書類です。数字やルールに基づいた仕事である経理は、「何を、どこまで、どのように対応してきたのか」を明確に伝える必要があります。
✅「経理の経験って、どうやって書けばいいの?」
✅「ルーチン業務ばかりで、目立つ実績がない…」
✅「仕訳や決算、税務処理など、何をどこまで書くべき?」
この記事では、経理職の職務経歴書における効果的な書き方、評価されるポイント、記載例を職務別・レベル別に詳しくご紹介します。
2. 経理職の職務経歴書でアピールすべきポイント
✅ 経理職で評価される主な要素
項目 | 内容 |
---|---|
業務範囲 | 日次処理から月次・年次決算、税務申告、監査対応など |
経験年数 | 経理に携わった年数やポジション |
使用ソフト | 会計ソフト(弥生、勘定奉行、freeeなど)やExcelスキル |
実績 | 経理業務の効率化、仕組みの見直し、ミス削減などの貢献 |
その他スキル | 原価計算、財務分析、部門間調整、チームマネジメント など |
3. 経理職の職務経歴書:基本構成
以下のような構成が、経理職の経験を整理して伝えるのに適しています。
📌 構成例
- 職務要約(3〜5行)
- 職務経歴(会社名/在籍期間/雇用形態)
- 業務内容(できるだけ具体的に)
- 実績・工夫した点
- 使用ソフト・スキル・資格
- 自己PR
4. 経理職の職務経歴書|記載例(一般経理)
【職務経歴書】
氏名:山田 花子
連絡先:xxx@example.com
■ 職務要約
経理職として約6年間の実務経験があり、日次処理から月次・年次決算、請求書発行、税理士対応まで幅広く対応。勘定奉行・弥生会計などの会計ソフトに習熟し、業務の正確性・効率化を意識した業務遂行を得意としています。
■ 職務経歴
株式会社〇〇(2018年4月~2024年3月)
雇用形態:正社員
所属部署:経理部(3名体制)
【担当業務】
- 仕訳入力、伝票処理、帳簿作成
- 請求書・領収書の発行および管理
- 月次・年次決算補助、売掛・買掛金管理
- 税理士対応、試算表作成、会計ソフト(勘定奉行)入力
- 交通費・経費精算、社内精算フローの整備
- 入出金管理、銀行対応、資金繰り表作成補助
【工夫した点・実績】
- 会計システムの入力ミスを削減するため、ダブルチェック体制を提案・導入
- 月次決算の締めを従来より3営業日短縮し、業務効率化に貢献
- 経費精算のルールを明文化し、社員からの問い合わせを30%削減
■ スキル・使用ソフト
- 会計ソフト:勘定奉行、弥生会計、freee
- その他:Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル)、Word、PowerPoint
- タイピング速度:約230文字/分
- 電卓検定2級、簿記2級取得済
■ 自己PR
経理は「正確さ」が第一と考え、日々の記帳から決算補助に至るまで丁寧かつ迅速な対応を心がけています。また、社内の業務改善にも積極的に関わり、フローの見直しや書類の電子化を進めてきました。今後は、さらに決算や税務などの知識を深め、財務全体を支える人材として成長していきたいと考えています。
5. 経験レベル別|経理職の書き方ポイント
🔰 未経験〜経験浅め(1〜2年)
- 「補助業務」でもOK。正確性や学びの姿勢をアピール
- 書けることが少ない場合は、Excelスキルや勉強中の資格も記載
📌 例:「仕訳入力や伝票処理など基本的な経理業務を経験。現在は簿記2級取得に向けて勉強中。」
🔧 中堅クラス(3〜5年)
- 月次・年次決算や税理士対応など、責任のある業務経験を強調
- 自身の提案・改善で業務がどう変わったかを具体的に伝える
📌 例:「月次決算の早期化や帳簿のミス削減に取り組み、社内の経理体制の改善に貢献。」
🧑💼 ベテラン・マネジメント経験あり
- 管理職経験、チーム育成、経理以外の業務(財務・経営支援)にも触れる
- 経営層との連携、戦略的視点での業務経験を盛り込むと◎
📌 例:「経理課長として4名のメンバーをマネジメントし、部門全体の決算業務・監査対応を統括。」
6. まとめ|経理職の職務経歴書は“実務の広さ+改善力”で差がつく!
✅ 業務範囲(仕訳~決算・税務)を具体的に記載する
✅ 使用ソフト・資格・Excelスキルも忘れずにアピール
✅ 数字・成果で「正確性・改善力」を証明すると好印象
✅ 丁寧な仕事・ミス防止策などの工夫も評価されるポイント
📌 経理の職務経歴書は「正確さ」と「信頼感」が伝わることが何より大切。
📌 地味に見える仕事だからこそ、具体的な行動・成果・姿勢を丁寧に伝えることで、しっかりと評価されます!
💼 次の職場で、あなたの経理スキルが輝くようなアピールを職務経歴書で実現しましょう!