【職務経歴書の保有資格欄の書き方】保育士や他業種にも応用できる記載ポイントと例文集
転職活動で提出する「職務経歴書」の中でも、見落としがちだけれど重要なのが「保有資格欄」です。
履歴書にも資格は記載しますが、職務経歴書では職務との関連性を意識して書くことで、より説得力を持たせることができます。
「職務経歴書 保有資格」というキーワードからも分かる通り、応募する職種や業種に合った資格の記載ができているかどうかは、書類選考を左右する要素になります。
この記事では、保有資格欄の基本的な書き方から、アピールにつながる記載方法、職種別の例文まで詳しく解説します。
1. 職務経歴書における「保有資格欄」とは?
職務経歴書の「保有資格欄」は、これまでに取得した国家資格・民間資格・技能認定などを一覧で記載するパートです。
この欄は、あなたが業務に必要な知識・スキルを正式に認定されているかどうかを証明するものであり、特に専門職や技術職、医療・福祉・教育業界などでは重視されます。
2. 保有資格欄の基本構成と書き方
✅ 書き方のポイント
- 取得年月順に上から記載(古い順/新しい順どちらでもOKだが統一する)
- 正式名称で記載する(略称や俗称は避ける)
- 業務に関係のある資格を優先(趣味系・古すぎるものは省略可)
✅ 記載例
【保有資格】
・2015年3月 保育士資格 取得
・2015年3月 幼稚園教諭二種免許状 取得
・2018年9月 子育て支援員研修 修了(地域型保育)
・2020年10月 普通救命講習Ⅰ 修了
・2023年2月 保育士等キャリアアップ研修(保護者支援・マネジメント領域)修了
3. 資格をより効果的にアピールするコツ
✅ 職務内容とリンクさせて記載する
単に資格を並べるだけでなく、職務内容や実績とセットで書くと説得力がアップします。
たとえば:
- 「保育士等キャリアアップ研修(保護者支援)修了 → 実際に保護者支援の担当を経験」
- 「TOEIC750点 → 外国人対応の経験あり」
- 「Excel検定 → 日誌や記録を電子化して効率化を提案」
こうした文脈が伝わると、応募先にとっても「この人は即戦力になりそう」と感じてもらいやすくなります。
4. 職種別|保有資格欄の記載例
🌼 保育士の場合
【保有資格】
・2016年3月 保育士資格
・2016年3月 幼稚園教諭二種免許状
・2019年9月 子育て支援員(地域型保育コース)修了
・2021年10月 保育士等キャリアアップ研修(マネジメント)修了
・2022年6月 保育ICT活用研修(Excel・電子記録)修了
💼 事務職の場合
【保有資格】
・2018年6月 日商簿記検定2級
・2019年11月 MOS Excel Expert
・2021年5月 秘書技能検定2級
・2022年10月 ビジネス実務マナー検定2級
🏥 医療・福祉系(例:介護福祉士)
【保有資格】
・2015年3月 介護福祉士(国家資格)
・2018年7月 認知症介護実践者研修 修了
・2019年11月 喀痰吸引等研修 第2号研修 修了
・2023年4月 介護職員等による医療的ケア研修 修了
5. 保有資格欄に関するよくある質問
Q. 業務に直接関係ない資格も書いていい?
▶ 仕事に活かせる可能性があればOK。
例えば「英検」「TOEIC」は保育園や医療現場での外国人対応に役立ちます。
ただし、「趣味レベルの資格(パン検定、アロマ検定など)」はスペースに余裕があれば補足的に書く程度にしましょう。
Q. 資格取得予定は書いていい?
▶ はい。今後取得予定の資格があれば「取得予定」と明記しましょう。
例:
・2024年6月 保育士等キャリアアップ研修(障害児保育)受講予定
6. 保有資格欄は「採用担当者が確認しやすい配置」を意識
職務経歴書の中では、「職務経歴」セクションの後、または自己PRの前に配置するのが一般的です。見出しを付けて箇条書きにすることで、採用担当者が資格の有無をスムーズに確認できます。
まとめ|保有資格欄は“信頼と専門性”を伝える要所
「職務経歴書 保有資格」というキーワードが示すように、職務経歴書における保有資格欄は、あなたの信頼性と実務スキルを証明する重要な要素です。
✅ 業務に関係のある資格を中心に、正式名称で記載
✅ 年月順・一覧形式で見やすくまとめる
✅ 自己PRや職務内容と連携させて、資格の活かし方を示す
✅ 不足している資格は「取得予定」として前向きに記載
正しく・わかりやすく整理された保有資格欄は、あなたの経験と意欲を伝える大切な材料になります。採用担当者の目に留まる職務経歴書を目指して、丁寧に仕上げましょう。