【ヘルプデスク経験を活かす職務経歴書の書き方】アピールポイント・記載例・評価されるコツを解説
ヘルプデスクの経験があり、「このスキルを活かして転職したい」「正社員としてステップアップしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
その第一歩となるのが、職務経歴書の作成です。
「職務経歴書 ヘルプデスク」というキーワードからもわかるように、企業側はあなたがどのような問い合わせに対応し、どんな課題を解決してきたのかに注目しています。
単なるサポート業務ではなく、ITスキル・コミュニケーション力・問題解決力を伝えることが重要です。
この記事では、ヘルプデスク経験者が職務経歴書で評価されるための書き方やアピール方法、記載例、職種別の活かし方まで、詳しく解説します。
1. ヘルプデスク経験は「職務経歴書」で高く評価される理由
ヘルプデスクの仕事は、単に「問い合わせに対応する」だけではありません。
以下のようなスキル・経験が詰まった職種であり、IT業界だけでなく他業種でも応用可能な強みがあります。
✅ ヘルプデスク職で評価される主なポイント
- ITに関する基本知識(OS、ネットワーク、アプリケーションなど)
- 問題解決力(トラブルシューティングや一次対応)
- コミュニケーション力(ユーザーとの折衝・ヒアリング)
- マルチタスク管理(複数の案件・優先順位付け)
- 対応履歴の記録・ナレッジ共有などのドキュメンテーション力
これらは職務経歴書でしっかり伝えることで、実務経験者としての信頼感を生みます。
2. ヘルプデスクの職務経歴書で記載すべき内容
職務経歴書には、以下のような要素を含めるのが効果的です。
項目 | 書き方のポイント |
---|---|
職務要約 | キャリア全体を3〜5行で簡潔にまとめる |
職務経歴 | 会社名、在籍期間、職種、業務内容、対応範囲 |
実績・スキル | 問い合わせ件数、対応満足度、使用ツール、OSやソフトの知識 |
資格・スキル | ITパスポート、MOS、CCNA、ITILなどがあれば記載 |
自己PR | 丁寧な対応や改善提案など「+α」のエピソードが効果的 |
3. 【記載例】ヘルプデスク経験を活かした職務経歴書のサンプル
職務経歴書
作成日:2024年3月28日
氏名:佐藤 遥
【職務要約】
社内ヘルプデスクとして約5年間、IT機器・ソフトウェア・アカウント管理に関するサポート業務に従事。1次対応を中心に、トラブルの切り分け、ベンダー連携、FAQ作成、社内向けマニュアル整備など幅広い業務を担当。ユーザー視点を意識した丁寧な対応を強みとしています。
【職務経歴】
■株式会社システムサポート(2019年4月~2024年3月)
雇用形態:正社員
職種:社内ヘルプデスク(ITサポート)
<業務内容>
・PC/プリンター/ネットワークの一次障害対応
・業務システム(ERP、グループウェア等)の使用サポート
・アカウント発行・権限設定(Active Directory)
・月間平均150件以上の問い合わせに対応(電話・メール・チャット)
・社内ナレッジの整備、対応マニュアル作成
・ベンダーとの調整・エスカレーション管理
<使用ツール・技術>
・OS:Windows 10/11、macOS
・ソフト:Office 365、Teams、Outlook
・資産管理:LanScope、ServiceNow
・ネットワーク基礎知識(TCP/IP、VPN、Wi-Fi設定)
【資格・スキル】
・ITパスポート(2021年取得)
・MOS Excel Expert
・タイピングスキル(1分間に250文字以上)
【自己PR】
問い合わせ対応では「早く・正確に・わかりやすく」をモットーとし、常に相手の状況やITスキルを考慮した説明を心がけています。現場からの要望をもとに、FAQを40件以上作成し、社内の問い合わせ件数を20%削減。今後はITILの知識を深め、サービス品質の向上にさらに貢献したいと考えています。
4. 職種別・転職先に応じたアピールポイント
✅ 社内SE・情報システム部門に転職したい場合
- アカウント管理や資産管理の経験を詳しく書く
- ベンダー対応、システム導入時の関与経験があると◎
✅ ITサポート・テクニカルサポートへステップアップしたい場合
- ハードウェア/ソフトウェアの知識や、一次対応の範囲を明確に
- トラブルシューティングの事例や改善提案の実績を具体的に記載
✅ 未経験のエンジニア職を目指す場合
- ヘルプデスクでのIT機器・ネットワーク対応経験を基礎スキルとして提示
- 自主的に学んだ内容(資格取得、プログラミング学習)も強調する
5. 採用担当者がチェックしているポイント
注目される要素 | 解説 |
---|---|
対応範囲 | ハード/ソフト、何件/日・月に対応していたか |
使用ツール | IT系ソフトや管理ツールの使用経験 |
経験年数 | 長期的に対応していた実績は高評価 |
ユーザーとの接し方 | 丁寧さ、説明力、トラブル時の対応力など |
チーム連携 | 他部署やベンダーとのやりとりも記載できると◎ |
6. よくある質問(Q&A)
Q. ヘルプデスクでのバイト経験も書いていいですか?
▶ はい、アルバイトや契約社員の経験も立派な職歴です。
特に長期勤務・高い対応件数・責任ある業務をしていた場合は、正社員と同様に記載して問題ありません。
Q. ヘルプデスクの経験しかないけど、アピールになる?
▶ 十分アピールできます。
対応力・ITリテラシー・顧客応対スキルは、幅広い業界・職種で求められる汎用性の高いスキルです。
まとめ|ヘルプデスク経験は職務経歴書で強みにできる!
「職務経歴書 ヘルプデスク」というキーワードが示すように、ヘルプデスク業務の経験は、業務の幅と応用力のある価値あるキャリアです。
✅ 業務範囲・使用ツール・対応件数などを具体的に記載する
✅ コミュニケーション力や課題解決力も強調すると好印象
✅ 役割や実績を数字やエピソードで示すと説得力が増す
✅ テンプレートを活用してわかりやすく整えるのも◎
丁寧なサポートの経験は、あなたの強みです。職務経歴書でしっかり伝え、次のキャリアにつなげましょう。