【保育士の職務経歴書の書き方】採用担当に伝わるポイントと実例付きでわかりやすく解説!
保育士として転職を考えたときに、まず必要になるのが「職務経歴書」です。
履歴書だけでは伝えきれない現場経験や保育への想いを伝えるには、職務経歴書の書き方がカギとなります。
とはいえ、「どこまで詳しく書けばいいの?」「年齢別の担当クラスって書いたほうがいい?」など、具体的な書き方に悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「職務経歴書 保育士 書き方」というキーワードに基づき、保育士が職務経歴書を書くときの構成、記載項目、伝わるコツ、実際の記載例まで詳しく解説します。
1. 保育士の職務経歴書には何を書くべき?
保育士の職務経歴書では、「何年働いていたか」だけでは不十分です。
どのような環境で、どんな業務を担当し、どのような姿勢で保育に取り組んできたかまで具体的に書くことで、あなたの経験と人柄が伝わります。
✅ 主に記載すべき内容
項目 | 記載内容の例 |
---|---|
園の情報 | 園の種類(認可・無認可)、定員、保育方針、雇用形態など |
担当業務 | 年齢別のクラス、人数、担任・副担任などの立場 |
業務内容 | 日々の保育、行事運営、保護者対応、記録作業、チーム連携など |
実績・取り組み | 改善策の提案、評価された保育、担当行事での工夫など |
資格・スキル | 保育士資格、幼稚園教諭、子育て支援員、ICT活用スキルなど |
2. 職務経歴書の基本構成(保育士向け)
職務経歴書は、以下のような構成で書くのが一般的です。
📋 構成例
- 職務要約(全体のキャリアを数行でまとめる)
- 職務経歴(園ごとの勤務内容と期間を記載)
- 資格・スキル(業務に役立つ資格や得意分野)
- 自己PR(保育観や工夫した取り組みなど)
3. 【記載例】保育士の職務経歴書サンプル
職務経歴書
作成日:2024年3月28日
氏名:山田 彩花
【職務要約】
保育士として7年間、認可保育園にて0〜5歳児の担任および副担任を経験。特に1〜2歳児の発達段階に応じた保育や、保護者対応、環境構成に注力してきました。行事運営や保育環境の改善提案にも積極的に取り組み、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを行ってきました。
【職務経歴】
■社会福祉法人すこやか福祉会 なかよし保育園(2017年4月〜2024年3月)
雇用形態:正社員
定員:80名(0〜5歳児)/認可保育園
<担当>
・1歳児(担任/2年間・12名)
・3歳児(副担任/2年間・20名)
・5歳児(担任/1年間)
<主な業務内容>
・基本的生活習慣の援助(食事・排泄・睡眠・着替え)
・連絡帳・個別記録の作成、保護者面談対応
・季節行事(運動会、発表会、卒園式など)の企画・準備・進行
・異年齢交流活動の企画、園内研修の運営補助
・新卒職員の指導や実習生の受け入れ対応
<実績・取り組み>
・1歳児クラスで絵本の読み聞かせ回数を増やし、言語発達を促進(園内観察記録にて効果確認)
・保護者アンケートで「信頼できる担任」として90%以上の高評価を獲得
・卒園式の構成・演出を担当し、園長より表彰を受ける
【資格・スキル】
・保育士資格(2017年取得)
・幼稚園教諭二種免許
・子育て支援員(地域型保育)修了
・ピアノ伴奏・製作・手遊びに強みあり
・基本的なPCスキル(Word・Excel)
【自己PR】
子どもたち一人ひとりの個性と発達に寄り添いながら、「その子にとって最適な関わり方」を常に意識して保育を行っています。また、保護者や職員との信頼関係を大切にし、チームで協力しながら環境改善にも取り組んできました。今後は、より専門性の高い保育にも挑戦し、園全体の成長に貢献していきたいと考えています。
4. 書き方のコツ|保育士職務経歴書で好印象を与えるには?
✅ ① 担当クラスと年齢層は必ず書く
→ 採用担当は「どの年齢の保育が得意か」をチェックしています。
✅ ② 行事・運営への関わりもアピール
→ 運動会や発表会、卒園式などの運営経験は大きな強みです。
✅ ③ 保護者対応やチーム連携にも言及する
→ 信頼関係構築の姿勢が見えると好印象につながります。
✅ ④ 数字や評価を添えると説得力UP
→ 「保護者満足度90%」「担当児童数15名」など、具体的に。
5. よくある質問(Q&A)
Q. ブランクがある場合はどう書けばいい?
▶ 育児や介護などのブランクがある場合は、職務経歴とは別に簡単な説明を添えると丁寧な印象になります。
例:「2021年4月〜2022年3月は育児のため離職。保育関連の研修等に参加し、復帰に備えてまいりました。」
Q. パート・派遣でも書いていい?
▶ はい、問題ありません。雇用形態を明記しつつ、具体的な業務内容をきちんと書くことで、十分な評価対象になります。
まとめ|保育士の職務経歴書は「経験」と「想い」で伝える
「職務経歴書 保育士 書き方」というキーワードが示すとおり、保育士の職務経歴書ではどのような経験をし、どのような想いを持って子どもたちと向き合ってきたかが非常に重要です。
✅ 園の情報・担当クラス・業務内容を明確に記載
✅ 保育の中での工夫や成果を具体的にアピール
✅ 自己PRであなたの保育観や信念を伝える
✅ 雇用形態やブランクも正直に、前向きに表現する
あなたの経験は、必ずどこかの園で必要とされています。
丁寧で伝わる職務経歴書を作り、新たなステージでの保育に踏み出しましょう。